【設立の経緯】
日本においては、聴覚障がい者をはじめ障がい者に対しての認識や理解が欧米諸国に比べると著しく低く、その結果大人から子供までが心のどこかで、障がい者と健常者の間で壁を作ってしまっていると感じています。１９９８年に長野で開催されたパラリンピック以降、障がい者に対する理解や認知度は上がり、メディアにも取り上げられるようになったものの、デフ（聴覚障がい者）スポーツに関しては、パラリンピック対象外のため、認知度も低く、未だマイナー競技から脱却できていないように感じます。
しかし、今年2017年7月に開催されました第23回デフリンピックは、過去に類をみない盛り上がりを見せ、NHKはじめ各媒体社の取材があり、デフスポーツの認知度を上げる事におきまして大きな成果をあげました。
この盛り上がりを一過性にしては意味がありません。また障がい者が取り組むスポーツを福祉ではなく一般のスポーツとして世間に捉えてもらうことが大切です。憐れみや同情の対象ではなく、憧れや熱狂の対象にならなくてはなりません。
そのために私たちは、より競技に特化したデフビーチバレーボール協会を設立し、デフリンピックアスリート並びにデフリンピックを目指すアスリート等と広く連携、協力しながら、何よりも強く勝てるチームを築きます。また並行して健聴者のビーチバレーボール選手の協力も仰ぎ、全国レベルのスポーツ交流イベントや講演活動などを行う事で、デフと健聴者がお互いを理解し、ビーチバレーボールを通して聴覚障がい者と健聴者の垣根をなくしていきたいと考えています。その結果、デフの自立や積極的な社会参加の促進、青少年の健全な育成及び地域の活性化に寄与できると確信しております。
このような活動にはさまざまな契約行為が発生するため、任意団体では信用問題等で限界を感じる場面も多く、法人格の取得がその解決方法であると考え、一般社団法人を設立することに致しました。又、法人格を取得することでより多くの民間企業の協力も期待が出来るとともに、社会へのメッセージを強く発信できると考えています。

【代表者の略歴】
・2011年よりデフビーチバレーボールの日本代表監督として2017年までの6年間努める。
その間、2013年と2017年の2回、夏季デフリンピックの監督としてと同行。
2017年9月にこれまで所属していた一般社団法人日本デフバレーボール協会から別運営するために独立し新団体「一般社団法人日本デフビーチバレーボール協会」を設立。

・聴覚障がい者のビーチバレーボール競技の普及・発展事業
・聴覚障がい者のビーチバレーボール競技教室及びビーチバレーボール競技大会の開催事業
・聴覚障がい者の国際ビーチバレーボール競技大会への代表選手選定・派遣事業など

JPC、全日本ろうあ連盟の加盟団体であります。

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