障がい者

　平成27年2月1日の開所以来、同年9月30日までは、都市環境サービス㈱第2工場の一部でCD解体作業をしていました。ところが、その場所も十名弱で作業スペースは無くなってしまいます。利用者数が限界に達する前に新事業所を見つけて引っ越す必要がありました。
　そんな思いでいる時、町内の車異動で４～5分の所に、数年前まで建設業を営んでいた2階建てのプレハブ建築が空いているのを見つけることができました。平成27年10月1日から現在まで本事業所として使わせて頂いています。
　お陰様で本事業所も5年目を迎えていますが、多くの方が見学に来られました。そして実習を経て正式利用者様となっています。そして2年目・3年目・4年目と月日が流れてくると、本事業所を退所される方が現れてきます。体調を崩してお辞めになる方、B型事業所へ移られる方、理由は定かではありませんが突然お辞めになる方等様々な方がいらっしゃいました。そんな中、全退所者の三分の一の方が就労されていることは本事業所の大きな特徴となっています。
一般企業に障がい者枠で入社されたり、知り合いの運送業社に正社員で迎えられたり、それぞれの道が開かれていきました。大変素晴らしいことではありますが、本事業所にとって優秀な人材が去っていくのは半分残念な気持ちでもあります。しかし就労継続支援Ａ型事業所の特徴はここにあると考えていますので、これからも多くの人材が本事業所から巣立って就労していくことを願っています。
　2019年4月1日入社メンバーには特別支援学校卒業生が3名いらっしゃいます。やる気と元気のある3名は、支援員からの指示をしっかりと理解し、着実に実力を身に着けています。来年以降も特別支援学校卒業生の入社を心より期待しております。

母体である都市環境サービス㈱に集められるリサイクル品のうち、CDとDVDを本事業所に集めてきます。概略図で示します。
都市環境サービス㈱
　　　↓
①CD/DVDの解体（仕分け）《施設内作業》
・クリアーケース　・紙類　・円盤（CD/DVD）・ビニールゴミ　等に仕分けします。
　　　↓
②破砕作業《施設外作業》
・クリアーケースやCD/DVDを各々の破砕機に入れます。破砕された物はフレコン詰めされて出荷します。出荷作業は都市環境サービス㈱の仕事になります。

③LED解体作業《施設外作業》
・電動ドリルを主体としてLED照明の付属品等を解体します。解体品は細かく【鉄・アルミニウム・銅・ステンレス・他】に分別し都市環境サービス㈱に引き渡されます。

④発砲溶融作業《施設外作業》
・発砲スチロールを粉砕し、溶かして固める作業です。中でも粉砕機に入れてはいけない不純物を除去する作業が利用者様の仕事になります。複雑な物が多く、理解するまでに数か月は必要だと思います。溶融機の熱が夏場には非常に辛く、体調を崩しやすい環境です。ここでの頑張りが認められると、正社員への近道となっていきます。

⑤事務担当《施設外作業》
・母体の都市環境サービス㈱の事務を利用者と支援員が担当しています。
　・ドライバーの運行記録をまとめます
　・お客様のマニフェストを作成（日付記入・会社名の押印・他記入）します
　・マニフェスト記入後PCへの入力作業をします
　・会社案内冊子を作成します
　・お客様の接待（注文を伺い、お茶を出す）をします
　等々

・全国や神奈川県の実態からみても、就労継続支援A型事業所で有給休暇を取得できる事業所はほとんどありません。本事業所では労働者の権利として有給休暇の取得が入社半年経てばできます。
・発砲溶融作業は作業環境が厳しいため、最低賃金に上乗せして時給をお支払いしています。
・養護学校や支援学校の高等部卒業生の来春入社三名が決定しています。
・利用者数19名に対し支援員数6名は、どこの事業所にも負けない手厚さだと自負しています。

実績なし

無

神奈川県A型事業所連絡会　　全Aネット

1名

0名

0名

6021005010142

2015年2月1日

条例指定

監査は滞りなく済みましたが、
6/8（金）10:00神奈川県障害福祉課を理事長とサビ管の二人で訪問し、「経営改善計画の具体的改善策」について説明をしてきました。概ね了解していただきました。