旧西仙北町の「夢のある心やさしい元気な町」づくりをモットーに、福祉エリアの開発計画の推進を含めた事業の一環として、社会福祉法人柏仁会が設立された。
秋田県内では初めてで唯一の、ALS(特定疾患)専用居室を設けた(身体障がい者支援施設柏の郷)。平成17年開設の特別養護老人ホームありすの街は、当初は入所者定員数が30名であったが平成22年に20床増床し、より多くの老人介護のニーズに応えられるものとなった。
国の障がい者施策が、支援費制度から障害者自立支援法へと大きく転換される中で、柏仁会は市民からの要望が多かった、市の「相談支援事業所」の受託や障害者自立支援協議会の運営など、大仙市の福祉の先駆的役割を担う法人として大きな役割を果たしてきた。現在、多岐にわたる利用者ニーズを受け止めて、地域福祉の要としてその役割を果たしている。

自宅での生活が困難な方に入居していただき、個々のニーズに即した治療および介護やリハビリなど、自立生活へ向けた支援を行っている。また、趣味活動やさまざまな行事・地域との交流の充実を図っている。身体障がい者支援施設柏の郷・特別養護老人ホームありすの街・認知症対応型共同生活介護ありす刈和野の3事業所は共に、身体的・精神的ケアを専門スタッフ(ヘルパー・介護福祉士・看護師等)によって行っている。
食事、睡眠、排せつ介助等日常生活の基盤となる身体的なケアから、年間を通して多くのイベントを開催し利用者に参加して頂くことにより「家庭に居るような穏やかでふつうの生活」をしているという安心感や充実感を満たせるよう、きめ細やかな精神的ケアを,職員が一丸となって行っている。

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