「あいちの海」グリーンマップ(任意団体)
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団体ID |
1388424598
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法人の種類 |
任意団体
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団体名(法人名称) |
「あいちの海」グリーンマップ
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団体名ふりがな |
あいちのうみ ぐりーんまっぷ
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情報開示レベル |
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第三者認証マーク |
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団体の概要 |
「あいちの海」グリーンマップは、2005年愛・ちきゅう博愛知県館グリーンマップ館に世界初の海のグリーンマップを展示しようという目的を持って活動を始めました。グリーンマップは、本部がニューヨークにあり、世界50カ国以上で、地域の自然、社会文化的な資産を世界共通のアイコンで表すという多彩な活動をしています。
愛知県の海、伊勢湾・三河湾はかつてとても豊かな海でした。1959年、伊勢湾台風で高潮の大きな被害を受けた後、人の生活を守るために、大規模な護岸工事が行われました。陸と海の境目はコンクリートで固められ、海にとってはとても大切な干潟や浅場が失われていきました。コンクリートで切り離された海に人の関心の目がいかなくなってしまうにつれて、海の環境は悪化してきました。 10年も前のことです。目の前に三河湾の干潟が広がる小学校で、海の環境学習を担当したことがあります。そのとき、子どもたちに「海という言葉から連想する場所は?」と尋ねたところ、返ってきた答えは、「沖縄」「ハワイ」「伊豆」・・・残念ながら、三河湾という答えは返ってきませんでした。 「なぜ?」子どもたちは、「だって、三河湾はきたないでしょ。近寄りたくない。」と答えました。 決していい環境とは言えない三河湾にも素晴らしい生命の営みがあるのです。それを、一人でも多くの人に伝え、関心を持ってもらうことが、この海を守ることにつながるのでしょう。 2005年前後から、毎年続けているのが、ヨットに乗って佐久島へ行くツアーです。2017年は、大雨の翌日で赤潮が広範囲に広がりスナメリが近くまで寄ってきませんでしたが、例年はヨットの後ろまで近づいてくれます。 それと当会の活動によって発見できた知多半島の先端、南知多町大井でのクサフグの集団産卵観察会とウミホタルの観察会です。わたしたちが活動するこのフィールドには、知多半島では唯一の自然海岸と広範囲にひろがるアマモ場が残っています。ここは、伊勢湾台風後、他と同様に護岸工事の話が持ち上がったのですが、所有権の問題や地元の漁協の組合長の反対があり、幸運にも残された場所です。礫浜もあり、干潟もあり、アマモ場もありですから、全国でも有数の海の生物多様性が残された場所だと思います。 2007年、夜の干潟調査で夜行性のイトツキハナギンチャクの新種が見つかりました。2015年よりきしわだ自然資料館の学芸員さん、愛知みずほ大学の研究者が調査に協力をして下さっています。2016年は赤いナマコの新種、2017年は小型のミノウミウシの新種が発見されました。 わたしたちが力を入れてとりかかった活動があります。一昔前、市販されていたチリメンのパックの中には、イワシの稚魚以外の生き物が入っており、それを見つけると嬉しかった思い出があります。今は、消費者からの苦情があるので、しっかりと取り除いてあります。その不純物(チリメンモンスター)から生き物を見つけるワークショップです。これは、サマースクールや環境デイなごや等のイベント、学校の環境学習などで開催します。 活動を通じて痛感していることがあります。それは、よそ者から見ると素晴らしいと映る出来事が、地元の人たちには当たり前過ぎて、価値がないということです。クサフグの産卵もウミホタルの棲息も昔から会ったはずなのですが、気付いたのはよそ者であるわたしたちでした。チリメンモンスターも、名古屋などの町の子どもたちには、とても人気なのですが、産地の子どもたちは、見向きもしません。もったいない話です。 南知多町大井は、典型的な漁村でした。かつての日本にとって、漁業は基幹産業でしたから、この地域の人口は多く栄えていました。今は、毎年人口が減り続ける限界集落です。 地域の子どもたちは、中学校を終えたら、外へ出るのが当たり前と思っているようです。 自分が生まれ育った土地に自信が持てないでいます。でも、よそ者から見たら、素晴らしい自然や歴や土地のつながりがあります。それに気付いて欲しいと思います。 そこで始めたのが、地元の子どもたちによる昔の様子の聞き取りです。よそ者のお節介のように思われるかもしれません。でも、この活動を通じ、知多半島の先端の小さな町の魅力が浮き彫りになると確信しています。 「あいちの海」グリーンマップのメンバーの大半が名古屋市民です。最初は、本当によそ者でしたが、今では,地元の忘年会にも誘ってもらえるほどになりました。よそ者視点は捨てず、わたしたちがフィールドとして選んだ南知多町の小さな漁村と海を見守り続けていきたいと思います。 |
代表者役職 |
代表
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代表者氏名 |
大矢 晃
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代表者氏名ふりがな |
おおや あきら
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代表者兼職 |
医師
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主たる事業所の所在地 |
郵便番号 |
470-3501
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都道府県 |
愛知県
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市区町村 |
知多郡南知多町
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市区町村ふりがな |
ちたぐんみなみちたちょう
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詳細住所 |
大井字聖崎1-53
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詳細住所ふりがな |
おおいあざひじりざき
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お問い合わせ用メールアドレス |
a-ohya@sc.starcat.ne.jp
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電話番号
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電話番号 |
090-3852-9468
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連絡先区分 |
自宅・携帯電話
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連絡可能時間 |
8時00分~21時00分
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連絡可能曜日 |
月 火 水 木 金 土 日
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備考 |
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FAX番号 |
FAX番号 |
-
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連絡先区分 |
-
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連絡可能時間 |
-
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連絡可能曜日 |
-
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備考 |
-
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従たる事業所の所在地 |
郵便番号 |
467-0008
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都道府県 |
愛知県
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市区町村 |
名古屋市瑞穂区
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市区町村ふりがな |
なごやしみずほく
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詳細住所 |
村上町1-22-1
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詳細住所ふりがな |
むらかみちょう
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URL |
団体ホームページ |
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団体ブログ |
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X(旧Twitter) |
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代表者ホームページ(ブログ) |
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寄付 |
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ボランティア |
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関連ページ |
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閲覧書類 |
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設立年月日 |
2004年10月1日
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法人格取得年月日(法人設立登記年月日) |
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活動地域 |
県内
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中心となる活動地域(県) |
愛知県
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最新決算総額 |
100万円未満
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役員数・職員数合計 |
5名
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所轄官庁 |
愛知県
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所轄官庁局課名 |
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活動分野 |
主たる活動分野 |
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子ども、農山漁村・中山間、学術研究(理学)
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設立以来の主な活動実績 |
「あいちの海」グリーンマップは、2005年愛・ちきゅう博愛知県館グリーンマップ館に世界初の海のグリーンマップを展示しようという目的を持って活動を始めました。それまで、代表の大矢は家族で自然を体験学習をしようというグループに属していました。自ら独立して活動を始めたのは、愛知万博がきっかけです。2005年当時は、漁業権に関してはひじょうに神経質な周囲の雰囲気がありましたので、漁業権とは関係のないスナメリとアカウミガメを通して、海の環境を考えようということになりました。
万博終了後は、なごや環境大学共育講座、愛知県三河湾環境再生プロジェクトとして、三河湾に棲息する世界最小のイルカの一つであるスナメリウオッチングを目的とした「ヨットで佐久島へ!」を毎年開催しています。 それとは別に、わたしたちは南知多町長谷崎のアマモ場周辺をフィールドとして調査を続けています。ここにある礫浜で、大矢は、毎年クサフグが5~6月の大潮の二日前に集団産卵にやって来ることを突き止め、今ではその礫浜を守るための看板が建てられています。 また、夜行性生物の調査により、この場所にウミホタルが棲息していることを発見しました。これも毎年南知多町環境課、大井町づくり協議会と合同で観察会を行うことになりました。 その他、2007年にイトツキハナギンチャク新種、2016年にナマコ新種、2017年にミノウミウシ新種を発見しました。 |
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団体の目的
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10年も前のことです。目の前に三河湾の干潟が広がる小学校で、海の環境学習を担当したことがあります。そのとき、子どもたちに「海という言葉から連想する場所は?」と尋ねたところ、返ってきた答えは、「沖縄」「ハワイ」「伊豆」・・・残念ながら、三河湾という答えは返ってきませんでした。
「なぜ?」子どもたちは、「だって、三河湾はきたないでしょ。近寄りたくない。」と答えました。 決していい環境とは言えない三河湾にも素晴らしい生命の営みがあるのです。「あいちの海」グリーンマップは、身近な海に残されている素晴らしい自然を一人でも多くの人に伝え、関心を持ってもらうことを目的として活動をしています。 |
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団体の活動・業務
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①5月中旬 「ヨットで佐久島へ!」河和港よりヨットに乗って佐久島へ行きます。ヨットには、高い確 率でスナメリの親子が着いてきます。5月は、子育てのシーズンなので、息をするのが、あまり上手で ない赤ちゃんスナメリを連れた親子スナメリは頻繁に海上に上がってきますので、スナメリを見るに は、絶好の季節です。
②4月~8月 南知多町長谷崎アマモ場の生物調査 協力:きしわだ自然資料館学芸員 愛知みずほ大学 ③5月末~6月初旬 南知多町大井でクサフグ産卵観察会 ④愛知みずほ大学学生対象の生き物観察会 南知多町長谷崎 聖崎 ⑤8月初旬 南知多町聖崎で、ウミホタルの観察会 ⑥8月 南知多町で「チリメンモンスターをさがせ!」開催。なごや生物多様性センターサマーセミナーと して開催。名古屋から30名、現地で20名の募集 ⑦11月~1月 南知多町聖崎・長谷崎の夜行性生物調査 協力:きしわだ自然資料館学芸員 愛知みずほ大学 ⑧南知多町大井・片名地区の昔の様子聞き取り調査 協力:南知多町師崎中学校 大井小学校 |
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現在特に力を入れていること |
①南知多町長谷崎のあまもばの生き物調査
きしわだ自然資料館学芸員、愛知みずほ大学の協力のもとで、2018年に何らかの形にしたいと考えて います。 ②南知多町大井・片名地区の昔の様子聞き取り調査 おもに地元の子どもたちが、地域のお年寄りを訪ねて戦後間もない頃のこの地区の自然や生活の様 子を聞き取ります。 ③愛知県産チリメンモンスターを使った「チリメンモンスターをさがせ!」 おもにカタクチイワシの稚魚の集まりであるチリメンの中に混じった不純物(タツノオトシゴや カニ、イカ、タコの幼生、微少な浮遊貝など}を見つけ出す作業を通じ、海の生物多様性を実感 するワークショップです。名古屋などの都市部では、ひじょうに人気があるのですが、産地であ る地元では、廃棄物というイメージが強く、盛り上がりがありません。地元にある宝ですので、 地域の子どもたちに、なんとかその魅力を伝えたいと思います。 |
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今後の活動の方向性・ビジョン |
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定期刊行物 |
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団体の備考 |
わたしたちがフィールドで、「あいちの海」グリーンマップは、活動を始めた当初は、完全によそ者でしたが、今は、仲間に入れてもらっています。どこへ行っても、地元の人のような扱いを受けています。しかし、わたしたちは、この活動を続けて行くには、よそ者という視点をなくしてはならないと考えています。
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助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績 |
2005年~毎年 イオンイエローレシート
2006年 あいちモリコロ基金初期活動 2006年~2015年 なごや環境大学共育講座負担金 2016・2017年 あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業 2017年 あいちモリコロ基金展開期 |
他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績 |
生き物調査
・・・知多自然観察会 (市民団体} 愛知みずほ大学川瀬研究室 きしわだ自然資料館 中部大学森山昭彦研究室 南知多町環境課(所轄漁業協同組合との交渉・・・調査許可)なごや生物多様性センター 昔の様子聞き取り調査 ・・・大井町づくり協議会 南知多町立師崎中学校 大井小学校 南知多町教育委員会 チリメンモンスター ・・・大井町 |
企業・団体との協働・共同研究の実績 |
チリメンモンスターをさがせ!
・・・南知多町大井のチリメン屋さん 山庄水産 |
行政との協働(委託事業など)の実績 |
なごや生物多様性センターサマーセミナー開催・・・・「チリメンモンスターをさがせ!」
(参加者募集などの事務は名古屋市 資金は愛知県のあいち森と緑環境活動・学習推進事業) ・・・・・・2016・2017年 なごや環境大学共育講座・・・ヨットで佐久島へ! ・・・ 2006~2015年 愛知県三河湾環境再生プロジェクト・・・2016・2017年 |
最新決算総額 |
100万円未満
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会計年度開始月 |
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その他事業の有無 |
無
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収支報告
<収入の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | 2024年度(当年度)予算 | |
内訳 | 会費 |
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寄付金 |
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民間助成金 |
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公的補助金 |
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自主事業収入 |
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委託事業収入 |
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その他収入 |
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当期収入合計 |
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前期繰越金 |
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<支出の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | 2024年度(当年度)予算 |
当期支出合計 |
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内人件費 |
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次期繰越金 |
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備考 |
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貸借対照表
<資産の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | |
内訳 | 流動資産 |
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固定資産 |
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資産の部合計 |
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<負債の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | |
内訳 | 流動負債 |
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固定負債 |
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負債の部合計 |
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<正味財産の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | |
内訳 | 前期正味財産 |
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当期正味財産増減額 |
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当期正味財産合計 |
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収支報告
<収入の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | 2024年度(当年度)予算 | |
内訳 | 受取会費 |
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受取寄附金 |
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受取民間助成金 |
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受取公的補助金 |
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自主事業収入 |
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(うち介護事業収益) |
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委託事業収入 |
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(うち公益受託収益) |
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その他収益 |
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経常収益計 |
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<支出の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | 2024年度(当年度)予算 | |
内訳 | 事業費 |
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(うち人件費) |
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管理費 |
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(うち人件費) |
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経常費用計 |
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当期経常増減額 |
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経常外収益計 |
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経常外費用計 |
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経理区分振替額 |
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当期正味財産増減額 |
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前期繰越正味財産額 |
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次期繰越正味財産額 |
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備考 |
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貸借対照表
<資産の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | |
内訳 | 流動資産合計 |
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固定資産合計 |
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資産合計 |
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<負債及び正味財産の部> | 2022年度(前々年度)決算 | 2023年度(前年度)決算 | |
内訳 | 流動負債合計 |
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固定負債合計 |
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負債合計 |
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正味財産合計 |
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負債及び正味財産合計 |
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意志決定機構 |
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会員種別/会費/数 |
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加盟団体 |
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役員・職員内訳 |
役員数 | 事務局スタッフ数 | |
有給 | 常勤 |
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非常勤 |
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無給 | 常勤 |
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非常勤 |
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常勤職員数 |
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役員数・職員数合計 |
5名
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イベント時などの臨時ボランティア数 |
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報告者氏名 |
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報告者役職 |
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法人番号(法人マイナンバー) |
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認定有無 |
認定なし
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認定年月日 |
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認定満了日 |
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認定要件 |
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準拠している会計基準 |
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準拠している会計基準がその他の場合の会計基準名 |
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監査の実施 |
未実施
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監視・監督情報 |
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定款・会則 |
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最新役員名簿 |
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パンフレット |
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入会申込書 |
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退会申込書 |
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会員情報変更届 |
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研究費・助成金申請書 |
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その他事業に関する資料 |
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決算・事業報告
決算報告書 (活動計算書/収支計算書) |
決算報告書(貸借対照表) | 決算報告書(財産目録) | 事業報告書 |
2023年度(前年度)
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2022年度(前々年度)
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2021年度(前々々年度)
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2020年度
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2019年度
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予算・事業計画
予算書類 | 事業計画書 |
2024年度(当年度)
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2023年度(前年度)
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2022年度(前々年度)
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2021年度(前々々年度)
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2020年度
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