当法人は、急速な生活環境の変化と高齢化社会の到来により、疾病構造が変化し、がん・脳卒中・心臓病等の克服が共通の課題となってきた情勢を背景に、昭和58年12月の鹿児島県地域保健医療協議会の基本構想提言及び鹿児島県議会の伊敷分院有効利用促進決議などを受けて、県、(社)県医師会、(財)結核予防会県支部、(財)県成人病予防協会の四団体が、これまで実施してきた巡廻検診に加え施設検診、人間ドック及び啓発活動等のいわゆる総合保健事業を計画的に実施するため、昭和59年11月9日に設立した。そして、当法人は諸制度や施設設備を整備し、県民のがん、結核、循環器病等の集団検診、施設検診（精密検診等）人間ドック及び啓発活動等県民の健康の管理と保持増進を図るための事業の拠点となる施設、県民総合保健センターを昭和61年4月1日に開設し、年間約90万人の検診を実施しており、これまで約2500万人の検診状況となっている。代表者は理事長池田琢哉、現鹿児島県医師会長である。

がん、結核、循環器病等（以下「成人病等」という。）に係る次の事業を行う。
(1)成人病等の総合検診及び検査の実施
(2)成人病等の専門外来診療の実施
(3)保健医療に関する知識の普及及び啓発
(4)専門医療機関の紹介及び情報の還元
(5)保健医療の関する各種調査研究及び技術の研修
(6)他の検診保険医療機関との相互協力の促進
(7)(財)結核予防会、(財)日本対がん協会、(財)予防医学事業中央会の鹿児島県支部としての事業
(8)(1)、(2)の事業の実施に係る診療所の設置運営
(9)県民健康プラザ健康増進センターの管理運営の受託
(10)その他、保健医療に関する調査研究検査の受託等この法人の目的を達成するために必要な事業

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