平成7年　　鹿児島県新農村振興運動重点地区へ指定
平成7年　　鹿児島県農業農村コンクールで「美しい潤いのある村づくり」部門最優秀賞受賞
平成12年　鹿児島県「ひびけむらの祭り」での郷土芸能の表彰
平成13年　平成7年から継続実施していた美化活動に対して県より表彰
平成20年　鹿児島県材利用による茅葺休憩施設「やどうり」手づくり
平成21年　鹿児島県材利用による直売所施設「みちばた」建設
平成26年　鹿児島県による海岸美化清掃に対する表彰

合同歳の祝、集落運動会、農作業の結いわく、盆踊り、敬老会、共同清掃作業、集落葬儀など、集落内の行事を自発的に行い、結いの精神のもとに行ってきました。数年以内に徳之島をはじめとする奄美群島と沖縄諸島が、世界自然遺産に登録されることを前提に、本集落の大部分を占める海岸線が国立公園化されることが決まっており、これまでも継続してきた集落内と海岸線の美化活動が、大きな活動の柱である。
また休憩所「やどうり」を拠点とした島内外からの主要なお客様のおもてなし、主に週末に開店している直売所「みちばた」の運営も、本団体の主要な活動の一環である。

本地区は1864年に薩摩藩による過酷な砂糖の搾取政策への反発として起こった「犬田布騒動（一揆）」の発祥地であり、また太平洋戦争で撃沈させられた戦艦大和を祀る「戦艦大和を旗艦とする特攻艦隊戦没将士慰霊塔」が建立されている犬田布岬を擁する地区でもある。
まｔ自然環境の面では、平成30年をめどに「奄美・琉球世界自然遺産」の候補地となっている徳之島の西側海岸を有し、島内各所にみられる隆起性サンゴの織り成す海岸段丘の地形の中でも、最も景観的価値のある地区でもある。平成29年度には国立公園化が予定されており、その中には鹿児島県指定天然記念物、メランジュ堆積物を擁するミヤトバル海岸も含まれ、この海岸線で結ばれた本地区の環境の保全、文化の継承、そしてそれらをツーリストへおもてなしとしてサービス提供することは、伊仙町や徳之島のみならず、日本を代表して世界各国の皆様へのサービスの提供という自負を持っている。
今後はこれまで行ってきた集落伝統行事の運営と伝承のみならず、それらの活動が対外的に持ちうる意味も勘案しながら、対外的に”見せる”努力を行っていこうと考えている。幸いなことに、ここ10数年にわたって休憩施設や直売所の整備、また集落内には民泊施設や塩焚き小屋などの観光スポットも充実しており、今後はそれら個々の努力と、西犬田布集落全体の取り組みがより一体化することで、来訪されるお客様へのサービス提供の質を向上させ、さらに本事業の実施により、高齢者や子供たちを含めた地元住民と来訪者の交流場面を増やし、伊仙町、ひいては徳之島を代表するおもてなしの観光スポットとしての集落の魅力づくりに注力したいと考えている。

本地区園芸部会との共同関係においては、集落の農業経営の向上をめざし、高齢者の農作業の支援を共同で行っている。

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