代表理事：山口真史
<略歴>
2000年に奈良工業高専を中退し、翌年、関西学院大学入学と同時にNPO法人BrainHumanityで活動。卒業後、人材紹介の会社で2年弱勤め、2007年関西学院大学大学院にて教育学修士を取得するかたわら、NPO法人BrainHumanityなどで非常勤スタッフとして活動。
2009年からは中学・高校の教員（社会科）として担任・学年主任などを経験し退職。
2013年5月一般社団法人new-lookを設立し代表理事、TOB塾代表となる。
<設立経緯>
高校中退者は、少子化や通信制高校の増加などで減少傾向とはいえ、今年も全日制高校・定時制高校・通信制高校全体で約6万人（H25年）も存在する。また、自己責任や本人が怠けているといったイメージが根強く、あまり支援の焦点が当てられない存在である。その結果、高校中退するとどうしようもなく苦労する人生が待っているというイメージだけが社会に広がっており、そこから先に進もうとすることさえも諦めてしまう人たちもいる。また、家庭・経済的に困難な状況であることも多く、その次の一歩を踏み出せないものも多い。私は、自分自身が高専中退であり、また、教員経験もあるが、学校に残る人と中退を選択する人の間に、何か決定的に違いがあるようには感じられなかった。むしろ、高校中退を選ぶ人たちのほうが素直で面白い発想を持って生きているような思いがあった。この感性を今の「中退＝ダメなやつ」という価値観が大きい社会の中で、活かしていけはしないかと考えている。そんな、可能性を持った人たちと一緒に新しい人生を楽しんで作っていける場を作ろうと考えた。経済的な状況も含め、いろんなつらい状況を乗り越えられることができれば、きっと当人も社会も、もっと自然に自分の能力を発揮できるようになるのではないかと考え、そのために知識も経験もトータルにサポートし、ネガティブな考えと向き合って突き抜けられるような場所を作りたいと考え、一般社団法人new-lookを設立した。

<活動実績>
塾生：累計32名　
ボランティアスタッフ：累計54名　
(2015年8月)

・TOB塾(とぶじゅく)
現状から一歩を踏み出したい高校中退者を対象にした個別学習塾。
一人一人に合わせたカリキュラムで行う学習支援と、社会性とさまざまな経験の獲得を目指した社会体験支援で塾生の人間的な成長と、目標達成を目指す。
・となりのはたけ
TOB塾の社会体験活動の一環で、塾の隣にある畑で、農作業。週2回（1回2H）。
無理に会話するのではなく、自分のペースで会話しながら、土をいじり、野菜の成長を見守り収穫する。できた野菜の一部は、ガレージでご近所さんに販売する。
・ナイトクルージング
夜間街頭にいる若者たちを対象としたニーズ調査・相談窓口。
今の高校中退者たちがどのようなニーズや困りごとを持ち、どのような生活を送っているのかを調査するとともに、必要な支援がある場合は、その専門機関の紹介などを行う。
・ヒラケゴマプロジェクト
中退経験者（現社会人）に対するインタビュー動画メディア作成プロジェクト。
全国の高校中退者に向けて多様なロールモデルを発信し、現状から一歩を踏み出すためのきっかけを創る。

実績なし

無

13名

 

 

 

 

 

特になし