代表の中川は女が獅子舞をすることがありえない時代から獅子舞を始め、神社の氏子どころか、町内では第一人者であり、子どもの役がない男獅子としては全国的にも珍しい存在である。
東京在住になってからも毎年欠かさず獅子舞のために帰省をし、2017年で獅子舞歴は約30年となった。

数年前から神社の祭りに参加する獅子連が減り、閑散とした雰囲気を醸し出し、また、自身が所属する獅子連でも人手不足と質の低下を感じるようになった。

東京在住のため葛藤していたが、限界を感じ行政に相談。
中川のいる三木町は日本全国で最初に「獅子舞フェスタ」を行い、「獅子たちの里」と称している。
しかし、行政が今すぐ保存活動に乗り出せないことと、獅子舞についての認識の違いから、自身で始めることを決意した。

行動が被らないことと協力関係を築くために「讃岐獅子舞保存会」代表と会合。役割分担を確認し、自身の所属する田中雷八幡神社の氏子衆より代表を募り「雷会」を結成。

2017年度の秋祭りについて定期的な意見交換と交流を図り、webサイトへの情報の集約、獅子舞の格好良さを伝えるためのプロモ動画の作成、各獅子連の舞を保存するための保存動画の撮影、結託の証として揃いののぼりを作成した。

また、各獅子組ごとの活動はあっても、神社の氏子での結束は前例がなく、さらに勢いがあることから、他地域から交流会に参加を希望する者が増えた。

そして出来上がった動画や讃岐獅子舞保存会の資料を元に都内で呼びかけ、10人以上の獅子舞希望者を集めている。

▶︎東京都内
①神社の氏子獅子の情報を集めて整理し、webサイトに掲載
②西荻窪での獅子舞活動（会合および練習）
③西荻窪で獅子舞を行うための道具の調達
④獅子舞資料の設置先開拓、支援者探し

▶︎香川県
①雷会の成長と継続のために定期的会合の設定および仕掛けの企画
②讃岐獅子舞保存会との連携
③三木町の行政へ定期的な相談と活動報告および協力要請
④獅子舞がみられる祭、イベント情報の収集および各獅子組から歴史や現状のヒアリング

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