2005年９月から当NPOの代表が所属した団体で、経済的・精神的自立に困難を抱える若者の支援に関わるようになり、キャリアコンサルティング的側面での支援を中心としていた団体の方針ではなく、自分なりの、障害を抱える若者まで視野に入れた支援のあり方を目指して2010年7月に退職し、同12月にNPO設立。2011年1月から岐阜市内に団体の拠点となるコミュニティ･カフェわおんを開設。同3月、法人格取得。同時発生した東日本大震災の被災地支援に傾注。東北には2016年3月までに8回訪問。その間、カフェわおんを利用した避難者に対するサロン展開、追悼イベントなどを開催し、東北支援に努めている。その過程で出会った石巻市出身の男性の支援を通じ、当NPOによる石巻焼きそばの製造販売の流れを確立。イベントやお祭りを中心に出店する中で、無行状態の若者を関わらせ、彼らの支援のツールとして活用している。
2012年1月から13年3月には岐阜県委託「地域づくり支援事業」実施。岐阜市近郊の高齢化の進んだ市営住宅団地の支援と若者の出番作りを絡め、週1回の交流サロンの開催、配食サービスの試行、市営団地独自の盆踊り大会の開催など、高齢独居世帯の見守り活動を行った。
2013年から現在まで、岐阜市中央青少年会館主催若者ジャンプアップ講座「サテライトわおん」を年7回程度定期的に開催。支援を求めている若者だけでなく、若者の支援に関心がある人たちとの交流の場を提供。若者支援に対する啓蒙活動として一定の評価を得ている。
2015年から現在まで、岐阜市生活福祉課委託「寄り添い型学習等支援事業」を、（一社）ぎふ学習支援ネットワークの一員として受託し、困窮世帯の小中学生の学習支援および食事提供を一体化した「ゆーがたハウス」を展開。
2016年から現在まで、岐阜市生活福祉課委託「社会的居場所提供事業」を（一社）よりそいネットワークぎふの一員として受託し、居場所「いっぽいっぽ」にやってくる支援対象者の「やること作り」と「プチ起業」の実践として、石焼き芋の路上販売を提案。実施。
2016年7月から現在まで、岐阜市内に新たな拠点としてコミュニティ・ハウス「わがや’ｎわおん」を設置。駄菓子屋を開設し、地域の子どもたちの居場所作りに努め、ゆーがたハウスとの連動を深めている。
2016年からは岐阜市生活福祉課「就労準備支援事業」を受託し、生活困窮者の、就労に向けての継続的な支援として上述の様々な現場と絡めた職場体験活動を提供している。
2017年9月からは障がい者・児および難病患者に対する相談支援事業の認可を得て、障がい福祉サービスの利用に関する計画相談を新たな事業として展開し始めた。
他、丹波市の豪雨被害、熊本地震、2017年九州北部豪雨発生後、炊き出し支援や救援物資支援などを行い、岐阜市民の想いを被災地に届け続けている。

法人定款より抜粋

（事業）
第５条　この法人は、第３条の目的を達成するため、特定非営利活動に係る事業として次の事業を行う。
（１）地域の情報収集、情報発信、つながりを創出できる拠点の運営に関する事業
（２）地域住民が安心して暮らせる地域福祉サービス事業
（３）地域住民の益に資するイベントの企画・運営等に関する事業
（４）地域社会が主体となった人材育成プログラムの開発・運営等に関する事業
（５）事業を推進するための講演会・講習会・研究会・発表会等の開催および講師派遣
（６）事業を推進するための出版物の刊行及び販売事業
（７）事業を推進するための物品の製造・販売事業
（８）第３条の目的に一致する国・地方公共団体・企業等の団体が募集する事業の受託
（９）障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく特定相談支援事業
（１０）児童福祉法に基づく障害児相談支援事業

無