当センターは、働く意欲のある高齢者３３名によって結成された任意団体「佐倉市高齢者働く会」を母体として昭和５６年１０月に社団法人佐倉市シルバー人材センターとして設立されました。以来３５年が経過し会員数約１，０００名の団体として、高齢者の就業機会を提供するシルバー事業を積極的に展開しております。この間、平成２４年４月に公益社団法人に移行し、平成２６年４月には訪問介護事業所を開設いたしました。訪問介護事業への参画については、現会長である田中千俊が副会長時代から２年間の歳月をかけて全国シルバー人材センターの実情を調査するなど並々ならぬ熱意を持って、千葉県シルバー人材センターで唯一の事業所立ち上げに至っております。今後は更に、高齢者支援事業に力を注ぎ、会員の就業機会拡大に止まらず、地域への貢献を果たしてゆく覚悟で運営しています。

高齢化が進む中、高齢者の多様なニーズに対応するシルバー人材センターに大きな期待が寄せられているなど、地域社会における当センターの役割は益々重要性を帯びてきています。昨年より佐倉市との共催で「シルバーフェスタ」を実施して内外に活動をアピールするなど宣伝活動を活発化したことで、市民や企業の認知理解度も高まり自治体との関係もより強くなって、新規事業への大きな弾みがつきました。また、訪問介護事業所も３年目に入り介護ヘルパーが不足している状況下、着実に実績を伸ばしています。高齢者の生活支援として始めたワンコインサービスも順調で、当センターの昨年度の年間受注件数は１５，０００件を超えて県内１位、受注契約金額は４億８千万円で前年比１０１％と堅調に推移しています。

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