平成１８年３月２７日に天草2市8町が合併し、社会福祉協議会も同時に合併しました。合併前のそれぞれの事業を継承しながら、きめ細やかな福祉サービスの提供に努めています。
　平成20年度から開始した小地域における地域福祉ネットワーク事業については、地域における見守り活動の強化と合わせ、事業所等による見守り活動を推進する目的で、市内の事業所との協定を結び住民一人一人が安心して暮らせる支え合いのまちづくりを推進しています。また、ボランティア活動の活性化も重点項目として取り組んでいます。その他、県内初の取り組みとなった介護支援ボランティア事業の開始。生活困窮者対策事業としての墓地管理サービス事業の実施。民間事業所の参入しずらかった地域でへのグループホームや小規模多機能施設の開設等も行い、介護サービスの提供も行っております。合併10年を経過した平成28年には、本会独自の「社協発展強化計画」を職員手作りにより作成し、よりよい事業展開を図るとともに、福祉は人なりを合言葉に職員の育成指導にも力を入れているところです。今後の重点事業としては、地域通貨券を利用した住民相互の会員制による生活支援事業「ほっと安心サービス事業」。高齢者等の権利擁護としての成年後見センター事業の実施。福祉教育の一環として開始した「子供民生委員の委嘱」などに力を入れ、「誰もが安心して暮らせる支え合いのまちづくり」～福祉文化の薫るしまづくり～を目指し、時流に乗った組織として、市民から必要とされる社会福祉協議会として、行政・市民と一体となり地域福祉の充実により、安心安全なまちづくりを継続していく計画です。

地域福祉を推進する中核的な団体として、誰もが安心して暮らすことのできる福祉のまちづくりを推進することを使命として、天草市における社会福祉事業その他社会福祉を目的とする事業の健全な発達及び社会福祉に関する活動の活性化により、地域福祉の推進を図ることを目的としています。
地域福祉としては、ふれあいいきいきサロンの充実やサロン交流大会を開催するなど高齢者や障がい者の生きがいと健康づくりや介護予防事業に力を注いでいる。また、介護支援ボランティア事業やシルバーファッションショーの開催など社会参加を目的とした事業も実施しています。見守り体制の強化とともに地域福祉活動計画に基づいた各種事業にも取り組んでします。
住民参加によるファミリーサポートセンター事業や地域通貨を活用した生活支援事業としての「ほっと安心サポート事業」、高齢者の権利擁護事業としての法人後見や福祉サービス利用援助を推進する成年後見センターの設立、また、介護保険事業、障がい者福祉サービス事業の実施も行っている。さらに地域包括支援センターも受託しており、地域包括ケアシステムの構築を目指しています。そのほか、生活困窮者対策として、自立相談支援事業、家計相談支援事業及び鐘楼準備支援事業にも取り組み、専門の相談員を配置し事業の充実を図っています。また、天草市の人材育成のため、熊本県指定介護職員初任者研修にも取り組み、介護人材の確保にとどまらず、介護の普及啓発事業としても位置づけ取り組んでいます。本会では、このように多岐にわたる事業展開を行っていますが、事業に見直しや検証を行い、計画的な事業展開を図ることを目的に、平成２８年度に天草市社協発展強化計画を策定し、計画的な地域福祉の充実を進めています。

５か年計画として策定した「発展強化計画」の進捗管理と合わせ事業の見直しや新たな事業展開を積極的に行います。
今後は、「介護予防」「生活支援」をキーワードとして、地域包括ケアシステムの確立に向け本会の役割を十分に発揮していこうと考えます。

無