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中造工【2020年度 ものづくり体験講座】 海上技術安全研究所 講演

当会では、日本財団より助成金の交付を受け、
次世代を担う子ども達に造船業を通してものづくりの素晴らしさを知ってもらうため、
また地域住民の方々には、造船業が地場産業としての重要な産業であることを再確認してもらうために
「進水式や造船所の見学会」を行っています。

本年度も、造船業の盛んな地域に所在する小中学校を対象に「ものづくり体験講座」を実施しました。
この講座は、造船業の盛んな地域において、地元の重要産業である造船について学びながら
造船業はもちろん理数系の教科にも興味関心を持ってもらうため、
また、将来の進路を考えるきっかけにしてほしいという願いのもと実施しています。
(講座実施校と実施日は、本文最後に記載)

◎ものづくり体験講座 海上技術安全研究所 穴井 陽祐 氏 講演

前回のガイダンスで、船が私達の生活に欠かせないことを学習しました。
穴井先生には、その船がどのように造られているか、どんな構造になっているのかなどを
教えていただきました。
実際に海上を航行する船から撮影した動画も見せてもらいましたが
波で上下に大きく揺れているのがよくわかりました。
こんな大きな波にも耐えられるよう、しかし荷物をたくさん積めるように、
船体は軽くて丈夫な構造になっています。

船の要である「浮力」や、船の面積を求める計算問題にもチャレンジしてもらいました。
積極的に、前に出て図を指差しながら自分の考えを発表してくれた生徒もいました。
難しかったかもしれませんが、穴井先生自身も元々は文系で
高校時代、数学で「微分・積分」を学習した時、それが実社会でも生かされているのを知り
おもしろそうと感じて理系に転向したのだそうです。

また、須崎市立朝ヶ丘中学校、広島大学附属三原小学校、佐伯市立彦陽中学校では、
海上技術安全研究所と当会で開発した「造船工学キット」を使って
「ブロック建造」を体感してもらいました。
班ごとに1隻、船体上部(海面より上に出る部分という想定)を、船首部、平行部2つ、船尾部、上部構造部
というブロックに分けて作り最後に合体させます。

まずは平行部の厚紙を切り出し、1枚の紙の状態で手に持ってみると、
簡単に曲がりふにゃふにゃです。
そこに「骨材」として、細長く切り出した紙を2本、垂直に取り付けてみると
先程のように簡単には曲がりません。
たった2本の細い骨材を付けただけなのに明らかに強度が増したことを体感した子ども達からは
「おおー!すごい!」と驚きの声が上がりました。

小中学校で学ぶ数学や理科を応用し、すべて考え抜かれて設計されている船。
「ダイナミックだけど緻密で繊細」というのが、船造りの魅力でもあると思います。
少しでも興味をもってもらえたらうれしいです!

穴井先生、有意義な時間をありがとうございました!

講座実施校及び実施日
・呉市立仁方中学校 1年生  8月20日(リモート実施)
・今治市立近見中学校 1年生 9月30日(リモート実施)
・須崎市立朝ヶ丘中学校 1年生  10月6日
・須崎市立多ノ郷小学校 5年生  同上
・広島大学附属三原小学校 5年生  10月28日
・下関市立夢が丘中学校 1年生 10月29日
・下関市立菊川中学校   1年生 同上
・宇和島市立城北中学校 1年生 11月20日(リモート実施)
・佐伯市立彦陽中学校 2年生 11月27日

下関市立菊川中学校 船はどのように造られているのでしょう?

ブロック建造に挑戦!部材を切り出していきます

力を合わせて1つの船を完成させました

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