事業成果物名 |
子どもと高齢者の新たな居場所づくりとコミュニケーション力の向上事業
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団体名 |
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事業成果物概要 |
少子高齢化に伴う人口の減少により、地域の子どもと高齢者の居場所が少なくなってきている。地域行政は、人、財難の時代をむかえ市町村単位での事業も収縮されており、地域住民の主体性をもった居場所づくりを推進している。しかし、地域リーダーの高齢化や後継者不足、価値観の相違や核家族化による家庭教育、地域の教育力と福祉力の衰退が懸念されている。コミュニティの活力を維持継続していくためには、地域の次代を担う世代の育成と居場所づくりが必要不可欠である。きらりよしじまネットワークでは、このたびの助成金を活用し次のような目的で事業を実施させていただいた。 様々な体験活動や食育を通して、大人と子ども達のコミュニュケーションの場をつくるとともに、活動に協力する高齢者の生きがいづくりと新たなサロンとしての機能を持つ「地域そばや」を開設し、子どもたちや高齢者の居場所の拡充を図った。
また、職員や協力スタッフの企画運営力のスキルアップのため研修会を開催し、今後の事業の充実を図った。 ①地域そば屋の開設 21年5月23日~22年3月12日まで延べ参加人数:児童366人 高齢者674人 延べ協力者数:126人 講師数7名 ②スキルアップ研修会 21年10月16日(金) 講師:東北大学福祉経済学研究員 佐藤英仁氏 概要:基調講演「数値化からみる地域福祉の在り方」 理事、事務局対象ワークショップ 30人参加 高齢者向けスキルアップ教室 8月7日 講師:(財)長寿社会開発センター常務理事 石黒秀喜氏 概要:基調講演「人生のゴールを見つめよう」 成果と課題 ①については当初、雪の降る冬期間の開催は予定していなかったが、21年度は暖冬のため雪の量が少なく、冬期間の開催ができた。自治会単位やボランティ会が積極的に住民に対して参加の斡旋をしていただいた。学校での総合学習と連動して開催した学校そば屋は、参加した児童と高齢者の手紙の交換があったり、非日常的なそば打ちを通して子どもたちと高齢者のコミュニケーションの時間を持てたことは、担任の先生や校長先生から高い評価をいただいた。次年度についても学年を変えて継続してほしいとの要望をいただいた。 わんぱくキッズと燦燦塾での連携したそば打ちサロンは、回数を重ねるごとに技術をマスターする者も出てきて、新しいリーダーを見つけることができた。自治会単位では、ボランティア会に積極的に参加をしていただき、子ども会行事やスポーツ少年団等と一緒に開催をしていただいた。地区祭(ふれあい祭)では、振る舞いそばを行ったが、うまく作れずスプーンでそばを食べるという失敗談もある。今回の協力者については、若い世代層(25歳~37歳)に協力をお願いしたところ、平均7名程度がサポートしてくれた。今後の課題としては、予算的なところもあるが継続して実施するため当NOPの事業に予算化していきたいと考えている。 ②は地域課題の一つである高齢者支援を次期地区計画(平成24年度より)にどのように計画化することについて、講師を招いて講演をいただいた。佐藤氏からは地域の現状を数値化して、対比の中から目標値を設定して計画化していくことの必要性を学ぶことができた。地域でやれることと、やれないことの見極めと協働の形をどのように進めるかが今後の課題となる。町職員にも参加を促したが、夜間の講演とワークショップのため参加いただけなかったのが残念であった。22年度は住民ワークショップ(4回/年)の中で、再度佐藤氏を招いて研究を進めていきたいと考えている。高齢者向けスキルアップ教室では、アルツハイマーの予防も大切だが、家庭の中でその様な人が出た時に、どのように受け入れるか、また、地域でもどのように支援していけるかを日頃のつきあいや話し合いの中で、考える必要がある。そして、本人も健康なうちから自分のおいたちや歴史を記録しておくことも必要であるとの話をいただいた。「老い仕度」のススメついては今後、進めていきたい。 |
助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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