事業成果物名

2010年度 子ども海辺の環境リポーター事業

団体名

事業成果物概要

1.事業名
2010年度子ども海辺の環境リポーター事業

2.目的
周囲を海に囲まれた「兵庫県立いえしま自然体験センター」で、小学5~6年生・中学1年生が、海辺の自然に触れ、発見する喜びや感動を味わい、写真撮影などを通して自らの目線で、海の生物や海藻、植物など興味深いものをリポートし、センターや学校、家庭で継続して調査・研究することによって、実践型で完成度の高い「海辺の環境学習プログラム」を創り上げることを目的としています。

3.事業内容
 子ども海辺の環境リポーター事業も3年計画の3回目を迎え、108名の説明会希望者から選ばれたスタンダードコース25名(研究途中辞退2名)とスタンダードコースを終了した中から10名が希望し、選ばれた5名のアドバンスコース、総勢30名でスタートした。
 当センターの海辺の豊かな自然にふれ、発見する喜びや感動を味わい、自らの目線で海の生物や植物等、興味深いものを1年かけて調査・研究することにより、実践型で完成度の高い「海辺の環境学習プログラム」を創り上げることを目指した。本物の自然・高度な研究機器・経験豊かなセンター職員の指導、また、子どもたちの気づきや安全面・生活面のサポートをしたファシリテーターとが相まって子どもたちの研究意欲も高まった。さらに、子どもたちのリポートを創り上げる過程では環境教育の専門家である大学教授等からマンツーマンで指導を受け、研究の精度を高めることができた。2011年3月20日には研究発表大会を開催し、子どもたちは環境学習センターの光マルチスクリーンに映し出された自らのリポートを堂々と発表することができた。
 本事業も3回目の最終年となり、ファシリテーターが「気づかせる」、教授が「専門的な指導をする」、センター職員がリポートを「まとめさせる」という形ができあがった。3年目となると似通った研究テーマもでてきたが、さらに発展させたものや、違う観点からのリポートがでてきたりと、リポートのレベルは年々高まってきている。本年度のアドバンスコースでは、数値データを必ずとるなど、「スタンダードで研究したことをさらに高める」という趣旨を踏まえた研究となり、コース設置の目的が達成できた。参加者アンケートから、将来理科を生かした仕事に就きたい、研究者(学者)になりたいという者が、研究前の50%から研究後は73%に増加していることからもこの事業のねらいが達成できたことを裏付けている。

助成機関

事業成果物種類

報告書

事業成果物

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