事業成果物名 |
2010/12/11「虐待の真実」シンポジウム
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団体名 |
デュープレックスファミリー(子ども支援・虐待予防)
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事業成果物概要 |
2010年12月11日
第二回目「虐待の真実」シンポジウムを、港区にある駐健保会館会議室にて開催しました。 ゲストスピーカーに第一回目にも協力いただいた ミュージシャンのイクラさん、その実弟であるスイカさん(仮名) そして、NPO法人日向ぼっこの渡井さんにお越し頂きお話を伺いました。 【イベントの趣旨】 私たちの目指す者は「児童虐待発生予防」です。 児童虐待が起こる前に防ぐ、そのためには市民一人一人の意識が変わる事が重要だと考えています。 しかし、「児童虐待」に関わりのない人々にとってこの問題は、自分とは無関係なことであり 他人事でしかないのが現状です。 私たちはまずは、届けられる人だけにでも 当事者の生の声を聴いてもらい、痛みを知り、心で感じてもらい、再考してもらうことを目的にイベントを開催しました。 25名の方に参加いただきました。 以下、当日の報告をいたします。 (※基調講演の内容に関してはプライバシーの関係上、一部に留めさせていただきます。) ここではプロジェクト発足の経緯、どうして私たちがこの児童虐待問題に取り組むのかということ そして社会の現状をお話し、会をスタートしました。 渡井さんからは、社会的養護を中心にお話頂きました。 参加者の方と対話しながらお話する渡井さんの姿が印象的でした。 過去にイクラさん、スイカさんの体験された虐待について、そして家族間について 対談形式でお話をしました。 ミュージシャンであるイクラさんの歌も含めて、開場には涙をすする音が聞こえました。 ワーク 各テーブル4人ごとに分かれて 「自分たちの考える虐待予防」について意見交換をしました。 主に以下の三つの項目に意見が分かれました。 ◯子どもに対して ・逃げる場所をつくる ・子どもの権利を学んでおく(困った時は逃げてもいいという事を含め) ・親以外の大人と触れ合う機会を持つ ◯親に対して ・子育てに関する勉強 ・虐待をしてしまった親へのケアを充実させる ◯社会に対して ・教育福祉機関の連携充実/情報共有 ・地域のつながり強化 ・家庭の孤立を防ぐ 以上のような意見がでました。 時間の関係上、これ以上深堀できなかったのが残念ではありましたが 参加者のほとんどの方が共通した意識を持っていました。 みんな行きたい道は見えているのではないかと感じますし すでに様々な活動が進んでいます。 派手ではないが、地道な活動に意味があると思います。 しかし、それぞれがバラバラに活動しているよりも協力した方がさらに前進する早さは変わるでしょう。 私たちプロジェクトが行ったのは まず、一般市民に児童虐待を知ってもらうこと、 そしてもう一度考え、自分たちの言葉でそれを伝えて行ってもらえるよう 切っ掛けをつくることでした。 平成23年は次のステップとして、学生との恊働を考えています。 もし関心のある学生がいましたら共に企画段階から協力いただけたら 嬉しく思います。 よければご連絡ください。 よろしくお願いします。 |
助成機関 |
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事業成果物種類 |
講演録
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事業成果物 |