事業成果物名

ガマ(壕)の調査報告

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事業成果物概要

今回は、沖縄県糸満市で、沖縄弁で「ガマ」と呼ばれる自然壕の調査を行いましたので、ご報告いたします。

9月1日~4日まで、沖縄県糸満市内にある戦時中の壕を5か所調査いたしました。
この5か所はすべて遺骨収集は完了したとのことでしたが、5か所のうち3か所に多数の御遺骨が残されている可能性が大きいことがわかりました。

そのうちの1か所の壕の名前は「陸軍病院本部壕」と呼ばれ、修学旅行生の平和学習でも使われているようですが、現在ではあまり人が来るような場所ではありません。

今回の調査で入口より約35メートル付近にある地下水の水たまりより奥の部分とその手前あたりに、多数の御遺骨があることがわかってきました。

水より手前は掘削が可能ですが、奥の水たまりの調査は大変な作業となりそうです。
調査では水は水深が深く(約2M~5M)、ポンプで水をくみ上げても1日以上かかるかと思われます。
また、水をくみ上げても雨水以外に地下より湧いてくる水がありますので、作業自体はかなり迅速に行うと同時に、それなりの設備が必要となります。

今後本会は、沖縄県、沖縄県戦没者遺骨収集情報センターなど関係機関へ報告すると同時に、早急に作業に取り掛かれる体制を造っていきたいと考えております。

この壕では、約24~30人が自決したという資料がありますが、実際にはそれだけの御遺骨は収容されていないようです。

さらに詳しい情報は、今後調査したいと思います。
今回は活動のご報告まで。

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ガマ(壕)の調査報告

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