１．　レーザ・アークハイブリッド溶接実証試験装置の設計製作：
レーザ・アークハイブリッド溶接の実用化に向けた課題抽出などを目的として，溶接長5mの溶接を可能とする実証試験装置を設計・製作した．
製作した実証試験装置により，溶接長5mの溶接施工が可能であること，より長大な溶接長の施工を行うための装置において，具備すべき機構や本実証装置の機能として改良すべき項目などの抽出を達成した．

２．　レーザ・アークハイブリッド溶接継手の評価．検査方法の検討：
（一財）日本船舶技術研究協会を事務局として設置された「船舶建造高品質化・効率化技術の調査研究（レーザ溶接実用化のための調査研究）委員会継手強度評価WG」において討議された溶接施工承認取得試験案に沿って，曲げ疲労試験を中心とする種々の評価試験を行い，レーザ・アークハイブリッド溶接継手が十分な疲労強度を有することを確認した．
また，5m溶接試験体の非破壊検査を実施し，溶接欠陥低減対策として，T継手ではスティフナ押さえ機構の改良が必要であること，T継手・突合せ継手の両者で，適切な仮付け方策の更なる検討が必要であることを確認した．

報告書

事業成果物名	成果報告書
ファイル	形式：PDF　容量：226KB
事業成果物名	船舶建造高品質化・効率化技術の調査研究（レーザー溶接実用化のための調査研究）
URL	http://nippon.zaidan.info/jigyo/2013/0000080569/jigyo_info.html