事業成果物名

2013年度 廃校を利用した海を中心としたふるさと学習館の設置

団体名

事業成果物概要

ふるさと大島学習館 概要
1.所在地 周防大島について

1)古事記の国生み神話に登場する山口県周防大島(屋代島)は金魚の形をした瀬戸内海西部で本州と四国の間の半分を仕切る3番目に大きな島です。
2)江戸後期に人口の爆発的増加が起こり江戸天保期には約6万人となるが、この過密な人口は江戸時代は大工・左官・石工や北前船の乗組員などにも出掛け、明治に入るとハワイ移民、フィリピンへの出稼ぎなどを多く輩出しています。
又畿内と九州・アジア諸国との言わば海の国道一号線の要所であり、人の交流は盛んな土地でした。
3)江戸時代に開発された小松塩田は北前船で東北・北海道まで塩を送り、その帰り船は蜜柑や綿花の肥料として重宝された海産物の入手を容易にし、関西との船便が綿製品の家内工業を発達させました。戦国時代までは津々浦々が半農半漁の海賊の生活圏であり村上水軍最後の頭領村上武吉はこの地で生涯を終えている。
農地に縛り付けられた農民を中心とした江戸時代でも土地を離れ島の外へ出ることを特別の事としない気風があった。
4)しかし高度経済成長期以来猛烈な勢いで人口流出が続き、今や2万人を割るまでの過疎高齢化が進んでいます。
5)島の外に住む大島出身者は島の人口の数倍といわれ、孫や子を連れて盆や正月に集中的帰省するので「島が沈む」と言われるほどです。

2.学習館設置の動機
民俗学者宮本常一の出身地だけに平成の大合併時4館あった歴史民俗資料館の内、島の西端の大島歴史民俗資料館は閉館となりました。廃校の2教室を町から借り受け 海と生きた先人の足跡を4テーマに絞った馴染み易い資料館です。

3学習館の制作
展示室の内装や塗装、照明・電気配線、写真、パネル、DVD全て仲間が手作りしました。
手作りのパネルの接続部分には、島に異常繁茂しのん太の会竹林整備に汗を流した事から竹を活用しました。
又 他の歴史民俗資料館と重複する内容は他館との連携に任せ、この地区に特筆出来る物を映像とパネルで解りやすい内容に纏めました。DVDも高齢者集団で制作しました

島と縁の時折帰省する島出身者・その子や孫、島を訪れる人達に楽しん頂いています。

内容は添付のパンフレットの中の項目で簡単に知ることが出来ます。

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