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平成25年度企画展「横浜港と関東大震災ー震災からの復興―」チラシ・図録表紙

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事業成果物概要

2013年は、1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災から90年目の節目の年にあたります。
相模湾沖を震源としたM7.9の大地震は、京浜地方を中心とした広い範囲に非常に大きな被害をもたらしました。当時、横浜港は国の直轄港として日本の貿易の中心地となっていました。明治中期からの築港工事を経て東洋一の近代的な設備を誇った横浜港でしたが、震災により、桟橋や岸壁をはじめとした港湾設備はほとんどが灰燼に帰し、貿易の再開が危ぶまれるほどの壊滅状態となりました。しかし、地震発生直後から、横浜港は焼け出され港に避難してきた市民を救助する場となり、地方へ避難していく人々を送り出す場所となりました。また一方では、壊滅した港湾設備の復旧・復興が急がれました。横浜港は日本経済の行く末を左右する重要な港であったため、震災から50日後には復旧工事が開始されました。
震災後、これまで横浜港の独占状態であった生糸貿易が神戸港に移り、外国貿易額も神戸港に抜かれます。震災が横浜港の貿易を大きく停滞させました。しかし横浜市、横浜の経済人、港湾関係者を中心とした復興に向けた活発な動きは、「横浜市復興会」の発足など様々な形で着実に横浜の復興への道筋をつけていきました。開港以来、商業港としての性格が強かった横浜港では、横浜市の描く復興計画「大横浜計画」の下、現在の京浜工業地帯の中心となる市営埋立地が造成され、多くの工場が立ち並びました。震災以降、横浜港は原料を輸入し製品を輸出する工業港の性格を持ち、発展していきます。
関東大震災は開港から150年余りの歴史の中でも特に、横浜港に大きな変化をもたらす契機となりました。
本展覧会では、関東大震災という未曾有の災害から横浜港がどのように復興を遂げ、その性格を変えていったのか、震災発生直後からの港の動きを追うことで考えます。

図録目次 0震災前の横浜港 1関東大震災発生 2横浜港崩壊 3復旧から復興へ 4変貌する横浜港 5現在の横浜港と震災

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事業成果物種類

チラシ

事業成果物

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平成25年度企画展「横浜港と関東大震災」チラシ(表)

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事業成果物名

平成25年度企画展「横浜港と関東大震災」チラシ(裏)

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事業成果物名

平成25年度企画展「横浜港と関東大震災」図録表紙

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事業成果物名

海と船の企画展「横浜港と関東大震災」

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