事業成果物名

免疫機能障害者への支援と理解促進事業報告書

団体名

ブリッジハートセンター東海

事業成果物概要

現在日本国内におけるHIV陽性者は二万人を超えています。そして新規感染者は1日に4人ずつ増えている計算になっています。先進国の中でこの勢いで新規感染者数が増えている国は稀であると同時にこれだけ新規感染者数が増えているにも関わらずHIVに対する理解の低さが顕著に見られるのもまた稀であると言わざるをえません。日本は医療面や行政支援などHIV陽性者に対する支援はかなり手厚く対応されています。ですがそれはその支援に関わる人たちには理解がされていても、少し外れるとすぐに理解をされない、されにくいという現状があります。そのような中で当法人はどのように情報を届けるべきなのか?また、困っている人たちをどのようにして支援団体や支援を行っている場所につなげていくのかを考えてきました。
平成25年度事業開始直後に当法人には免疫機能障害者が事業に参加をしてくださいました。この方は名前の公表はしたくないが、困っている人たちの話を聞いてみたい、自分と同じ境遇の人たちに寄り添って一緒に頑張っていける社会を目指したいと言っています。そして助成を受けることができ、静岡県内で唯一HIVの啓発活動を行っている、特定非営利活動法人魅惑的倶楽部と協働で啓発と相談支援と情報発信の柱建てで事業を行う事が出来ました。この事業には他に特定非営利活動法人ぷれいす東京、特定非営利活動法人日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス、東海地区HIV陽性者支援団体LIFE東海、浜松医科大学の教授、浜松医療センター感染症内科の医師が検討委員として関わっていただき専門家から色んな意見をいただきすすめてまいりました。
HIVの情報は行政の情報であっても更新されていないものも多数あり、やはり地域における意識改革というのはとても重要だと感じました。また、活動地域内には南米系の外国人市民も多数在住しており、当団体は多言語で相談対応、情報発信、医療通訳を行っておりますが、HIVの情報について行政は多言語化されていないのが現状です。次年度以降の問題点として今回上がったことが無駄にならないようにしていきたいと考えております。
最後に、今年度の事業においてご協力をいただきました皆様に深く感謝の意を表したいと思っております。誠にありがとうございました。

助成機関

  • 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業

事業成果物種類

報告書

事業成果物

事業成果物名

平成25年度 免疫機能障害者への支援と理解促進事業報告書

ファイル

形式:PDF 容量:3MB
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事業成果物名

平成25年度 免疫機能障害者への支援と理解促進事業報告書

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