事業成果物名 |
東南アジア地域における洋上貯炭・混炭施設としてのメガフロート活用可能性基礎調査
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団体名 |
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事業成果物概要 |
はじめに
現在、アジアは高い経済成長を続けており、鉄鋼生産の増大、発電需要の拡大を背景に 急速な勢いでエネルギー需要が伸びています。これにともない他の化石燃料に比べて調達 の安定性、経済性の高い石炭のニーズが極めて高くなっております。 一方、東南アジア地域については、沿岸部は水深の浅い地域が大半であり、大型石炭輸 送船(パナマックスやケープサイズ)を活用した効率の良い石炭受け入れは困難な状況に あります。そのような場合、小型の石炭輸送船(ハンディサイズなど)で輸送せざるを得 ず、石炭ニーズを賄うためには、その輸送効率の低さから船隊の大規模化(隻数の増大) が問題となります。また、近年は環境面での規制も厳しいため、港湾を新規開発または拡 張するためには、多額の予算と長期の工期が必要となり、大きな課題の1 つです。 さらに、石炭を燃料として使用する設備ごとに、ユーザが欲する品質(カロリーや硫黄 分など)が異なります。そのため産出地の異なる石炭を混ぜ合わせること(混炭)が必要 となっています。 このような背景の下、本調査においては、大型船から受け入れた石炭を貯炭・混炭し、 小型船に積み替えるための施設、又は、内陸部から河川を使ってバージで輸送された石炭 を大型船に積み替えるための施設として、洋上にメガフロートを設置することの可能性に ついて検討いたしました。特にメガフロートの規模は、建設コストに直結するため、可能 な限り小型化することが望ましいため、一連の石炭の貯炭・混炭を効率化することに主眼 を置き、効率の高い石炭のハンドリング方法についても検討いたしました。 メガフロートの活用にご関心をお持ちの方々にご活用頂ければ幸いです。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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