事業成果物名 |
2014年度 欧州舶用工業概況
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団体名 |
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事業成果物概要 |
リーマンショックにより、それまで順調であった世界的な造船建造ブームが急転し、手持ち工事量が底をつく、いわゆる2014年問題が懸念されたが、その後業況が回復したことや、各事業者において多角的な経営方針に展開したことから、手持ち工事量も数年先まで確保できる状況となった。このような日本国内を含む世界建造需要に我が国舶用工業に係るビジネスは大きな影響を受けるため、需給ギャップにより生産量が大きく落ち込んていたが、昨今の円安ドル高基調の恩恵が徐々に表面化してきたことから生産高も回復基調にあるが、今後の先行きについて決して楽観視できる状況にはない。
一方、欧州舶用工業は、環境対応型機器の開発及び商船以外のオフショア分野等への積極的な進出により、世界の海洋関係市場に対応するべく益々グローバル化が進展しており、他の欧州産業セクターと比較しても、欧州舶用工業の輸出依存率は高くなっている。このため、欧州舶用工業では、海外での企業買収や合弁会社の設立等といった積極的な国際戦略や、高度な技術開発レベルが必要な高付加価値製品への特化といった企業戦略により、国際競争力の維持・向上に凌ぎを削っている状況にある。 本調査は、これら欧州舶用工業企業の業況等について関連情報の収集・分析等を行うとともに、舶用工業製品における最近の技術開発動向について、各社の開発状況及びEUもしくは欧州各国などで実施されている技術開発プロジェクトの進捗状況等を整理・分析することを目的として、定点観測的に通年調査している2014年度報告として本調査を実施した。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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