事業成果物名 |
2018年度里親制度の広報啓発と里親里子支援報告書
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団体名 |
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事業成果物概要 |
1.事業内容:
1,リクルート (1)制度説明、相談コーナー a. 時期:通年 計6回 b. 場所:熊本県内 c. 内容:展示、チラシ配布、相談 (2)子育て座談会 a. 時期:通年 計6回 b. 場所:熊本県内 c. 内容:里親体験談を聞き話し合う (3)チラシ作成 a. 内容:里親制度の説明、里親募集 b. 配布先:パネル展、助産院・産婦人科病院等 c. 部数:5,000部 2,里親支援 (1)フォスタリングチェンジ・プログラム a. 時期:2018年4月~2019年2月(週1回3時間の12セッションを1回) b. 場所:熊本市内 c. 内容:里親の養育力を高める研修 (2)フォローアップ研修 a. 時期:通年、計12回 b. 場所:熊本県内3ヵ所 c. 里親としてのスキルを学ぶ (3)ホットライン(里call) a. 時期:通年 b. 対象:里親家庭、里親家庭で育った子ども c. 内容:悩みを一緒に考える 2.契約時事業目標の達成状況: 【助成契約書記載の目標】 Ⅰ リクルート (1)ショッピングモールにおけるパネル展示による制度説明 a. 里親制度について県民の理解促進 実施後に50%増 b. 里親登録希望者 10世帯以上 (2)子育て座談会開催 a. 子育て座談会への20名以上の参加 b. 里親登録希望者 10世帯以上 c. 里親制度の県民の理解促進 実施後に50%増 (3)里親制度広報啓発のチラシ作成 a. 配布先:ショッピングモールでのパネル展示(1会場200名) 子育て座談会他熊本県内10ヵ所以上(1会場20~30名) 助産院・産婦人科医院 Ⅱ 里親支援 (1)フォスタリングチェンジ・プログラム a. 里親6名以上の参加 b. 里親の資質向上(参加者アンケートにて調査) (2)フォローアップ研修 a. コモンセンスペアレンティング等の研修受講による里親の資質向上参加者の70%以上 b. 受講者の委託率増加 受講前と比較して30%増 c. 不調による委託解除減少 受講前と比較して30%減 【目標の達成状況】 Ⅰ リクルート (1)ショッピングモールにおけるパネル展示による制度説明 a. アンケート実施後里親制度を理解した人は92.7%、関心を持った人が91.8%になった。 b. その中で里 親への登録希望者は286名中8名。 (2)子育て座談会開催 a. 6回開催しての平均参加者数は16.8人であった。 b. 里親登録希望者は計12人であった。 c. 里親制度の理解促進は66.2%であった。 (3)里親制度広報啓発のチラシ作成 a. 2種類のチラシを計2,939枚配布した。 Ⅱ 里親支援 (1)フォスタリングチェンジ・プログラム a. 5名の参加であった。 b. 里親の資質向上はアンケート自己評価で5点満点中平均4.3点であった。 (2)フォローアップ研修 a. 研修受講での里親の資質向上は平均85.9%であった。 b. 研修受講した里親への子どもの委託はまだ行われていない。 c. 研修受講した里親の不調による委託解除もない。 3.事業実施によって得られた成果: ・パネル展示や子育て座談会、チラシの配布を通して里親制度への理解を全ての会場におい て得ることができ た。 ・制度への理解を深める中で、里親になることを検討している、または希望している人が3 79人 中17人い た。 ・そのうち、子育て座談会に参加した人は、里親の生の声を聞くことが出来て、感動すると ともに 里親になる ことに前向きに考えることができた人が93人中12人いた。 ・研修を受講することで、より深い学びと里親同士の交流をはかることができた。また、日 頃の養育への意欲 や自信にもつながった。 4.成功したこととその要因: ・パネル展示では、チラシを配布するだけでなく風船やポケットティッシュー、くじなどち ょっと立ち 寄って もらえる工夫を行うことで、だれでも立ち寄りやすい雰囲気作りを心が けた。それによっ て、多くの人にチ ラシを配布することができた。このように、各年代の 人に働きかけ次年度の活動の参考にすることができ た。 ・子育て座談会への参加の呼びかけは、関係機関である児童相談所や里親支援専門相談員の 協力はもちろん、 市町村の広報誌への掲載や回覧版で各家庭に配布することで広い範囲にア プローチした。また、里親さんの 口コミによる協力もあった。そのために、毎回20人を超え る参 加者につながった。 ・フォローアップ研修は同じ内容を3つの会場で行ったので、会場近くの里親が参加しやすく、 どの会場も参加 した里親が気軽に意見交換する場を持つことができて、養育の自信につなが った。 5.失敗したこととその要因: ・パネル展示やチラシ配りは、1日だけのショッピングモールでの開催は告知が不十分で制 度の普及にはつな がらず、期待する効果が得られなかった。 ・研修に参加する里親が少なかったのは、事前の周知や曜日の設定の工夫や、児童相談所や 里親支援専門相談 員からの働きかけが不十分であった。 6.活動を通じて明らかになった新たな課題と対応案: Ⅰ リクルート ・パネル展示、チラシ配布は制度の広報や新たな里親の獲得に必要と考えられるが、その場 所や開催期間をさ らに工夫する必要がある。例えば、ショッピングモールだけでなく、図書 館やホールなどの公共の施設で行 うことも考えられる。また、商店街の店舗に出かけていき、 チラシを 置いてもらうことも考えられる。そう することで、1日だけの開催ではなく1~2 週間の長期に開 催することができ、より多くの人に見てもらえ ることが可能となる。 ・パネルやチラシによって関心を持った人に、さらに詳しく制度の説明をしていくことが必 要な際には、ガイ ドブックを用意したい。 ・昨今、必要な情報を得ようとした時、インターネットを利用することが多い。それに対応 するために、 FacebookやInstagramなどのSNSにも対応したホームページの充実をはかる。 Ⅱ 里親支援 ・研修へのより多くの里親の参加のためには、事前の周知や曜日の設定の工夫、児童相談所 や里親支援専門相 談員からの働きかけが必要である。 ・また、里親のニーズにあった研修内容をさらに検討し、研修の体系化をはかることで養育 に役立つ研修にし たい。 事業成果物: 【成果物の名称】 ・年次報告書 ・里親制度説明チラシ「あなたを待っている子どもたちがいます。」 ・里親へのガイドブック ・リーフレット「すべての子どもに温かな家庭を、将来に向かって夢を描ける力を」 ・子育て座談会チラシ(菊陽町、水俣市、御船町、天草市、山鹿市、八代市) ・里Callカード |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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