事業成果物名

朝河貫一博士没後70年記念シンポジウム 講演録(2018年度)

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事業成果物概要

 世界が急速に変化し先が見えない今、今後の日本のあるべき姿を見極め対応するにはいかにすればよいか。
明治時代半ばに22歳でアメリカに渡ってから74歳で没するまでアメリカで過ごし、歴史学者(比較法制史、イェール大学教授)として偉大な業績を残す一方、日露戦争後の日本をみてこのままでは日本は英米と干戈を交え破綻すると的確に見抜き、回避のために全力を尽くした朝河貫一博士。
 博士没後70年にあたり、各界の有識者により、博士の生涯と功績を改めて確認し次世代に繋ぐための記念シンポジウムを開催した。これからの日本・世界を担う若い人々が、朝河博士を知り、その生き方と理念を自らの指針として活かせるよう、記念シンポジウムの内容を講演録としてまとめ、広く発信するもの。

《シンポジウム概要》                             (敬称略)
     日時  2018年10月20日(土) 13:00~
     主催  公益財団法人 国際文化会館
         朝河貫一博士没後70年記念プロジェクト実行委員会
     場所  国際文化会館(東京都港区六本木)

   総合司会       植木千可子(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)
1)主催者挨拶       明石 康(国際文化会館理事長)
2)朝河貫一の生き様
   ①朝河貫一の晩年とその遺産          矢吹 晋(横浜市立大学名誉教授)
   ②世界、日本、そして朝河貫一         浜田宏一(イェール大学名誉教授)
   ③朝河貫一の史料収集と人文科学の意義     Daniel Botsman(イェール大学教授)
   ④朝河貫一:天皇制民主主義の学問的起源    山内晴子(朝河貫一研究会理事)
3)講演
   講演1 日本と今後の東アジア--なかんずく中国との関係について
                          高原明生(東京大学公共政策大学院 院長)
   講演2 希望を諦めないリアリスト       Frances McCall Rosenbluth(イェール大学教授)
   講演3 今日の日米関係を朝河先生はどう見るか 加藤良三(元駐米大使)
4)パネルディスカッション
   第一部  今、なぜ朝河貫一か
     司会者        船橋洋一(アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長)
     ディスカッサント  玄葉光一郎(衆議院議員、元外務大臣)
               黒川 清(政策研究大学院大学名誉教授)
               田中明彦(政策研究大学院大学学長)
   第二部  新しい太平洋時代――次世代に繋ぐ希望
     司会者        渡部恒雄(笹川平和財団上席研究員)
     ディスカッサント  阿川尚之(同志社大学特別客員教授、慶応義塾大学名誉教授)
               瀬口清之(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)
               秋田浩之(日本経済新聞社編集局コメンテーター) 

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