事業成果物名 |
2021年度里海サスティナビリティ学の確立と普及事業報告書
|
||||||||
団体名 |
|||||||||
事業成果物概要 |
目 次
Ⅰ 事業実施の背景 Ⅱ 事業の目的 Ⅲ 事業内容と成果 1.事業計画 2.事業内容と成果 1)地元小中高校向け講座の実施 ①歌津中学校 ②志津川高等学校 2)サスティナビリティ学講座の開催 ①サスティナビリティ学講座Vol.6 「ネイチャーセンターは知の交差点!誰も知らない生き物の話・歴代研究員大集合」 ②サスティナビリティ学講座Vol.7 「学校じゃ教えてくれない いきもの学びなおし 〜魚類編〜」 Ⅳ 事業評価と今後の展開 Ⅰ 事業実施の背景 持続可能な社会への転換が人類共通の課題であり、SDGsを目指した取り組みも数多く行われているが、すでに危機的な状況が各地で観測されている。三陸沿岸においては、気候変動の影響により秋サケやサンマの記録的不漁により、社会・経済活動への影響が出始めている。 しかしながら、三陸の地元に住んでいる住民でさえ、海の現状を正しく理解する機会は少なく、地球温暖化や海洋酸性化と自分たちの暮らしを結びつけたり、それらに対処しようとする動きが活発になっているとはいえない。 人口の大多数を占める都市部の住民にとっては、さらに遠い世界の話であり、これらの事象を自分事として捉える機会を得ることは難しい。 その原因は以下のようなことにあると考えられる。 <原因> ・自分たちが暮らす沿岸で何が起こっているかを、正しく捉えることができていない。 ・海の恵みを得ているにもかかわらず、海への関心が低く自分事化していない。 ・それぞれのセクターが個別の動きをしており、統合的な学びを得る場面がごく限られている。 よって、以下のような解決策を打っていく必要がある。 <解決策> ・多面的なつながりを感じられる適切なフィールドで、適切な人材育成プログラムを提供する。 ・論理的な思考や科学的データの裏付けをもとに、人の納得や共感を引き出すプログラムを提供する ・地域企業とともに課題解決に取り組む経験から、より大きな成長を実現できるプログラムを提供し、ともに活動する仲間を増やす,。 ・これらの統合的な人材育成プログラムの開発と普及を行い、より多くの人が参加できる仕組みをつくる 持続可能な社会の実現に向け、多くの人のアクションを引き出すような学びの場が必要である。 Ⅱ 事業の目的 本事業導入の目的は以下のとおり。 <中長期目標> ・研究者の研究成果をダイレクトに学んだり、地域企業のインターンとして経済・社会の側面から深い学びを得られるような人材育成プログラムを開発し普及する。 ・地元の小中高校生が地元の海の変化を学び、その対応策を自分たちなりに考えることができるような機会を提供し続ける。 ・南三陸を学びのフィールドとして訪れる人に、気候変動の影響を自分事とできるような充実した学びの機会を提供する。 <最終目標> ・「サスティナビリティカレッジ」とでもいうべき、より多くの人が統合的多面的に持続可能な社会のための人材育成プログラムを学べる場をつくる。 Ⅲ 事業内容と成果 1.事業計画 事業目的の達成のため、本年度は次の事業を計画した。 1)地元小中高校向け講座の実施 ①時期:2021年4月~2022年2月(計5回程度) ②場所:南三陸町 ③参加者:150名(町内小中高校) ④内容:志津川湾で起こっていることを知り(現状認識)、自分たちでできることを考える(自分事化)(講義及びWS) ⑤事業目標: ・参加学校数 3校以上 ・参加児童・生徒数 100名以上 ・参加者の理解度・満足度 80%以上 2)サスティナビリティ学講座の開催 ①時期:2021年5月~2022年2月(計2回) ②場所:南三陸町 ③参加者:50名( 一般向け) ④内容:研究者との対話により科学的なものの考え方に触れ、地域の多面的なとらえ方を知る。 ⑤事業目標: ・参加者数 のべ30名以上 ・参加者の理解度・満足度 80%以上 |
||||||||
助成機関 |
|||||||||
事業成果物種類 |
報告書
|
||||||||
事業成果物 |
|