事業成果物名

2021年度沖縄市子ども第三の居場所「SPOT」事業報告書

団体名

事業成果物概要

(1)総括
・新たに中の町公民館を拠点として子ども第3の居場所を開設した。4名のスタッフで対応し当初は8月開始予定だったが、コロナ禍で公民館が活用できずに10月開始となった。この間は対象となる子どもたちの情報共有やスタッフ研修にあてた。
・小学生から高校生までの居場所を目指していたが、低学年のニーズが高く中高生にとっては居づらい雰囲気もあったかもしれない。次年度は遊びを通して中高生と小学生が交流できるようなプログラム作りをしたい。ある高校生はそれでも子ども第三の居場所に定着し小学生と交流ができた。帰りの車内で彼が「中学生のころにこうした場所があれば」と語り、小学生にとってのお兄さん的存在でありつつも、彼にとっても居場所、遊び直し、様々な体験の場所になっていることが彼の発言から読み取れる。
・他機関との連携も想定していたが、そこに時間を割くことができずあまり情報共有ができていない。
・小学生を中心に多世代交流を目指しているが、コロナ禍でなかなか高齢者分野との協働が難しくあった。だが、近隣の高齢者が様子を見にきてくれる、お1人は子ども達とボッチャをして遊んでくれた、こともあり次年度以降さらに多世代交流の機会をもつ。

(2)取り組み、活動
①子ども第三の居場所開所
当初平日3日(月、火、金)を予定していたが利用する子どもたちの様子や言動から金曜日を土曜日に変更した。65回開催、延べ439名(小学生から高校生)が利用している。
②経験不足を解消するようなイベント開催 
・11月13日(土)ボッチャ体験会(パラスポーツ)児童11名、地域の支援者等が参加した。ボランティアで訪れた大学生からボッチャを紹介され、SNSで体験している様子を掲載すると地域の障害児施設の方から連絡があり車いすの中学生がボッチャをやりたいということで体験会を企画。地域包括支援センターの職員も巻き込み新しいスポーツの体験ができた。
・11月23日(祝火)相撲を見よう会、3名参加。上述の高校生の発案。相撲好きが高じて地域の人と相撲鑑賞を通して交流したいというアイデアから小学生、地域包括支援センター職員、近隣の保育園長を巻き込み開催。
・12月25日(土)クリスマス会、6名参加。寄付で頂いたおもちゃで存分に遊びました。 
・3月8日、3月22日MESHプログラム 延べ11名参加。こちらの説明不足もあり参加はあまり多くはないが、創造性を発揮し楽しめた。機材セッティングは高校生にボランティアでお願いし当日のサポート役になってもらった。
・3月19日(土)縁日ごっこ、13名参加。公民館という多世代交流にうってつけの場所を生かし、今後はフリーマーケットのようなものを企画し交流したい。子どもたちが売ったり、看板を作ったりと今後社会に繋がる遊びとして想定しており、その導入もかねて実施。今回はスタッフが準備をしたが、子どもたちは自主的に店側に回って遊び、今後の良いトライアルになった。
3月29日(火)春の遠足、13名参加。南城市玉城自然の家でウォークラリーを実施。春休みの思い出作り、非日常体験をコンセプトに企画。軽い山道を登っていく際に助け合う、頂上に着いた時の達成感を味わうなど非常に良い経験となり、子どもたちからもまた行きたいと声があがっている。また、今回は申し込み制としたため、保護者と話をする機会が生まれた。

(3)次年度の課題
・スタッフが入れ替わるため丁寧な研修をして受入れの準備をしていく
・年度末に起こっていた利用人数の増加についてはスタッフ間でのイメージの共有と分散させるための地域内の遊び場作りを自治会長と協力して行う
・寄付獲得増のための情報発信と会員制度確立
・拠点開設に向けた土地、物件探し
・沖縄県内の他の拠点との交流

助成機関

事業成果物種類

報告書

事業成果物

事業成果物名

沖縄県沖縄市における「子ども第三の居場所」(A)コミュニティモデルの運営(1年目)

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沖縄県沖縄市における「子ども第三の居場所」(A)コミュニティモデルの運営(1年目)

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