１．事業名
尊厳のある排泄ケア指導者養成およびシンポジウム

２．目的
　高齢者介護施設では、本人の意思とは関係なく、認知症の方や中重度要介護度者への排泄ケアの方法として、安易にオムツが使われている。認知症の症状の進行過程では、排泄感覚が排泄動作に結びつかないという障害が生じる場合がある。先進的な高齢者施設では、排泄物の事後処理的なオムツをできるだけ使用せず、排泄パターンの解析や、その人独自の排泄サインの解析によって、障害が重度であっても、その人の尊厳を重視し、排泄の自立を支援しているケースが見受けられる。そこで本事業では、そのような先進事例をもとにして、施設介護者のための研修カリキュラムを作成し、認知症高齢者の排泄自立支援の方法の普及を目指すものとする。

３．事業内容
１）「尊厳ある排泄ケア指導者研修会」の開催
（1）開催時期：2007年9月～11月　各月1回（1泊2日）合計2回
（2）内容：尊厳ある排泄リーダーの育成
（3）場所：日本財団ビル及び高齢者施設（実習）
（4）参加者：高齢者施設でケアの指導的立場にある介護・看護職
２）「尊厳ある排泄ケアシンポジウム」の開催
（1）開催時期：2008年2月～3月　1回
（2）内容：講演及び指導者研修会の成果発表等
（3）場所：日本財団ビル
（4）参加者：高齢者施設でケアの指導的立場にある介護・看護職

４．成果物概要
研修会テキストおよびシンポジウムテキスト

テキスト・マニュアル