本会では、20年以上にわたり地域の自然環境保全などに取り組んでいますが、今年度はより身近な環境をテーマに取り上げることになりました。
いわき七浜といわれるように、海岸線が長いいわき市には海水浴場が多く、毎年夏になると、地元だけでなく関東地区からも多くの人が訪れます。
近年、それらの砂浜の所々が黒く汚れるようになり、気持ちよく楽しめる状況でなくなっっています。砂浜の汚れは、そこに流れ込む小河川からの生活廃水が要因の一つと考えられます。
以前は、海岸沖の波よけのテトラポットがなく、汚れが海に拡散され、河口付近の海底に蓄積された汚れが、高波時に砂浜に逆流する（推測で、確認していない）こともなかったと思われます。河口付近の水質や砂の汚染状況及び地形、さらに、ゴミや生物などの現地調査を行い、汚れの原因を解明し、改善案を提案したいと考えています。
また、調査時には、学生・小学生にも参加を呼びかけ、海辺環境に対する関心を高めたいと考えています。

報告書

事業成果物名	永崎海岸浄化プロジェクト2009報告書
URL	http://www.essid.org/nagasaki-report2009.pdf