事業成果物名

2007年度 犯罪被害者に対する直接的支援活動の普及と定着事業報告書

団体名

社団法人 埼玉犯罪被害者援助センター

事業成果物概要

「助成事業内容の概要」
1.ボランティア等研修会の実施
 (1) スキルアップに向けた教養
   平成19年4月23日、埼玉犯罪被害者援助センターにおいて、社団法人大分被害者     援助センター理事(大分県立看護大学人間科学講座准教授) 関根 剛氏を招き、当    援助センター相談員及びボランティア職員に対する教養を実施した。
 (2) スーパーヴィジョン
   平成19年7月23日、埼玉犯罪被害者援助センターにおいて、犯罪被害相談員及びボラ   ンティア職員のスピリッツを高めるため、筑波大学大学院人間総合科研究科(心理学    系)教授 新井 邦二郎氏を招き、教養を実施した。
2.キャンペーンの実施
 (1) 西武線所沢駅イベント広場等において、当援助センター職員10名で、駅乗降客等の通   行人に対し、広報用リーフレット及びポケットティッシュ約3,000部を配布し、犯罪被害者   支援の理解を求めるキャンペーンを実施した。
 (2) 東武伊勢崎線草加駅
   内閣府において実施している「犯罪被害者週間」にあわせ、平成19年12月1日、東武伊   勢崎線草加駅イベント広場等において、当援助センター職員11名で、駅乗降客等通行   人に対し、広報用リーフレット及びポケットティッシュ約3,000部を配布し、犯罪被害者支   援の理解を求めるキャンペーンを実施した。
3.援助センターポスターの駅舎掲出
 (1) 平成19年9月28日から10月11日の7日間、埼玉県内の194の駅構内(JR57駅、西武    線31駅、東武線71駅、秩父鉄道35駅)に援助センターのポスターを掲出した
 (2) 平成20年2月18日から24日の7日間、埼玉県内の195の駅構内(JR58駅、西武線31    駅 、東武線71駅、秩父鉄道35駅)に援助センターのポスターを掲出した。
4.全国研修会への参加
 (1) 平成19年9月28日、29日の二日間、全国被害者支援ネットワーク主催の秋期研修会に   相談員及びボランティア職員が参加し、直接的支援技能の向上を図った。
 (2) 平成20年2月14日、15日の二日間、全国被害者支援ネットワーク主催の春期研修会に   相談員及びボランティア職員が参加し、直接的支援技能の向上を図った。
5.直接的支援の実施
  平成19年度中、法廷付添い及び家事支援等の直接的支援を延べ39回(法廷付添い6    回、病院付添い18回、被害者宅訪問15回)を実施した。
6.スーパーヴィジョン、ピア会の実施
  平成19年度中、筑波大学心理学教授 新井邦二郎先生及び武蔵野大学助教授 笹川   真紀子先生を招き、合計20回のスーパーヴィジョン及びピア会を実施し、相談員及びボラ  ンティア職員の直接的支援技能の向上を図った。
7.広報媒体の作成
  平成19年4月、7月及び8月に、平成18年度版のポスター2,000枚、、リーフレット20,000   枚、広報用うちわ500個、ポケットティッシュ20,000個を作成した。

「事業目標の達成状況」
1.目標の達成状況
 (1) キャンペーン等の実施後は、援助センターへの相談件数が一定量増加するなど、援助   センターの存在が埼玉県民に周知されてきており、当初の目的を達成することができ    た。
 (2) 心に傷を負った性被害者に対する精神科クリニックの付き添いを重点的に実施した結    果、被害者の立ち直りが顕著で、直接的支援の成果が表れた。
2.事業成果
  街頭での地道な広報啓発活動を重ねた結果、県民kら援助センターの賛助会員への加   入申し込みがなされるなど、一定の成果を得ることができた。
3.成功/失敗の要因
  法廷付添い及び被害者宅訪問等の直接的支援が前年度比13件増加しており、相談員   及びボランティア職員の研修の積み重ねによって着実に実力が向上しており、犯罪被害  者等から安心して援助の要請ができる団体として認知されている結果と言える。

助成機関

事業成果物種類

報告書

事業成果物

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