１．事業名
２００９年度子ども海辺の環境リポーター事業

２．目的
周囲を海に囲まれた「兵庫県立いえしま自然体験センター」で、小学５～６年生・中学１年生が、海辺の自然に触れ、発見する喜びや感動を味わい、写真撮影などを通して自らの目線で、海の生物や海藻、植物など興味深いものをリポートし、センターや学校、家庭で継続して調査・研究することによって、実践型で完成度の高い「海辺の環境学習プログラム」を創り上げることを目的としています。

３．事業内容
　この事業も２年目を迎えて、本年は県内の小学５・６年生、中学１年生を対象に実施しています。今年度は参加希望者が２．５倍となり、昨年度から引き続き参加しさらに研究を深めることができるアドバンスコースとスタンダードコースの２コースを設けました。
　地球温暖化等、様々な環境問題が顕在化する中で、環境学習プログラムの多くが大人の視点で作られているため、子ども達が海辺の自然にふれ、発見する喜びや感動を味わいながら、自らの目線で海辺の生物や植物などの興味深いものについてセンターをフィールドにレポートし、家庭や学校で継続して調査・研究することで、完成度の高い世界に一つだけの「海辺の環境学習プログラム」をつくりあげ、ミニ学会で研究報告し、ホームページ上で優秀なプログラムを紹介し全国に発信していく事業です。将来の進路選択に影響を及ぼす、未来の生物学者、環境学者、自然科学者誕生のきっかけづくりを行っています。
　８月には東京で開催された第９回国際藻類会議（世界４４カ国　５２０名参加）において、昨年度海藻を研究した２名にポスター発表依頼があり、受賞しました。このことが、スタンダードコースの参加者達にとってもより一層研究意欲が増し、さらに素晴らしい事業になるものと考えています。
　いえしま自然体験センターのＨＰで、３月に行われたミニ学会で子どもたちが発表した内容も見られますので参考にしてください。
http://www.shizen-ieshima.com

報告書