事業成果物名

2008年度 新世代船体構造強度に係る基準に関する調査研究(GBSプロジェクト)

団体名

事業成果物概要

【はしがき】
本報告書は、日本財団の2008 年度助成事業「船舶関係諸基準に関する調査研究」の一環としてGBSプロジェクトにおいて実施した「新世代船体構造強度に係る基準に関する調査研究」の結果をとりまとめたものである。
本プロジェクトでは、IMO において議論が開始されたGoal-based Standards for New Ship Construction(GBS) に対して、造船先進国として国際的に貢献するため、その枠組み、船体構造の機能要件、構造設計基準の検証スキーム、GBS を達成するために必要なガイドライン等を検討し、その成果をIMO に提案すること、また、欧州各国と協力してセーフティレベル・アプローチによるGBS の目標を定めるための検討作業を行い、その成果をIMO MSC83 へ提案し、その実現を図ることを目的として活動した。

【目次】
1. はじめに
2. 調査研究の目的及び内容
3. プロジェクトの活動状況
4. IMO での審議状況
4.1 MSC84
4.2 MSC85
5. GBS に関する検討
5.1 IMO GBS Pilot Project Panel 報告
5.1.1 GBS PP 会議
5.2 Generic GBS –MSC コレスポンデンスグループでの検討
5.3 SLA アプローチに関する国際的な動向
5.3.1 SAFEDOR の動向
5.3.2 第2 回SAFEDOR ワークショップ
5.3.3 リスクベース・アプローチに関する国際会議
6. GBS におけるセーフティレベル・アプローチの検討
6.1 SLA による船舶安全性評価法の検討
6.1.1 SLA による船舶安全性評価手法
6.1.2 リスクモデルの構築・標準化に向けた基礎資料の調査結果
6.1.3 不確定性モデルについての調査
6.1.4 目標安全性レベルの検討
6.1.5 まとめ
6.2 既存船の安全性レベル調査
6.2.1 はじめに
6.2.2 対象船及び事故概要
6.2.3 構造信頼性評価
6.2.4 まとめ
7. 2008 年度の成果のまとめ
8. プロジェクト総括
8.1 はじめに
8.2 IMO 提出文書に繋がる成果
8.3 仕様的GBS 策定に関する成果(PP 関係)
8.4 セーフティレベル・アプローチに関する基礎研究の成果
8.4.1 GBS プロジェクトにおける調査研究で得られた研究成果
8.4.1.1 事故シナリオの特定
8.4.1.2 船体構造の最終強度を基準とした構造信頼性解析
8.4.2 今後の課題
8.4.2.1 包括的GBS 指針
8.4.2.2 安全性レベルの設定
8.4.2.3 不確定性および手法の標準化
8.4.2.4 荷重の非線形性と疲労および腐食の更なる把握
8.5 総括

助成機関

事業成果物種類

報告書

事業成果物

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