事業成果物名 |
2007年度 21世紀の国際秩序と我が国の国家像(報告書本編)
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事業成果物概要 |
「助成事業の概要」
1.事業名称 21世紀の国際秩序と我が国の国家像 2.目的 日本は大戦後60年を経て、今や新しい大転換の時代に入った。この時期に、当研究所は「21世紀の日本の国家像」を発表し、21世紀の新しい文明時代の幕開けに際する我が国の指針を提言した。その指針の中心として、海洋国家日本の戦略の強化、科学技術戦略の確立が挙げられている。我が国周辺に目を転じれば、朝鮮半島や台湾海峡の不安定化、中国の経済的・軍事的台頭などパワー・トランジッション(大国間の勢力移行)に直面している。こうした状況下、我が国が安定的に発展するためには、そのアイデンティティや主体性を確立し、世界と協調していくことが必要である。そのため、本事業では、国際社会及び国内社会両面にわたる情勢の変化を踏まえ、日本の国力の維持・発展を図るための方策について、自由かつ幅広く提言することとする。 3.事業目標および内容 シンポジウム及び講演会への出席者の拡大、並びにウェブサイト上での論文、成果、提言等の発表により、広く世界に向けた情報発信を行う。また、「21世紀の国家像」が現政権の政策形成の一助となったこと(憲法、教育基本法、アジア外交、国家情報局等)を踏まえ、本事業を通じて、政策提言と世論形成を目指す。 (1) 海洋国家日本の行方 国際会議、公開シンポジウム、テーマ関連研究会開催 (2) グローバリゼーションと我が国の科学技術戦略 国際会議、公開シンポジウム、テーマ関連コロキュアム開催 (3) 国際社会の変容と日本の役割 講演会、パネルディスカッション 第一は、変容するパワーバランスの中で、日本の国力の維持・発展を図るために、我が国の海洋国家としての方向性や具体的政策に注目したものである。その基盤として、歴史的、文化的アプローチにより、海洋国家の特質を明らかにした上で、国家戦略としての海洋政策を探求する。この過程で、周辺地域との具体的、個別的問題が議論され、日本のアイデンティティや国際社会との関係が明瞭となり、我が国の選択肢を提示することができる。 第二は、グローバリゼーションの進展の中で、我が国が国力を維持していくためには、旧来の強みである科学技術を涵養し、人材を育成する必要がある。本事業では、まずそのための産学官一体となった取組みや海外の動向等について考察を行うこととする。また、現在のエネルギー・環境問題は人類の持続可能な発展を達成するために避けては通れない問題である。そこで、我が国の得意分野であるエネルギー・環境技術を活用し、有効利用する方策を提示することが、国際社会への積極的な貢献となる。同時に、現安倍政権が着手した「国家情報局」(仮称)についても、国際社会、国家や社会の安定に対して科学技術が果たすべき役割についての問題を含んでいる。したがって、エネルギー・環境問題、自然災害への対処等、科学技術の広範な活用について検討し、科学技術戦略の方向性を提示することとする。 第三は、国際社会の変容を中心に現状を把握し、国際社会における日本の役割について、内外の有識者を招き、幅広い議論を行う。 |
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助成機関 |
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事業成果物種類 |
報告書
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事業成果物 |
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