大阪府寝屋川市淀川にある点野（しめの）ワンドで生態系再生プロジェクトがスタートしています。
河川敷沿いの植栽による植生の回復を行い生物多様性の促進に貢献します。
また、地域団体や大学のサークル、学生並びに行政と連携してプロジェクトを推進することで、地域交流や地域振興にも貢献することができます。

今回は、チガヤ・オギの植栽（植えつけ）、初開催イベントとして、作業後にはカヌー体験もあります♪

チガヤは、イネ科の多年草で、空き地、田畑の畦、道路の法面など様々な場所に生育しています。
枕草子の「草は浅茅、茅花いとおかし」に代表されるように、古くから多数の古典に詠まれているなじみの深い植物です。根茎が土中を密に横走することから表層土の浸食防止に効果があります。
オギも古典文学に登場し異名も多いといわれますが、いずれも花穂の風になびく様を象徴しているそうです。
チガヤもオギも原っぱになると、野生の生き物たちの大切な生育場所になります。

現地団体のねや川水辺クラブさんは、川や用水路の自然再生、淀川での河川整備活動などや、子どもたちが川に親しめる場つくりや行事を行っています。