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代表者の経歴は、マイクロプラスチック問題に精通する自然環境学者。
2021年春まで帝京科学大学の生命環境学部教授。陸域の河川におけるマイクロプラスチック汚染の実態を明らかにし、海への流出抑制について研究と啓発を続けてきた。退職後、現在は学生支援センターの非常勤講師として勤務しながらマイクロプラスチックに関する調査を継続中。

山梨県内の教育機関において海洋教育の推進が大きく遅れている。山梨県には海はないが、海へとつながる河川や相模湾、駿河湾へと注ぎ込む源流を有しており、こういった点からも海について知ることは広く山梨県の河川や水をつくる森を知るきっかけとなり、海への興味関心の醸成や海洋保全意識の向上につなげることができる。また、海水温上昇といった海洋環境の変化によって食卓に並ぶ魚が変わったり、そして天候への影響など山梨県に住む私たちの生活にも密接に関わっている。こういった海の変化と生活を結び付け、多くの人が自分事としてより捉えてもらうことが必要であると考える。
また、山梨と海産物には古くから甲州握り、アワビの煮貝、富士川舟運、中道往還といった続く多くの食や運搬に関わる文化があるが、なかなか知る機会が少ないと感じる。数少ない山梨の海につながる文化を背景、成り立ち、手法など事細かに伝えることが海と山梨のつながりを身近に感じてもらうきっかけとしては重要であると感じる。

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