我々は山口県周南市のまちなかに『暮らしの保健室』をつくり、介護を要する状態になっても、がん、認知症、難病、障害があっても、孤独や貧困など生きづらい状態となっても、誰かとつながり、誰かの役に立ち、安心して、楽しく、自分らしい暮らしが実現でき、穏やかな最後を迎えることができるまちづくりを目指して設立されたNPO法人です。端的に表現すれば、周南市における「地域包括ケアシステム」と「地域共生社会」の構築を目指す団体です。
具体的には、医療・介護・障害・暮らしの悩みごとを、医療・介護、その他の専門職種がお聞きする相談・支援事業を核に、健康づくり事業（健康教室や蹴健康体操など）、居場所と交流の場づくり事業（ライブラリや地域食堂、各種イベントなど）を行います。その中で見えてきた地域課題を、そこに集まる仲間と共に考え、フォーマル＆インフォーマルのサービスや団体をつなぎ、連携し、解決していきたいと考えています。フォーマルサービスは制約が多かったり、スピード感がないのが弱点。インフォーマルサービスは、専門知識が少なかったり、小規模なのが弱点だったりします。我々『しゅうなんまちなか保健室』は、地域のハブのような存在となればと思っています。それが機能すれば、周南市における「地域包括ケアシステム」と「地域共生社会」の実現は、もう少し速く、確実に前進できるのではないかと考えています。

理事長

おの かおる