地域の救急医療を担っていた医療法人理事長が治療終了後も自宅へ帰る事が困難な高齢者が多い現実を目の当たりにし、特別養護老人ホームを開設するため社会福祉法人を１９８８年に設立した。翌１９８９年に特養を開設。以来、１９９１年に老人保健施設、１９９８年にケアハウス及びグループホームを開設し、途中特養の５０床から７０床への増床も行った。昨今では第４期介護保険事業計画期間での地域密着型介護老人福祉施設、小規模多機能型居宅介護事業所、第５期では同じく地域密着型介護老人福祉施設、認知症対応型共同生活介護事業所、認知症対応型通所介護事業所など認知症対応の複合施設を順次開設してきた。２０１５年４月には四国中央市の公立施設であった特別養護老人ホーム（５０床、短期１０床、通所介護事業、居宅介護支援）を民間移譲で運営を引き継いだ。2017年4月には同じく四国中央市の公立施設であった特別養護老人ホーム（７０床、短期２０床、通所介護事業、認知症対応型通所介護事業、居宅介護支援事業）及び養護老人ホーム（定員２０床）を民間移譲で引き継いだ。

　特別養護老人ホームの経営（３か所）、地域密着型介護老人福祉施設の経営（２か所）、短期入所生活介護事業の経営（５か所）、障がい者短期入所サービス事業の経営（２か所）、軽費老人ホームの経営（１か所）、養護老人ホームの経営（１か所）、認知症対応型共同生活介護事業所の経営（２か所）、通所介護事業所の経営（３か所）、認知症対応型通所介護事業所の経営（３か所）、小規模多機能型共同生活介護事業所の経営（１か所）、居宅介護支援事業所の経営（１か所）、住宅型有料老人ホーム（１か所）、障がい者デイサービス（１か所）の運営。
　介護員養成研修（介護職員初任者研修）事業（年１回）実施。

　今後の中長期的なビジョンとしては、当法人が事業運営する愛媛県四国中央市は、６５歳以上の認知症発症率が県内１位となっており、団塊の世代が全て後期高齢者となる２０２５年以降は更に爆発的に認知症高齢者が増加すると予想されるため、グループ全体で「認知症ケア」への取り組みを更に強化するとともに、大量死の時代を迎え地域での暮らしの継続を視野に医療との連携と在宅サービスの充実を図りながら地域包括ケアを構築して行きたいと考えています。
　また、高齢者のみならず、そこで働く職員も地域の中で自分らしく輝くことができるよう人材育成に努めて行きたいと考えています。
　

　特別養護老人ホーム待機者の解消策として、高額な負担のサ高住ではなく、安価で低所得者対応の住宅型有料老人ホームを市の生保等とも協働しながら開設している。
また、地域ニーズを踏まえ身体障がい者の生活介護（障がい者デイサービス）も社会貢献の一環として取り組みを行っているが、今後は更に受入れを拡充して行きたい。

実績なし

無

90名