一般社団法人日本インクルージョン協会

基礎情報

団体ID

1159494671

法人の種類

一般社団法人

団体名(法人名称)

日本インクルージョン協会

団体名ふりがな

にほんいんくるーじょんきょうかい

情報開示レベル

★ ★ ★ ★ ★

第三者認証マーク

団体の概要

2013年から龍谷大学深草キャンパス内カフェ樹林を中心とした様々な活動の中で、数々のひきこもりや障がいを持つ若者の支援を行ってきた。現在は、不登校の親を支援する京都市内の団体や、引きこもりを支援する京都市内の団体と連携し、情報や課題をヒアリングを行っている。
その中で連携を取りながら、不登校、引きこもり家庭に対してのアウトリーチ活動の他、ボードゲームを活用した社会復帰支援活動を行っている。
障がいを持つ若者やひきこもり状態にある若者を支援するため、(株)エスユーエスと協力して、企業経営者に社会投資として障がい者の雇用を促進する。(株)エスユーエスが抱える京都市内を含む顧客企業ネットワークを活用し、障がいを持つ若者が働きやすい環境を作る。これまで解決されていなかった障がい者雇用の問題を最先端技術と企業連携、社会的つながりを駆使し、若者たちの社会参加を促進することに挑戦したい。
当法人は「change from taker to giver(与えられる存在から、与え分かち合う存在へ)」を標語に、精神障がい、あるいはひきこもり状態にある若者が障がいの有無に関係なく、安心と生きがいのある生活が送れるように支援に取り組んでいる。具体的には、障がい者が社会で輝けるよう、雇用や教育に関する企業間の情報交換及び相互扶助を促進する企業間の共同コミュニティを創設し運営することを目標としている。当法人は龍谷大学深草キャンパスの中にあるカフェ樹林において、学生団体の活動を母胎として2019年2月1日に設立した。カフェ樹林は龍谷大学と社会福祉法人向陵会が協働して運営している。障害を持つ若者が交流しながらスタッフとして飲食業務に従事し、また靴磨きなどの自己改善プログラムに取り組んでいる。更にはボードゲームを開発し他大学の学生とも交流し、コミュニケ―ションのチカラを養っている。
当法人はインクルージョンの名の通り、障がいのあるなし関係なく生きられる社会を創るために設立され、今日まで活動してきた。その中で、大企業を含めて様々な企業から障がい者雇用に関する相談を受けてきた。その中で共通して存在していた課題は、「障がい者に与える仕事」についてのことだった。シュレッダーをかけるだけのような雑務しか仕事がないような事例もあり、働く障がい者の意欲や自己効力感も低下する一方である。
その中で、我々はメタバースは匿名性があり、アバターとして人と接するため、心理的安全性が高いことから障がい者雇用に有効だと考えている。
そこで我々はひきこもりの若者に対してメタバースなど最新デジタル技術を活用して3段階の就労支援事業を計画している。第1段階は在宅でメタバースなどによるオンライン交流会で対象者との関係を作り広める。第2段階はボードゲームや靴磨きなどのアナログでの対面交流を行い、社会との関係性を深める。第3段階は「HQマイスターアカデミー」(仮)を設立して、基礎的、最先端のIT技術を習得し就労に向けて準備する。この就労支援システムは当法人と株式会社エスユーエスと社会福祉法人向陵会、(株)革靴をはいた猫との連携で実現させる計画である。この就労支援システムのもう一つの特徴は地域企業の応援ネットワークである。企業経営者に公的精神による社会投資として障害者法定雇用率達成をめざすと共に、ひきこもりの若者を雇用してもらい、就労に至るまでの2年間は「HQマイスターアカデミー」に所属させ社会体験による精神的な成長とIT技術の習得をめざす。

また、私どもは「子ども食堂」を食材の提供のみならず未来人財を育む「居場所」として進化させることを目指している。全国で不登校は小学生、中学生で 24万人、自らの命 を断つ若者は小中高合わせて年間 500人を超え、京都府全体でも若者のひきこもりは 2万人を超えている。このままでは日本の衰退も懸念される。このような中で文部 科学省の新しい学習指導要領として 『探究学習』が打ち出され、2020年に小学校2021年に中学校2022年に高等学校で取り組みがスタートした。探究学習は自ら問いを立てその解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換しながら進めていく学習方法である。京都市立堀川高校の探求科がモデルと言われる。
予測不可能な時代に求められるのは「探究する力」であり、社会課題を「解決する力」を養うことが重要である。また与え分かち合う〈利他の心〉を培い、困難に打ち勝つレジリエンス(復元力)を養うことは未来を担う若者を育成する上で必須要件となっている。私どもは子供や学生若者がそのようなチカラを養うと共にワクワクするよう な感動の中で出会いと学びの場として若者の新しい居場所をつくることをめざしたい。具体的には、 子ども食堂を利用する子供たちの可能性を引きだす [探究学習コン テスト]と[大学生によるサポートの仕組み] を創り出したい。その仕組みは大学生が企業から期限切れ前の災害備蓄品や食ロス品、理由アリ商品の提供を受けて子 ども食堂の食材を支援すると共に『探究学習』を子供たちと共に取り組む。子供と大学生がスクラムを組んでチームをつくり課題を設定して探究学習を行い、その成果 をプレゼンしてコンテストを行い全体で共有する。探究学習の成果は高校生によるボードゲーム制作と共にメタバース構想の中で再現し、リアルとバーチャルの融合に より多くの学生若者と共有し、 子ども食堂の進化 とワクワクする [居場所づくり] をめざす。

代表者役職

代表理事

代表者氏名

位髙 光司

代表者氏名ふりがな

いたか こうし

代表者兼職

主たる事業所の所在地

郵便番号

602-8144

都道府県

京都府

市区町村

京都市上京区丸太町通黒門東入藁屋町

市区町村ふりがな

きょうとしかみぎょうくまるたまちどおりくろもんひがしいるわらやちょう

詳細住所

536-1元待賢小学校3階

詳細住所ふりがな

もとたいけんしょうがっこう

お問い合わせ用メールアドレス

nihon.inclusion21@gmail.com

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

090-6053-5697

連絡先区分

自宅・携帯電話

連絡可能時間

10時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金 土

備考

FAX番号

FAX番号

-

連絡先区分

-

連絡可能時間

-

連絡可能曜日

-

備考

-

従たる事業所の所在地

郵便番号

都道府県

市区町村

市区町村ふりがな

詳細住所

詳細住所ふりがな

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

2019年2月1日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2019年2月1日

活動地域

市区町村内

中心となる活動地域(県)

京都府

最新決算総額

100万円未満

役員数・職員数合計

10名

所轄官庁

内閣府

所轄官庁局課名

このページの先頭へ

活動概要

活動分野

主たる活動分野

障がい者

 

子ども、青少年、福祉、教育・学習支援、地域・まちづくり、経済活動の活性化、起業支援、就労支援・労働問題、市民活動団体の支援

設立以来の主な活動実績

当協会は、若者が障害のあるなしに関わらず共に輝ける社会の実現を目指して創設致した。
社会貢献活動など共通の目的に向かって、様々な若者がごちゃ混ぜになって取り組む中で、若者が社会に「希望」を与える存在に導くことを目的としている。
当協会の活動の中で生まれた標語は「 Change from taker to giver(与えられる存在から与え、分かち合う存在へ )」
当協会の代表理事は位髙光司氏で住友電工常務から日新電機社長・会長を経て京都経営者協会会長更には京都府社会福祉協議会会長を歴任している。また大学教授や京都市幹部職員OBが理事に就任している。
当協会は、主に以下の二つの事業を行なっている。
①障がい者と学生がともに学ぶ、プラットフォームの運営及び、就労支援
②社会貢献事業の創出、支援及び運営
これまで株式会社 革靴をはいた猫( HP:https://kawaneko39.com/)をはじめとして、古着店「 arch.」、社会教育事業として株式会社 たいまつの事業化を支援した。
障がいの有無や貧困において最も重大な問題は、当事者が自分自身の可能性を諦めてしまうことである。それらの問題は「ともに活動する仲間」と「自身の社会における役割」を見つけることで解決できることがこの10年間の歩みの中で確信した。
私たちは、どんな境遇であろうとも一人一人が自分の人生を描き直せる環境圏を創ること、そしてそれらの人財が日本を明るく照らす光になることを念願している。
学生・若者の貧困と精神的孤立は従来より大きな社会課題とされてきた。全国的には140万人のひきこもりがおり、悲しい事件が耳に入ることも珍しくない。
そのような社会情勢を踏まえて、当協会は、龍谷大学深草キャンパスのカフェ樹林にて学生サークルとして産声をあげた「チーム・ノーマライゼーション」をサポートする任意団体を前進として2013年より活動を開始した。
その活動の中で、人は仲間とともに公の目標に向かう中で輝いていくことを何度も体験して確信するに至り、利他の心を持ち能力を発揮できる人財とその環境圏を創る活動をしている。
また、子ども食堂への支援活動で7,500食の提供行った。食材の提供を通じて、京都市内の子ども食堂15ヶ所と連携して活動した。子ども食堂の課題が3点ある。
1点目が、「本当に来てほしい親子が来てくれない」との悩み。実際に経済的困難な親ほど、「自分達が貧困家庭だと知られたくない」という思いが強く、子ども食堂に通えないケースが多発している。2点目が、シングルマザーのご家庭をはじめ、他者との関わりが希薄になりがちで相談ができずに孤立してしまうという点。また、時間的・経済的な問題で子どもに習い事や遊びに行くなど学外の様々な体験を学ばせることも難しくなっている。そうした意味で、子どもとの交流のニーズは非常に大きいとかんがえている。3点目は「食材が不足している」という問題が非常に大きい。私たちもこれまで約5000食の食材を提供したが、全く足りないのが現状である。物価の上昇もあり子ども食堂の多くが食材の提供を緊急に必要としている。
私達はあらゆる福祉団体や企業と連携し、また行政機関との連携の中で様々な課題解決に取り組みたいと考えている。そして地域共生共同体圏を創り出したいと考えている。

団体の目的
(定款に記載された目的)

当法人は障がいの有無に関係なく、皆がともに輝ける社会の実現を 目 的とし、障害者や引きこもりの人々の活性化と就労支援、並びに彼らの 雇用・教育 に関する企業間の情報交換及び相互扶助を促進するための企業間 共同コミュニティの 運営を行う。当法人は、上記目的に資するため、次の事業を 行う。

① 障害者や引きこもりの人々の可能性を引き出すための教育及び就労支援事業
② 企業間共同コミュニティを構築し、このコミュニティに参加する企業を募って実施する以下の事業
ア 障害者や引きこもりの人々の雇用ニーズ調査および仕事の共同開発事業
イ 障害者や引きこもりの人々の雇用主である企業へのアドバイスおよび研修 提案事業
ウ 心の健康問題により従業員が不調にならないために、また、休職、及び不調な 従業員を雇用して  
 いる参加企業のメンタルヘルス対策をサポートする事業
エ 従業員の気持ちを引き出し、コミュニケーション力を培う職場風土づくりに取り 組む参加企業を 
 サポートする研修事業
オ 市民による職場風土認証制度を構築し、障害者や引きこもりの人々の雇用や従業員の心の健康問題
 に取り組む参加企業をサポートする事業
カ 企業間共同コミュニティ参加企業への人材・スタッフ派遣サポート事業

③ 障害を持つ幼児や子供たちの親の意識を高め、幼児や子供たちの潜在的可能性の芽を育てる事業
④ 障害者や引きこもりの人々の保護者及び家族へのサポート事業
⑤ 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障害 福祉サービス事業
⑥ 若者や学生の主体性を養い、企画力・行動力及び心の成長をサポートする事業
⑦ その他当法人の目的を達成するために必要な事業

団体の活動・業務
(事業活動の概要)

障害やひきこもりの若者の3段階の就労支援をIT技術企業や社会福祉法人、NPO法人などの  多くの福祉団体との連携を通じて『地域共生社会の実現』に挑戦する。
京都府下でもひきこもりは約2万人とも言われ、また発達障害などの精神障害を持つ人がひきこもりになり易く、ひとつの団体のみでひきこもり状態に寄添いながら就労支援をすることが困難な状態である。私たちは、今回本事業で3段階の就労支援システムを構築していく。
第一段階はデジタル技術を活用し在宅でもコミュニケーションを可能にして寄り添う。
第二段階は自己改善の教育プログラムを展開する。その中でも多くの福祉団体が協同して
社会貢献活動としてひきこもりメンバーや障害を持つ若者が「フードバンク事業」を展開し
ながら自己を改善に取り組む。
第三段階は様々な企業の法定雇用率達成に向けてサポートし、ひきこもりや障害者の雇用先を
開拓する。
私たちは、本事業を通じ「啐啄同時の社会的しくみ」のある社会を実現する。
〈啐啄同時〉とは文字通り、鳥の雛が卵から産まれ出ようと殻の中から卵の殻をつついて音を
たてた時、それを聞きつけた親鳥がすかさず外からついばんで殻を破る手助けをすることを
意味する。互いが協同し合ってひきこもりや障害における困難を克服するしくみをつくる。
私たちはひきこもりメンバーや障害を持つ若者が困難を克服して《与えられる存在から与える
存在、分かち合う存在》となり『地域共生社会』の土台を築くための先頭に立つことを目指す。
内閣府の調査(令和5年3月)によると15歳から64歳までのひきこもりの推計は146万人、不登校の小中学生も約30万人と言われ、まさに国家存亡の危機であり少子化時代の中で深刻な社会課題である。
ひきこもりの原因は対人関係による孤立孤独も大きな原因であり、その多くは発達障害と診断された人も多い。経済産業省の政策として「ニューロダイバーシティ構想」がある。この構想は脳や神経に由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、違いを社会の中で活かそうとする考え方。特に発達障害において生じる現象を能力の欠如や優劣ではなく、社会や職場において個々の特性を認め、適切なサポートや環境を提供することで、個人の成長や能力を最大限に引き出すことを目指している。この考え方はデジタル分野に高い親和性がある。
「社会的ひきこもり」とは、20代前後までに問題化し、6か月以上自宅にひきこもって社会参加をしない状態が続いていることをいう。そのひきこもりは「発達障害」が原因の一つとして注目されている。我々は「発達障害」という言葉から来るマイナスイメージに対してポジティブなイメージとあらゆる困難に向かう勇気とレジリエンス(復元力)のチカラを持つ若者を創り出すことに挑戦したいと考えている。「障害」と聞くと極端な場合、様々な重度の身体や精神や知能の障害を連想してしまう。このことが本人や家族の拒否感「私(うちの子ども)は普通だ!」や周囲の偏見、誤解を招く大きな原因になっている。
心療内科医師の星野仁彦氏(福島学院大学教授)は内閣府に提案した論考で「発達障害」を「発達アンバランス症候群」という考え方が適切だと主張する。また星野氏は次のように語っている。
『「彼(彼女)はあれができない」とマイナス面(ハンディキャップ)にだけ目を向けるのではなく、「彼(彼女)はあれならできる、得意だ」とプラス面にも目を向け、その人ならではの才能を生かすことを考えるべきである。そうすれば、発達障害はまだ「磨かれていない原石」となり、全く別の輝きをもって迎えられるようになるはずである。』
我々も障害をポジティブに捉え、人と人の〈関係性〉の中で個性が輝くような社会的仕組みをつくり、地域共生社会の実現に寄与したい。

現在特に力を入れていること

【ひきこもりメンバーや障害を持つ若者たちと共に創るフードバンク事業】
京都府は「ひきこもり支援情報ポータルサイト」を運営し、京都市も「脱ひきこもり支援センター」を設置してひきこもり本人の声を聞く努力と共に、支援団体の情報交換の場を設けている。
京都市のひきこもりの人数は令和2年の統計によると約13500人にのぼり、京都府全域では2万人を超える。京都府も専門相談窓口を設け、京都市も地域安心支援員制度を設けているが、京都府に寄せられた相談件数は250件足らずであり、地域の中に多くの支援ニーズが潜在化していると思われる。

我々が本事業に取り組む意義は3つの着目点がある。ひとつ目はひきこもり(発達障害)に対して如何に発掘して寄り添い、更にはその可能性を引きだす実践であり、その手段としてIT技術を充分に活用したいと考えている。具体的には在宅にいる状態でコミュニケーションを図る工夫が必要と考える。ふたつ目は人と人のリアルの交流においてワクワクする面白さと障害者も健常者も壁のない世界を演出する。そして〈社会貢献活動〉によって困難に向かう勇気とレジリエンス(復元力)のチカラを持つ若者を創り出すことを目標とする。
具体的にはひきこもりや障害者のチカラを引き出し「フードバンク事業」を開拓し、与えられる存在から与え分ち合う心を養い、社会参加に挑戦する。
3つ目は障害者雇用率の達成と共に社会の中に温かいサポートの土壌をつくるために企業経営者に参画してもらうことにある。我々は企業経営者の方々による公的精神を土台にした〈啐啄同時の社会的仕組み〉の構築を目指す。啐啄同時とは、鳥の雛が卵から生れ出ようと殻の中から卵の殻をつついて音をたてた時、それを聞きつけた親鳥がすかさず外からついばんで殻を破る手助けをすることを意味する。我々は障害を持つ若者、ひきこもり、孤独に悩む学生や若者を相互に支え合う社会的つながりの土壌を創り出したいと考えている。それが〈啐啄同時の社会的仕組み〉である。企業経営者が公的精神による社会投資としてひきこもりの若者を雇用し、障害者法定雇用率達成をめざす温かい社会的しくみづくりに取り組むよう促したい。その取り組みに我々と連携している 株式会社エスユーエスはIT企業であり、IT技術力によって企業のネットワークをつくり、ひきこもりの若者を活かしたいと共に計画している。
我々が取り組む事業の特徴はふたつある。ひとつは、ひきこもりの若者に対してHQプロファイルによるヒアリングやメタバースなど最新デジタル技術を活用すること、ふたつ目は、ボードゲームなどによる対面交流と共に社会貢献活動としてフードバンク事業などのリアルの人間交流によって社会参加に挑戦することにある。3段階の就労支援事業計画は、第1段階は在宅でメタバースによるオンライン交流で関係をつくることの喜びを体験してもらう。また、HQプロファイルというデジタル技術による特性診断ツールにより特性を把握し、一人ひとりにオンラインによるヒアリングなどで寄添う。第2段階はボードゲームや靴磨きなどのアナログでの対面交流や社会貢献活動により人と人が交流し感情を交えることで刺激や感動を味わってもらう。第3段階はパソコン操作などを習得し就労に向けて準備する。

今後の活動の方向性・ビジョン

国の内外の情勢変化はますます激しくなっており、未来を背負う学生若者にはあらゆる困難に向かう勇気と試練を乗り越えるレジリエンス(復元力)のチカラを培うことが必須の要件になっている。また、高齢化社会がますます進む中で、糖尿病などの生活習慣病のほかに認知症対策などが急務となっている。私どもは深刻化する社会課題を少しでも改善するために脳の仕組みに着目したいと考えている。 具体的には【Human Quotient】(人間性知能)は「目的に向かって、社会の中で協調的に生きるための脳力」とのことである。【Human Quotient】については脳科学者の澤口俊之氏は下記のように述べている。『額のすぐ後ろ側にある前頭前野という脳の場所の知能で領域ごとに違った動きをしている。前頭前野は他のそれぞれの脳領域のチカラをうまくコントロールする役割を担っている。サッカーで言えばまさに監督である。全体のパフォーマンスをいかに高められるかはこの前頭前野の活性化にかかっている。』【Human Quotient】(人間性知能)の活性化による効果は次のように考えられている。
➀将来への計画を立て夢や展望を培うチカラ ②高い思考力 ③主体性、自立性、独創性を培うチカラ ④幸福感や達成感を高める ⑤集中力や探求心を養う ⑥感情の抑制や理性、社会性を養う
⑦相手の気持ちを知るチカラを養う

経済産業省の政策として[ニューロダイバーシティ構想]があり、企業においても注目されている。
発達障害は学生若者だけでなく、企業の職場でも大きな課題となっており発達障害と診断され休職するケースも増えている。会社や組織は「人の集まり」であり、社員の潜在能力を引き出し生かすことは経営の重要課題である。ましてや休職者が増加することは企業にとっては死活問題になりやすい。

そこで私どもの取り組みでは3つのことが重要であると考えている。
ひとつ目は発達障害などの精神障害で苦しむ人々に寄添い、一人ひとりの特性や気持ちを把握することを大切に考えている。そのためにITのチカラを活用するために準備している。具体的には「HQプロファイル特性診断ツール」によって当事者のプラス面の特性を把握することを目的としている。
一人ひとりの潜在的な能力を引き出すためにデジタル技術の活用して【Human Quotient】(人間性知能)を高める取り組みをしたい。
ふたつ目は「自己改善プログラム」において困難に立ち向かうレジリエンス(復元力)を体恤し、更にはボードゲームなどで対人適応能力をみがき「与えられる存在から与えわかち合う存在」になるための意識転換のプログラムを開発することを目指している。ちなみに前頭前野を活性化する方法はいくつか考えている。歩くことなど有酸素運動、手を動かし使う靴磨き研修、折り紙の作成などである。3つ目は就労に向けてサポートすることである。
企業の障害者法定雇用率は現在2.3%である。2025年には2.5%、2027年には2.7%と引き上げられる予定である。そこで私たちは中小企業を対象とする計画と大企業を対象とするふたつのパターンを考えており、それぞれに課題がある。中小企業の課題は障害者雇用が経済的にも担当する人材においても準備することは困難であり法定雇用率を達成することはなかなかできない。そこで〈有限責任事業組合(LLP)を結成し参加することを呼びかけたい。大企業は雇用してからやりがいのある仕事をつくることに苦労している。そこで特例子会社で雇用している障害メンバーや休職中の社員を預かり、サポートしたり再訓練をして職場に戻ることができるようなサービスを行う。その教育訓練機関を「HQマイスター・アカデミー」と命名し、3段階の就労支援のしくみを運営する。
ここで我々の取り組みの考え方に共通する有名なふたりの人物の言葉を紹介したい。
ひとり目は松下幸之助翁の言葉『人間は磨けば光るダイヤモンドの原石のようなものである。』
ふたり目はチャップリンの言葉『人生は恐れなければ、とても素晴らしいものだよ。人生に必要なもの、それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。』
日本においても世界においても有名人の中に発達障害を言われる人は少なくない。天才たちの能力が、何らかの発達障害や精神疾患と結びついていることは珍しくない。その中の一人としてアップルコンピュータの創業者スティーブ・ジョブズがいる。現在、彼に関しては発達障害の一つである自閉症的な傾向があったのではないかと考えられている。日本人でアップルコンピュータで働いたことのある竹内一正氏は次のように述べている。
『ジョブズの人生が僕たちに教えてくれるのは〈失敗しないこと〉ではない。むしろ、〈失敗をしてしまったら、その後、どうやってそのマイナスをプラスに変えるのか〉である。』
この失敗という視点に、自閉症の知見を導入してみると、自閉症の中心的な特徴は「社会性の障害」であり、社会的に受け入れられない行動をすることである。しかし、ジョブズは既存社会自明の前提とすれば、確かに失敗は多かった。特に人間関係においては何度も衝突を繰り返した。しかしジョブズは大きく社会の変革に寄与した。障害があったが故に社会を変革する企業を創り出すことができたとも言える。

私達の事業の特徴は脳のしくみの改善(前頭前野の活性化)と心のしくみの改善を追求する点である。そして要点は3つある。
➀社会的大義 ニューロダイバーシティ構想の推進と発達障害の人が活躍できる社会を実現する。
②寄り添う心と実践力(相手を思いやる気持ち /他人との共通点を見つける /相手の変化に気づく)
③ワクワクする面白さ 障害者も健常者も壁のない世界をつくり体験する。

定期刊行物

団体の備考

[ホップ段階]ひきこもりや障害を持つ若者の一人ひとりにアプローチする。
➀京都市社会福祉協議会、京都府福祉協議会や京都市こども若者はぐくみ局、京都府健康福祉部家庭支援課、障害者支援課などと連携していろいろな福祉団体をリストアップする。
②京都市内のいろいろな福祉団体にアプローチしてHQプロファイル特性診断ツールの活用や
 メタバース体験会などを企画してひきこもりや障害メンバーに参加を促す。
③オンラインやリアルコミュニケーションやヒアリングにより一人ひとりに寄添い信頼関係を
築く。
メタバースソーシャルスキルトレーニング(MSST)
各事業所に出向きメタバースプログラムを活用したVR体験会を企画し参加を促す。
・ゲーム感覚で楽しんで入ることができる
・現実のさまざまなシーンをVR上で再現できる
・遠隔から匿名、チャットだけでも参加できる

[ステップ段階]ボードゲームや靴磨き&心みがき研修、社会貢献活動の対面交流により
自己改善を図る。
①ボードゲーム、靴磨き&心みがき研修などによりコミュニケーションを実践する。
②社会貢献活動としてフードバンク事業を実施して、ひきこもりメンバーや障害をもつ若者が社会
 体験する機会を創り、精神的な復元力を体得するように企画する。
・企業回りをして食ロス品、災害備蓄品を回収する
・子ども食堂を運営団体にアプローチして食品を提供する

[ジャンプ段階]大企業特例子会社のネットワークや中小企業の有限責任事業組合を結成して
雇用体制を確立する。(HQアカデミーにてひきこもりや障害者の研修訓練の委託を受ける)

京都地域の大企業特例子会社および中小企業のネットワークをつくり、ひきこもりメンバーや発達障害などの精神障害を持つ若者がさまざまな困難を乗り越えて就労に向かうように支援する。
そのためにもみんなのチカラを合わせてフードバンク事業を起こし、そしてひきこもりメンバーや発達障害などの精神障害を持つ若者がそれに参加して社会体験を積み重ねながら就労するチカラを養う。
助成期間(3年間)で「HQマイスターアカデミー(所属2年間:有償)」の土台を築き上げる。
課題は3つある。第1はひきこもり人材の獲得。第2は障害者法定雇用率達成をめざす企業に     「HQマイスターアカデミー(所属2年間:有償)」に社会投資を要請する。第3は在宅でオンライン交流を実現するためのメタバースの開発、更にはリアルでコミュニケーション能力を高めるためのツールであるボードゲームを開発する。

第1の課題はコンソーシアム団体である社会福祉法人向陵会を核として京都市内のひきこもり支援団体と交流を深め、また特別支援学校にアプローチして人材獲得の努力をする。
第2の課題はコンソーシアムを組んでいる株式会社エスユーエスの顧客にアプローチをする。
(株)エスユーエスは1999年に京都で設立されたITエンジニアの派遣会社である。全国の大手メーカーに1700人の正社員エンジニアを派遣している。第3の課題であるメタバースの開発は(株)エスユーエスが担当する。ボードゲームの開発は当法人スタッフが担当する。
このページの先頭へ

協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

フードバンク事業において企業から支援を受けた。
日新電機株式会社 20万円 災害備蓄品で不要になったアルファ米や水を提供してもらい子ども食堂
             運営者に渡した。
大丸百貨店京都店 10万円
龍谷大学         災害備蓄品で不要になったアルファ米を提供していただき、子ども食堂 
             運営者に渡した。
株式会社         災害備蓄品で不要になったものを提供していただき、子ども食堂運営者 
             に渡した。

休眠預金助成金申請幹事団体として株式会社革靴をはいた猫が1000万円の支援を受け、当協会も
コンソーシアム団体としてサポートをして委託金を受けた。


他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

子ども食堂運営者と協力してボードゲーム大会を企画した。

下記の子ども食堂運営者と連携して子供に食料を提供した。
子ども食堂リスト
①わかち愛子ども食堂
②子ども食堂ゆたか
③おいでやす食堂
④ワライバ
⑤花園教会水族館
⑥あまから子ども食堂
⑦空き家バンク
⑧カーヤ子ども食堂
⑨優勝ランド子ども食堂
➉子ども食堂夢
⑾あずま子ども食堂
⑿子どもの子どもの居場所づくり事業


企業・団体との協働・共同研究の実績

株式会社エスユーエスと連携してメタバース体験会を開催した。

「手放す貢献プロジェクト」
株式会社革靴をはいた猫と協力して多くの人びとから履かなくなった靴を回収して環境活動に貢献した。

行政との協働(委託事業など)の実績

京都府健康福祉部家庭支援課より引きこもり支援事業に80万円の助成金を受けた。
このページの先頭へ

財政

最新決算総額

100万円未満

会計年度開始月

11月

その他事業の有無

会計情報 CANPAN標準書式で表示しています。

収支報告

<収入の部> 2021年度(前々々年度)決算 2022年度(前々年度)決算 2023年度(前年度)予算
内訳 会費
 
 
 
寄付金
 
 
500,000円
民間助成金
 
 
 
公的補助金
 
 
800,000円
自主事業収入
 
 
500,000円
委託事業収入
4,189,136円
525,000円
 
その他収入
 
 
 
当期収入合計
4,189,136円
525,000円
1,800,000円
前期繰越金
302,977円
302,977円
26,160円
<支出の部> 2021年度(前々々年度)決算 2022年度(前々年度)決算 2023年度(前年度)予算
当期支出合計
4,189,136円
801,817円
1,000,000円
内人件費
0円
0円
0円
次期繰越金
302,977円
26,160円
 
備考
株式会社たいまつ、社会福祉法人向陵会から業務委託を受注した。
株式会社PHP研究所などから業務委託を受注した。
 
※決算時期のため、前年度決算に代わり一時的に前年度予算を表示しています。

貸借対照表

<資産の部> 2021年度(前々々年度)決算 2022年度(前々年度)決算
内訳 流動資産
302,977円
26,160円
固定資産
400,000円
400,000円
資産の部合計
702,977円
426,160円
<負債の部> 2021年度(前々々年度)決算 2022年度(前々年度)決算
内訳 流動負債
0円
0円
固定負債
0円
0円
負債の部合計
0円
0円
<正味財産の部> 2021年度(前々々年度)決算 2022年度(前々年度)決算
内訳 前期正味財産
302,977円
702,977円
当期正味財産増減額
400,000円
-276,817円
当期正味財産合計
702,977円
426,160円

会計情報 NPO法人会計基準書式で表示しています。

収支報告

<収入の部> 2021年度(前々々年度)決算 2022年度(前々年度)決算 2023年度(前年度)予算
内訳 受取会費
 
 
 
受取寄附金
 
 
500,000円
受取民間助成金
 
 
 
受取公的補助金
 
 
800,000円
自主事業収入
 
 
500,000円
(うち介護事業収益)
 
 
 
委託事業収入
4,189,136円
525,000円
 
(うち公益受託収益)
 
 
 
その他収益
 
 
 
経常収益計
4,189,136円
525,000円
1,800,000円
<支出の部> 2021年度(前々々年度)決算 2022年度(前々年度)決算 2023年度(前年度)予算
内訳 事業費
 
 
 
(うち人件費)
 
 
 
管理費
 
 
 
(うち人件費)
 
 
 
経常費用計
4,189,136円
801,817円
1,000,000円
当期経常増減額
 
 
 
経常外収益計
 
 
 
経常外費用計
 
 
 
経理区分振替額
 
 
 
当期正味財産増減額
 
 
 
前期繰越正味財産額
302,977円
302,977円
26,160円
次期繰越正味財産額
302,977円
26,160円
 
備考
株式会社たいまつ、社会福祉法人向陵会から業務委託を受注した。
株式会社PHP研究所などから業務委託を受注した。
 
※決算時期のため、前年度決算に代わり一時的に前年度予算を表示しています。

貸借対照表

<資産の部> 2021年度(前々々年度)決算 2022年度(前々年度)決算
内訳 流動資産合計
302,977円
26,160円
固定資産合計
400,000円
400,000円
資産合計
702,977円
426,160円
<負債及び正味財産の部> 2021年度(前々々年度)決算 2022年度(前々年度)決算
内訳 流動負債合計
0円
0円
固定負債合計
0円
0円
負債合計
0円
0円
正味財産合計
702,977円
426,160円
負債及び正味財産合計
 
 
このページの先頭へ

組織運営

意志決定機構

当協会の意思は定款で下記のように定められ、社員総会で決定する。
但し、当協会の社員は全国に存在しているためオンラインでの参加も認めている。
(招集)定款にて 定時社員総会は、毎年 11 月に開催し、臨時社員総会は、必要がある場合に開催 する。社員総会は、理事会の決議に基づき代表理事が招集する。社員総会の招集通知は、会日より1週間前までに社員に対して発する。
(決議の方法等)
社員総会の決議は、総社員の議決権の過半数を有する社員が出席し、出席した当該社員の議決権の過半数をもって行う。社員は、他の社員を代理人として議決権の行使を委任することができる。
この場合においては当該社員又は代理人は、代理権を証明する書面を当法人に 提出しなければならない。
(議決権)
社員は、各1個の議決権を有する。社員総会の議長は、代表理事がこれに当たる。事故があるときは、 当該社員総会において議長を選出する。

会員種別/会費/数

一般社員  会費なし  40名 

加盟団体

役員・職員内訳

役員数 事務局スタッフ数
有給 常勤
0名
0名
非常勤
0名
0名
無給 常勤
3名
4名
非常勤
 
3名
常勤職員数
7名
役員数・職員数合計
10名
イベント時などの臨時ボランティア数

行政提出情報

報告者氏名

岡村 勇輝

報告者役職

企画部長

法人番号(法人マイナンバー)

7130005015503

認定有無

認定あり

認定年月日

2019年2月1日

認定満了日

2019年2月1日

認定要件

 

準拠している会計基準

 

準拠している会計基準がその他の場合の会計基準名

監査の実施

実施済み

監視・監督情報

元京都市産業局長・元龍谷大学政策学部教授 白須氏に監査をしてもらっている。
このページの先頭へ

添付資料

定款・会則

最新役員名簿

パンフレット

 

入会申込書

 

退会申込書

 

会員情報変更届

 

研究費・助成金申請書

 

その他事業に関する資料

 

年度別添付資料

決算・事業報告

決算報告書
(活動計算書/収支計算書)
決算報告書(貸借対照表) 決算報告書(財産目録) 事業報告書
2023年度(前年度)
 
 
 
 
2022年度(前々年度)
 
 
 
2021年度(前々々年度)
 
 
 
2020年度
 
 
 
 
2019年度
 
 
 
 

予算・事業計画

予算書類 事業計画書
2024年度(当年度)
 
 
2023年度(前年度)
 
2022年度(前々年度)
 
 
2021年度(前々々年度)
 
 
2020年度
 

PDFをご覧になるには、Adobe社の Adobe Reader が必要です。Adobe社のサイトより無償でダウンロードできます。
Adobe Reader のダウンロードはこちら