本会は、医道の高揚、医学及び、医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、もって国民の健康と社会福祉の増進に寄与することを目的に、昭和25年11月に設立された。本会が活動を行っている主要地域は、岡山県東部地域の中央部を占める赤磐市及び岡山市瀬戸地区であり、約6万人の人口を抱える医療圏で、南部には山陽自動車道と２つの大規模団地がある一方、北部は過疎化が進みへき地医療圏となっている。当地域は、急性期、亜急性期、慢性期さらには在宅とあらゆるステージでの医療が必要とされる。このような状況下で、地域住民の健康管理は勿論のこと「赤ちゃんからお年寄りまで」安心して暮らせる地域社会を目指して、かかりつけ医をはじめ、病院・診療所の勤務医が一体となって、一次医療圏、二次医療圏とその担い手を全うしてきた。昭和30年代から、赤磐医師会員が3か所のへき地診療所での診療に従事していたが、日常の診療においても入院診療と救急診療の殆どを岡山市内に頼らざるを得なかったことから、地域の医師が一致団結し、昭和57年に医師会立の病院を開設し、全病床を開放病床とし最新の医療機器を整備して個々の診療所では対応できなかった検査や手術の受け入れを行い、先進的な検査や治療に取り組んでいる。平成16年には地域医療支援病院の認定を受け、日常診療に役立つ学術講演会や、症例検討会を数多く主催し、会員の医師のみならず他の医療従事者や施設従事者の参加も促し、地域医療の水準の向上を図っている。また病院では予防医学の実践をその使命とし、設立以来、住民健診のみに止まらず、小中学生の健康管理、さらには就労者の健診や健康管理など多岐にわたった活動を行っており、医療の充実とともに地域住民の健康に大きく寄与している。また、夜間や休日の救急患者の受け入れにも早くから対応し、休日在宅当番医制度や医師会病院を中心とした二次救急体制を構築し、赤磐市や岡山市瀬戸地区をはじめ、近郊市町村の地域住民が安心して暮らせる救急医療体制を整備している。
平成25年4月には公益社団法人へ移行。

代表者の略歴
氏名　滝澤貴昭（たきざわ たかあき）
　　　　日本脳神経外科学会専門医
　　　　日本神経学会認定神経内科指導医、専門医
　　　　日本脳卒中学会専門医
　　　　認知症サポート医
昭和55年　岡山大学医学部卒業
平成10年 医療法人幸義会 岡山東部脳神経外科 理事長
平成22年 赤磐医師会会長就任　　現在に至る

本会は、本会の目的を達成するため、以下の事業を行っている。
①赤磐医師会病院の設置運営に関する事項
②地域住民への公衆衛生の指導啓発に関する事項
③地域保健、学校保健、及び産業保健の向上に関する事項
④地域医療の推進発展に関する事項
⑤救急医療及び災害医療の充実に関する事項
⑥医師の生涯教育に関する事項
⑦医学の振興及び医学教育の向上に関する事項
⑧保険医療の充実に関する事項
⑨介護保険事業に関する事項
⑩医療施設の整備に関する事項
⑪医業経営の安定及び医療従事者の労働環境の改善に関する事項
⑫会員の相互扶助に関する事項
⑬医師会相互の連絡調整に関する事項
⑭その他本会の目的を達成するために必要な事項

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