社会福祉施設に対する社会的要望が高まる中、積極的な整備と合理的な運営が必要となっていた。この一環として、社会福祉事業法に基づき、第３セクターによる運営が最も適切であると考えられ、昭和５９年４月、社会福祉法人川口市社会福祉事業団を設立し、社会福祉施設の効率的運営を図るとともに、川口市における社会福祉の増進に寄与している。
　主な活動実績としては、指定管理者として２２事業の管理運営を川口市より委託され、併せて障害者相談支援センター及び地域包括支援センターの６事業を受託するとともに、自主経営事業１３事業の効率的な運営管理と福祉サービスの向上に努めている。

代表者の略歴
理事長　瀧川聡史
　平成１３年４月　総務省採用
　平成１７年４月　総務省自治税務局都道府県税課主査
　平成２０年４月　広島市財政局財政課長
　平成２３年４月　埼玉県企画財政部市町村課長
　平成２５年４月　埼玉県企画財政部財政課長
　平成２９年６月　総務省消防庁総務課理事官
　平成３０年７月　川口市副市長
　平成３０年７月　川口市社会福祉事業団理事長

　デイサービスセンターについて、老人福祉法及び介護保険法に基づき要介護状態にある高齢者をリフト付き車両で送迎し、入浴や食事の提供、日常動作の訓練を行い、生活の助長、社会的孤立感の解消、心身機能の維持向上に努めるとともに、家族の身体的及び精神的な負担の軽減を図っている。また、主な活動として、外食ツアー、敬老会、誕生会、お楽しみ会等、そして季節行事などを行っている。
　特別養護老人ホームについては、居宅において常時適切な介護を受けることが困難な方が入居しており、「介護から自立へ」を基本理念に入居者の「生活の場」としての環境を整えるとともに、それぞれの自己実現が可能となるよう一人ひとりの心身等の状況に応じたサービスを提供している。生花、書道、茶道、料理クラブや集団リハビリ、音楽療法等の月間行事、そして、ふれあいショッピング、日帰りツアー、季節行事等の年間行事を通じて入居者が明るく家庭的な雰囲気の中で楽しく充実した日々が送れるよう、施設サービスの提供に努めている。
　地域活動支援センター事業について、障がい者の方の通所による創作的活動、日常機能訓練、送迎、入浴等の各種サービスを提供し、利用者の生活改善、身体機能の維持向上、社会的参加と自立の促進が図れるよう努めている。

無