障がい者

【活動実績】
令和元年
　一般社団法人こうち絆ファーム設立
　働きたくても働けない、働く場所がない方が多くいる現状をどうにかしたいという思いから
　ナス農家3名が中心となり、農福連携研究会、就労支援専門部会等関係機関の協力を経て農福連携強　　　
　化を目的に福祉事業への取り組みを開始
令和2年
　多機能型事業所TEAMあき開所
　生きづらさを抱えた方（引きこもりや障がい等）への支援を具現化するために事業所を開所
　特別支援学校との連携スタート
令和3年
　生困者就労訓練事業所認定、触法者の取組み開始
令和4年
　生活困窮者モデル事業開始、安芸市・いの町農福マルシェ開催
　農福連携コーディネーター促進事業開始
令和5年
　就労継続支援B型事業所TEAMいの開所
　仏福連携開始
　岡山県での農福マルシェ出店
　高知刑務所、東京都での全国矯正展出店

【代表者略歴】
　大阪府出身
　高校卒業後食肉加工会社で25年勤務。父親の出身である高知県安芸市へIターンし、ハウス経営をス　　
　タートする。（施設園芸ナス）

当事業所は厚生労働省の地域連携モデル事業であり、官民が連携する地域連携に取り組んでいます。
高知県安芸市に立ち上がっている農福連携研究会や就労支援専門部会に参加し生きづらさを抱えた人の情報を各業界の様々な組織が情報を共有し、地域の課題として取り組んで解消に向けて活動しています。
現在、行政などが行っている福祉サービスで課題解決できない方の「もっと働きたい」「生きたい」を具現化し、地域の各団体、組織がその枠を超えて支援に向けたアイデアを出し合います。当事業所はその中心的な位置づけで農業、福祉サービスなど様々な選択肢を提案し、当事業者が「働きがい」「生きがい」を感じるための取組みを行っています。
また、生きづらさを抱えた方への理解を促進させるために勉強会や講習会を実施し、農福連携の普及啓発活動も積極的に実施する事で様々な業界への理解の輪を広げています。
令和4年度には農福商工連携がスタート、また法務省との連携により矯正展や農福マルシェ等同時開催し盛大に盛り上がりました。今年度は仏教との連携も始まり、新たな仏福連携としての取組みも始まっています。

当事業所の取組の特徴は、官民が連携する「地域連携モデル」であり、積極的に取り組んでいることです。安芸市内で展開されている安芸市農福連携研究会や安芸市就労支援専門部会に中心的な役割で参加し、生きづらさを抱える方々に関する情報を組織を超えて共有し、地域全体での共通の課題として取り組んでいます。当事業所は、働きたくても働く場所がない方々を農業や福祉サービスなど、多岐にわたる選択肢を提供し、「生きがいづくり」「幸せづくり」に繋がっています。
また、「生きづらさ」を抱える方々に対する理解促進のために、ここから東部ネットワーク会議を通じ、講演・研修・事例発表等を行い地域全体で勉強し理解を深めています。今年度は、いの町に「就労継続支援Ｂ型事業所TEAMいの」を開所し、行政、製紙会社、地域農家との連携が始まり新たな地域共生の拠点として活動しています。
県域全体に活動範囲を広げ、さらに、令和5年度は人口減少による就労場所の確保が困難となっている室戸市より「室戸市就労支援を考える会」への参加依頼があり、令和７年度を目標に「就労継続支援B型事業所TEAMむろと」設立に向けて参加するようになりました。県域で官民の連携が拡がり、地域の困りごとをひとつひとつスピード感をもって解決していくことで地域づくりに繋がり共生社会に向けて進めています。

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