国際協力

日本の海外医療協力NGOの事務局長とバングラデシュの女医が1990年に出会い、病人を治療する保健医療も必要だが、予防や衛生教育のためには識字率の低いバングラデシュでは初等教育が必要との意見で一致し、日本では当団体をバングラデシュ側でもNGOを設立した。村で学校に行ったことのある女性を教師として育成し、青空教室で読み書きを教え、青空学校が継続すると竹壁と草葺き屋根の教室を作り、後にレンガ壁とトタン屋根の校舎を建設した。これらをバングラデシュに寺子屋を贈る運動として推進してきた。また、同時に日本の若者がアジアに関心を持つように育成してきた。対象６地区すべての子どもが教育を受けることと、日本人がアジアと対等・友好的に生きることが目標。今年創立30周年を迎える。
バングラデシュの教育支援が一つの柱となる事業で、現在BDPが運営するノンフォーマル小学校42校5500人余りの生徒を支援し、職業訓練校2校や中等教育への奨学金も実施している。もう一つの柱は日本の若者を育成としてスタディツアーを実施し、過去44回で延べ786人が参加した。セミナーや学校での講演等、国際理解教育とバングラデシュの紹介等を行っている。

（１）アジアの開発途上国への教育支援事業
バングラデシュの農村など学校のない地域に小学校を設立し、初等教育を施すなど基礎教育を支援する（6地区42校の運営支援と教師研修の支援）
（２）国際協力への理解、参加を促進するための事業
　　１）アジアの開発途上国への研修（学生スタディツアー）の企画、運営
　　２）アジアの開発途上国に関する国際協力の理解についての講演会、セミナー、シンポジウムなどの開催事業
　　３）アジアの開発途上国問題等につき、学校、団体等への講師派遣
　　４）バングラデシュの文化紹介
（３）アジアの開発途上国に関する普及、啓発事業
　　１）機関紙の発行
　　２）バングラデシュで作られた手工芸品の紹介、提供

無