特定非営利活動法人YCスタジオ

基礎情報

団体ID

1277285662

法人の種類

特定非営利活動法人

団体名(法人名称)

YCスタジオ

団体名ふりがな

わいしーすたじお

情報開示レベル

★ ★ ★ ★

第三者認証マーク

ふるさと島根定住財団

認証日:2013年1月22日

団体の概要

 2004年3月3日 設立、前身は不登校の子どもの居場所「フリーダス」です。
「YCスタジオ」の英訳は“Youth Culture Studio”で、若者文化の発信基地の意味。
不登校を体験した若者が主体になって、もう一つの(alternative)生き方を創って行こうと立ち上げました。 生き辛さを感じている若者たちが、お互いの生存をまるごと肯定しあえる暖かい居場所を中心に、生きている手ごたえの感じられる、もう一つの生き方・はたらき方の創造していくことを目指して、様々な事業に取り組んでいます。   

 2018年の年頭には、松江市白潟本町の古民家から、JR松江駅から徒歩10分、白潟天満宮前のロータリーに面した3階建てのビルに移転し、従来の相談・居場所・アート工房・有機農業や、就労支援のためのCafé・ショップ事業に加え、分かち合いのためのシェアキッチン、フリースペースやアートイベント等の交流活動に力を入れています。

 また、2017年には「島根子ども若者の居場所応援ネットワーク」を立ち上げ、事務局として草の根民間団体・NPO等とのネットワークや行政・専門機関との連携を模索しています。
 

代表者役職

理事長

代表者氏名

木村 悦子

代表者氏名ふりがな

きむら えつこ

代表者兼職

子どもの人権オンブズパーソン代表

主たる事業所の所在地

郵便番号

690-0064

都道府県

島根県

市区町村

松江市

市区町村ふりがな

まつえし

詳細住所

天神町82番地

詳細住所ふりがな

てんじんまち

お問い合わせ用メールアドレス

info@ycs.or.jp

電話番号
(公開用電話番号)

電話番号

0852-25-9592

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

11時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金

備考

土日及び祭日は基本的にお休みです。

FAX番号

FAX番号

0852-25-9592

連絡先区分

事務所・勤務先

連絡可能時間

11時00分~17時00分

連絡可能曜日

月 火 水 木 金

備考

土・日・祭日は除く

従たる事業所の所在地

郵便番号

都道府県

市区町村

市区町村ふりがな

詳細住所

詳細住所ふりがな

URL

団体ホームページ

団体ブログ

Facebook

X(旧Twitter)

代表者ホームページ(ブログ)

寄付

ボランティア

関連ページ

閲覧書類

設立年月日

2004年3月3日

法人格取得年月日(法人設立登記年月日)

2004年2月20日

活動地域

複数県

中心となる活動地域(県)

島根県

最新決算総額

500万円~1,000万円未満

役員数・職員数合計

8名

所轄官庁

その他

所轄官庁局課名

松江市市民活動推進課
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活動概要

活動分野

主たる活動分野

 

子ども、青少年、障がい者、在日外国人・留学生、福祉、保健・医療、教育・学習支援、地域・まちづくり、文化・芸術の振興、環境・エコロジー、人権・平和、国際交流、男女共同参画、ITの推進、経済活動の活性化、起業支援、就労支援・労働問題、市民活動団体の支援、農山漁村・中山間、食・産業、漁業、林業、行政への改策提言

設立以来の主な活動実績

「YCスタジオ」は、英訳では“Youth Culture Studio”、若者文化の発信基地という意味。  2004年に、不登校の子どもたちの居場所「フリーダス」を卒業した若者とその親たちが中心になってNPO法人として立ち上げる。
 不登校やひきこもりや障がいを肯定的にとらえ、「ありのままからもう一つの生き方へ」を基本に、誰も排除しないで認め合える居場所と、やりたいことが思い切りやれる工房を提供して、自分なりのの生き方が見つけられよう応援してきた。
 2005年から2017年まで、松江市の中心商店街にある築120年の町家を借りて、家庭のような暖かい居場所を用意し、心の通じるスタッフや仲間と、好きなことに取り組めるよう、音楽やものつくりなどの工房を開く。さらに無農薬無化学肥料による農業を手掛け、有機野菜を食材に、安心安全な食事を提供してきた。
心身の回復につれて、彼らは自らの感性を活かしたもう一つの生き方・働き方の創造と発信へ向かうが、 そんな彼らを応援しようと、7年前から農と食とアートによる仕事づくりを模索している。
 2018年年頭には、JR松江駅近くの天神ロータリーに面した3階建てのビルに移転。従来の活動に加え、アートによる起業支援、シェアキッチン、アートイベントやフリースペース等の交流活動にも力を入れている。

代表者略歴
不登校の親と子どもの支援から、様々な困難を抱える若者の支援へ
①1991年 不登校の親の会「松江不登校を考える会(カタクリの会)」を設立
息子2人が小学生の時、転校をきっかけに不登校に。同じ不登校の子を持つ親同士で親の会を設立。以後10年間全国ネットにも参加し不登校の相談にあたる。
②1992年 子どもの居場所「フリーダス」を開設
それぞれの経験を寄せ合いながら、不登校の子ども中心の自由な居場所と子どもの主体性を育む学びの場を実践。ソウル市のハジャセンター(オルタナティブ教育センター)等と交流。
③2004年 NPO法人YCスタジオ(Youth Culture Studio)を設立
不登校や高校中退のため学齢期を過ぎても行き場のない10代後半から30代の若者に、安心していられる居場所と主体的な学びと仕事体験の場を提供するNPO法人を設立。今日まで、松江市や島根県の各関係機関と連携しながら、いわゆるニート、ひきこもり、問題行動、発達・精神障がいと呼ばれる様々な困難を抱える若者の支援にあたる。
当事者サイドから子どもの権利を守る活動
④1996年 市民団体「子どもの人権オンブズパーソン」を設立
情報公開制度等を活用しながら、学校・病院・養護施設等における子どもの人権侵害を監視。子どもの人権を守る活動を続けている。 教員・施設職員による体罰・セクハラ、高校中退・不登校、いじめ・自死等の諸問題に取り組む。 
⑤2002年~2005年 日本児童青年精神医学会 理事  
 精神医療における子どもの人権について、委員会活動を通じて当事者サイドから問題提起を行う。
⑥2017年10月~ 島根子ども若者の居場所応援ネットワーク を設立 
 島根県内の民間の子ども若者の居場所が互いに連携し、生きづらさを抱える子ども若者が、夢や希望を持って生きていけるよう応援するネットワークを開始。                        

団体の目的
(定款に記載された目的)

青少年に対して、安心してすごせる居場所とオルタナティブな学びの場を提供し、青少年の起業や文化の発信を支援する事業を行い、もって青少年が自信と希望をもてる地域社会づくりに寄与することを目的とする。(YCスタジオ定款より)




団体の活動・業務
(事業活動の概要)

青少年が安心していられる居場所の運営
青少年に対するオリタナティブな学びの場の研究実践
青少年の社会参加と就労支援
青少年の保健福祉の増進
国際交流  (定款より)

1居場所事業:ありのままでいられる家族的な居場所とおいしい昼食を月曜から金曜まで毎日提供。
2相談事業:親の会(毎月第4日曜日、14:00~17:00)ひきこもり等の親の会。
      個人相談(随時) メール、電話、面談。
3工房事業:音楽、もの作り、料理、スポーツ、自然体験、農業等の各種工房を開催。
4就労支援:仕事づくり・中間就労
     a)農業;大根島・大東町の農園で、農薬・化学肥料を使用しない農法で野菜を栽培
     b)こだわり市;YC農園で栽培した野菜、農家から仕入れた産直野菜を販売。
     c)「YCスタジオ シェアキッチン」
       Caféレストランの営業(中間就労)、料理教室、多世代交流食堂
     d)「YCスタジオクリエイトショップ」
      インテリア、ファッション、生活雑貨の販売。若手作家のオリジナル作品の委託販売。
5ネットワーク事業
    「島根子ども若者の居場所応援ネットワーク」を設立。
       民間・草の根の県内10団体・個人と連携。     


現在特に力を入れていること

生き辛さを抱える若年層に対するセーフティーネットの構築
ありのままでいられる居場所と最低限の衣食住の保障。
そのための、関係機関との連携。
もうひとつの生き方・働き方の創出
農と食とアートによる仕事づくり(中間就労)。
分かち合いと地域交流事業。
子ども・若者の居場所ネットワーク。

今後の活動の方向性・ビジョン

生きづらさを抱える子ども若者が、夢と希望を持って島根で暮らせるよう、「農と食とアート」を基本にした、環境にも人にも優しい、もう一つの生き方・雇用を創出する。
子ども若者の居場所ネットワークを島根県から山陰、中四国から全国に広げていく。

定期刊行物

「YCスタジオニュース」

団体の備考

①当事者中心
②あるがままでok
  不登校、引きこもり等を否定的に見ない。
③もう一つの生き方の創造:disorderからorderへ
  社会の周辺に置かれた側から、もう一つの生き方を広げていって、社会を変えていく。
  
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協働実績

助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績

●2004年度(平成16年度)
①(財)島根県ふれあい環境財団21の「NPO設立支援助成金」を受ける。
②(財)しまね国際センター「国際交流促進事業助成金」を受け、ソウル市フリースクールとの交流事業を実施。
●2005年度(平成17年度)
①(財)ふるさと島根定住財団「しまねづくりトライ事業助成」を受け、若者自立支援事業を実施。
②中国労働金庫のNPO助成金を受け、チャレンジショップの改装事業を実施。
③(財)日本生命財団「ニッセイ財団”広がれ、元気っこ活動”児童・少年の健全育成助成を受け、シルクスクリーン印刷用具一式を購入。
●2005年~2007年度(平成17年~平成18年度)
①島根県・松江市・松江商工会議所の「商業活性化重点的支援事業、空き店舗活用事業(家賃補助)を受ける。
●2006年度(平成18年度)
①「ドコモ市民活動団体への助成」を受け、
「若者居場所づくり・ありのままから、もう一つの生き 方へ!」を実施。調理室の整備を行った。
●2007年度(平成19年度)
①独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金助成事業」を受け、
「チャレンジカフェ運営事業」を実施。
●2008年度(平成20年度)
①厚生労働省・障害者自立支援調査研究プロジェクトの助成を受け、
「ひきこもり・発達障害等を 有する若者の芸術表現・発掘支援・調査研究事業」を実施。
②松江市音楽のまちづくり活動費補助金を受け、
「音楽のまちづくり事業(天神祭アコースティックライブ)」を実施。
③日本財団「障害者作業所の整備/民家改修事業」の助成を受け、
YCスタジオ内の倉庫を(ミニギャラリー)「スペーストカトカ」に改修。
●2009年度(平成21年度)
①「松江市若者支援対策事業」を実施。
●2010年度(平成22年度)
①「松江市若者支援対策事業」を実施。
②年賀寄付金配分助成を受け、
「様々な困難を抱える青少年の自立と社会参加支援のための体験工房活動事業」を実施。
●2011年度(平成23年度)
①島根県青少年家庭課より「子ども若者支援に取り組むモデル活動支援事業」助成を受け、
「様々な困難を抱える若者の社会参加支援事業(体験活動と相談・学習会)」を実施。
②「松江市若者支援対策事業」を実施。
③「松江市若者創作活動支援事業」を実施。
④松江市NPO等地域支え合い活動支援事業補助金を受け、
「地域支え合い体制づくり事業」を実施。
●2012年度(平成24年度)
①島根県青少年家庭課より「子ども若者支援に取り組むモデル活動支援事業」助成を受け、
「様々な困難を抱える若者の社会参加支援事業(社会体験活動と学習会)」を実施。
②「松江市若者支援対策事業」を実施。
③「松江市若者創作活動支援事業」を実施。
④年賀寄付金配分助成を受け、
「様々な困難を抱える若者のためのワークチームによる多様な働き方創出事業」を実施。
●2013年度(平成25年度)
①島根県地域福祉課より助成を受け、「NPO等民間支援団体が行う生活困窮者等支援事業」を実施。
②島根県青少年家庭課より「民間団体による子ども・若者支援促進事業」の助成を受け、
「困難を有する若者の多様な中間就労創出事業」を実施。
③「松江市若者支援対策事業」を実施。
●2014年度(平成26年度)
①文部科学省児童生徒課委託「いじめ対策等生徒指導推進事業」を実施。
②島根県青少年家庭課より「民間団体による子ども・若者支援促進事業」の助成を受け、
「困難を有する若者(農と食による)多様な中間就労創出事業」を実施。
③島根県地域福祉課より助成を受け、
「NPO等民間支援団体が行う生活困窮者等支援事業」を実施。
④「松江市若者支援対策事業」を実施。
●2015年度(平成27年度)
①文部科学省児童生徒課委託「いじめ対策等生徒指導推進事業」を実施。
②「松江市若者支援対策事業」を実施。
③独立行政法人福祉医療機構より社会福祉振興助成事業の助成を受け、
「農を食と職へ シェアキッチン事業」を実施。
●2016年度(平成28年度)
①「松江市若者支援対策事業」を実施。
②独立行政法人福祉医療機構より社会福祉振興助成事業の助成を受け、
「ITで繋げる食と職 シェアキッチン事業」を実施。
③しまね社会貢献基金活動支援事業
「困難を抱える若者の楽しい居場所づくり事業~表現活動・体験工房を中心に~」を実施。
④子供の未来応援基金
「子ども若者の居場所連携・交流事業“アートでコラボ”」を実施。

他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績

2017年9月末、島根子ども若者の居場所応援ネットワークを立ち上げ、島根県内の民間草の根の居場所・親の会等、12の団体・個人と連携し、子ども若者のアートを通じた交流会を実施。
また、それぞれの立場から見える運営上の課題や子ども若者の置かれた状況の把握し、解決に向けての仕組み、施策を研究している。

企業・団体との協働・共同研究の実績

2016年度より島根県中小企業家同友会に入会し、就労に困難を抱える若者の雇用について、企業家と協働の仕組み作りを模索している。
中小企業家同友会・障がい者問題全国交流会に参加。

行政との協働(委託事業など)の実績

●2006年度(平成18年度)
県民との協働による島根づくり事業の助成を受け、
「青少年のための駆け込み寺(シェルター)事業」を実施。
●2007年度(平成19年度)
文部科学省生涯学習局生涯学習課の委託を受け、
「公民館等におけるニート支援モデル事業、若者 による新しい仕事づくり支援事業」を
松江市教育委員会青少年支援課と協働して実施。
●2009年度(平成21年度)
しまね社会貢献基金助成金を受け、
「しまね協働実践事業=困難を抱える若者の社会参加促進事業(農と食による仕事づくり事業)」を、
島根県青少年家庭課と協働で実施。 
●2010年度(平成22年度)
島根県商工労働部雇用政策課より委託を受け、
「困難を抱える若者の多様な就労(働き方)創出事 業を実施。 
●2005・6・7・8・9年度 (平成17・18・19・20・21年度)
文科省スポーツ青少年局青少年課の委託(県教委からの再委託)を受け、
ひきこもり等自立に支援を要する青年の長期社会体験事業を実施。 
●2006・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16年度
    (平成18・19・20・21・22・24・25・26・27年度)
文科省初等中等教育局児童生徒課の委託を受け、
不登校への対応、②生徒指導進路指導、③いじめ対策等に関する実践研究事業を実施。