昭和２７年６月に設立、昭和６３年２月の法人化以来、遠別町に於ける社会福祉、地域福祉分野の事業の発達・活性化を図り、様々な事業を展開してきました。現在では、福祉事業の運営・助成・協力、関連事業・団体との連絡・調整、共同募金事業への協力、居宅介護事業、愛情銀行の運営、生活福祉資金貸付事業、心配ごと相談事業、ボランティア活動の振興、老人福祉センター管理受託運営、その他必要な事業と多岐に渡り地域と住民にアプローチを打っています。

社会福祉法人遠別町社会福祉協議会は、毎年度基本計画を定め、推進目標、事業区分別に事業内容を展開できるよう事業計画を定めている。基本計画では今日的な社会の動向を迎え、２０１３年４月から「障害者自立支援法」から「障害者総合支援法」と改正となりスタートすることに伴い、地域社会において障害者も高齢者も誰もが人格と個性を尊重し合う共生の実現を目指している。地域で暮らす人々が自立した尊厳ある生活を送るため住民の支え合いが今後ますます重要となり、地域福祉の推進役を担う社会福祉協議会は、これらの課題を適切に対応して活動していくことが必要となる。このことを十分に踏まえ「誰もが安心して暮らしていける福祉のまち」を目指し、各団体と連携を図り、推進目標の現実に積極的に取り組むとしている。推進目標は、９点からなり、①地域福祉活動の推進②地域、財政の確立③広報活動の推進④ボランティア活動の促進⑤専門部会活動の推進⑥在宅福祉ネットワークづくり⑦居宅訪問介護事業の推進⑧地域福祉実践計画の策定⑨日常生活自立支援事業の推進としている。事業計画では、事業区分を７区分として、区分毎の事業内容の主な内容としては「１、福祉対策事業の推進」では、各種大会、研修会の開催参加、役職員の研修、地域福祉実践計画策定、訪問介護事業所の運営、地域支え合いサロン事業の受託などである。「２、老人福祉対策の推進」では、寝たきり老人、ひとりの暮らし老人への生活援助、ひとり暮らし、老人世帯へ声かけ運動の実施、給食サービス事業の実施、老人クラブ連合会の運営指導、老人クラブ研修会の参加と援助などである。「３、母子、児童福祉対策の推進」では、母子会活動の育成助成、青少年非行防止運動への協力、子供会育成会事業の援助などである。「４、心身障害者福祉対策の推進」では、身体障害者福祉協会の育成助成、福祉交流事業やスポーツ大会の参加、手をつなぐ育成会の育成援助などである。「５、地域福祉活動の推進」では、ボランティア活動研修会への参加、ボランティア活動組織の構築と育成強化、福祉相談員活動の推進などである。「６、福祉振興事業の推進」では、低所得者福祉対策の推進、生活福祉資金の活用、指導援助、戦没者遺族会活動の援助、災害被災者への援助などである。「７、財政の確立その他」では、会員制度の充実強化、補助金制度の活用と拡大、愛情銀行預託者の拡大などである。

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