2001年、心身の健康にハーブが極めて優れた効果をもつと大きな関心が広がっていました。岡山県真庭市においても蒜山（ひるぜん）地域を中心にラベンダーなどハーブ栽培やハーブ製品の開発、観光資源としての活用がすすめられており、県内においてもその栽培に関心をもち試みる、あるいは深い憧憬をもち愛好家となっているという人々が増えてきていました。
そこで、ハーブに関心をもつ私たちはこのハーブの効用を深く研究・学習し、愛好家の合流を図り栽培をすすめる事業などを組織的に行おうと考えました。また、この栽培あるいはハーブに関連した製品づくりなどにより、産業をおこすことで村おこし・まちづくりをすすめることができる、そして、この活動の中で高齢者・障がい者の仕事おこしや新たな雇用を創出することができると考え、ハーブと福祉を一体としてテーマとする会組織を設立しようと考えました。私たちはこの活動を発展させ、岡山県内にとどまらず、さまざまな地域のハーブを育て愛する人々、また、自然環境の保全や福祉の充実、高齢者・障害者の就労をすすめる人々と交流・連携しようと考えました。この趣旨は1996年に自然環境保全の声が高まる中、村おこしとしてもハーブを育成し産業とする、また、そのこととともに福祉の充実を図ろうと結成された「ハーブと福祉を育てる会」の考え方を踏襲するもので、この考え方を一層発展させ、日常的な活動とネットワーキングの拠点となるにふさわしい機動的な組織にしようと考えました。
そして2011年、私たちは更に高齢者・障がい者の就労をすすめるため、かがやきプロジェクトとして事業を推進していこうと考えています。

理事長

なかがわ かずひこ