平成２１年１月１９日、それまで、平成１８年度からの指定管理者制度導入を受けて、指定管理者として特定非営利活動法人「海の八戸ＮＰＯ」において八戸市水産科学館マリエントの運営に携わっていたメンバーにより、「企業組合かぶあがり」を設立。
平成２１年４月１日より、「企業組合かぶあがり」として、指定管理者の任命を受け、八戸市水産科学館マリエントの管理業務を開始。
対外的な情報発信を重視し、新聞社、テレビ局などへの定期的な企画情報の発信を実施。
指定管理者制度導入前は減少傾向にあった入館者数および入館料は年々増加し、毎年、前年度を超える実績を残している。
独立行政法人海洋研究開発機構の全面協力により、平成１９年１２月に設置された、地球深部探査船「ちきゅう」の展示コーナー “はちのへ「ちきゅう」情報館”の継承および展示内容の強化・更新。また、子どもたちを対象とした体験型の科学活動団体「マリエントちきゅうたんけんクラブ」の会員の募集と活動の充実・強化。その結果、クチコミで入会者が増加し、発足時小学生のみで１０名だった会員が、中学生まで会員枠を広げ、平成２２年１０月現在で８６名もの会員が参加するまでになった。

代表者略歴
　昭和３３年８月　　八戸市長者に生まれる
　昭和５４年３月　　八戸短期大学卒業
　　　　　　　　　　その後、事務職に長年携わる
　平成１８年４月　　八戸市水産科学館マリエントへ勤務
　平成２１年１月　　企業組合かぶあがりを設立、代表理事に就任
　平成２１年４月　　八戸市水産科学館マリエント指定管理者となり、館長に就任

1）八戸を中心とした海の生き物の展示
八戸周辺の海で採取された魚や熱帯魚の水槽、海辺の生物に触れることのできる
タッチ水槽、八戸を代表する水産物であるイカや、天然記念物に指定されている
蕪島のウミネコをテーマにした展示を行っている。また、常設展の他にも、定期
的にテーマを決めて特別展示を開催している。
2）地球深部探査船「ちきゅう」関連の展示
独立行政法人海洋研究開発機構の全面協力により、地球深部探査船「ちきゅう」
の展示を実施。「ちきゅう」の最新の研究成果の展示を随時更新する。
3）「マリエントちきゅうたんけんクラブ」の活動
実験や体験を通して、科学に興味・関心を持てる学習の場をつくる。とくに、独
立行政法人海洋研究開発機構との連携協力により、研究者や調査船の乗員による
講演会の開催などを行い、最先端の地球科学に触れる機会を提供する。
4）企画展示の実施
４階展示ホール、５階展望ホールを利用して、写真展、絵画展、幼稚園児の作品
展などのさまざまな展示を行う。
5）地域行事への協力
地域の催事などへの人的・物的な協力や、催事スペースの提供など。　　
6）施設の維持管理
完成後２０年を経過した施設の機能維持と安全確保のため、建物、設備の定期的
な点検および修繕を実施。また、スタッフによる毎日の巡回、清掃などの日常業
務の実施。

無