|
特定非営利活動法人日本がん・生殖医療学会
|
団体ID |
1354794321
|
法人の種類 |
特定非営利活動法人
|
団体名(法人名称) |
日本がん・生殖医療学会
|
団体名ふりがな |
にほんがんせいしょくいりょうがっかい
|
情報開示レベル |
|
第三者認証マーク |
|
団体の概要 |
近年、がんに対する集学的治療の進歩によって、多くの患者が「がん」という病気を乗り切ることができるようになってきた。 しかし、若年患者に対するがん医療は、性腺機能不全、妊孕性の消失そして早発閉経などを引き起こすこととなる。妊孕性温存とは、若年のがんや免疫疾患患者などに対する治療によって将来妊娠の可能性が消失しないように生殖機能を温存する考え方である。 1978 年に世界初の体外受精児が出生してから30数年が経過し、本邦でも約 60人に1人が体外受精(顕微授精、凍結胚移植を含む)により出生する時代となっている。顕微授精によって少数の配偶子から妊娠・出産が可能となり、さらに凍結保存技術の進歩に伴って、妊孕性温存の一つに受精卵の凍結保存という選択肢が増えることとなった。 現在、若年がん患者における治療寛解後の妊孕能温存法として、未受精卵(卵子)凍結、胚(受精卵)凍結、精子凍結、卵巣遮蔽や卵巣位置移動術そして卵巣凍結などがあげられる。特に女性がん患者は、生殖細胞(未熟あるいは成熟した卵子)または卵巣組織を外科的に採取しなければならず、月経周期によってはそのタイミングがベストとはならないこともあることから、がんの診断後可能な限り早急にがん治療開始前に妊孕性温存の可能性を検討しなければならない。
若年がん患者が妊孕性を温存した治療を選択する機会が増加しつつあることから、治療寛解後の男性としてのあるいは女性としてのQOL向上を志向して、症例によっては治療開始前から妊孕性温存に対する十分な対策を練る必要性がある。しかし、なによりも妊孕性温存希望のがん患者においては、原疾患の治療が最優先されるべきであり、その治療を遅滞なく遂行することを大原則とし、がん・生殖医療は原疾患の治療を担当する医師によって妊孕性温存を考慮することが可能であると判断された場合においてのみ施行される治療となる。 がんと診断された患者は、同時に多発する問題の自己解決が求められ、短期間にいくつもの選択を余儀なくされることから、妊孕性温存が選択された場合には、がん治療専門医と生殖医療専門医両者がともにいることは患者にとっても大きなメリットになるものと考えられる。患者は生殖医療施行中にも常に原疾患の再発・再燃のリスクを負っていて、限られた時間の中での生殖医療の施行が求められる。原疾患が診断され後療法が始まるまでの間、妊孕性温存治療に与えられた期間は長くても1ヶ月以内であることが多い。 体外受精・胚凍結を行えたとしても1クールぐらいが限度であり、一生分の妊孕能温存としては決して満足な治療とはならない現状がある。原疾患が寛解し不妊治療を開始できたとしてもがん治療専門医による精密検査は定期的に必ず行われるべきであり、妊孕性温存が不可能となるがんの進展がみられた際には原疾患の治療を優先させることを忘れてはならない。 一方本邦において、これまで若年がん患者に対する妊孕性温存療法の適応や治療法の選択などに関する議論が、生殖医療に携わる産婦人科医とがん治療に携わる腫瘍専門医や自己免疫疾患治療に携わる内科医の間で公式の場で検討されることはなかった。海外では2006年にドイツでFertiPROTEKTが、また2007年にはアメリカでOncofertility Consortiumなどのネットワークが構築され、国民に基礎的な知識を啓発し、治療を受けることができるネットワークシステムが構築されている。 以上より、若年がん患者に対する「がん・生殖医療」の普及と教育を志向して、特に本邦の若年がん患者のみならず専門の医師に提供できる仕組みを作ることで我が国の医療に貢献したいと考え、特定非営利活動法人日本がん・生殖医療研究会を立ち上げることと致しました。本法人では、若年がん患者に対する妊孕性温存療法のエビデンスを構築するためのネットワークを立案することによって、より効果的な治療法の開発ならびに普及を目指して参ります。 |
代表者役職 |
理事長
|
代表者氏名 |
鈴木 直
|
代表者氏名ふりがな |
すずき なお
|
代表者兼職 |
聖マリアンナ医科大学 産婦人科学 主任教授
|
主たる事業所の所在地 |
郵便番号 |
216-8512
|
都道府県 |
神奈川県
|
|
市区町村 |
川崎市
|
|
市区町村ふりがな |
かわさきし
|
|
詳細住所 |
宮前区菅生2-16-1 聖マリアンナ医科大学内
|
|
詳細住所ふりがな |
みやまえくすがお せいまりあんないかだいがくない
|
|
お問い合わせ用メールアドレス |
hrepro.k@gmail.com
|
|
電話番号
|
電話番号 |
045-620-7560
|
連絡先区分 |
事務所・勤務先
|
|
連絡可能時間 |
10時00分~17時00分
|
|
連絡可能曜日 |
月 火 水 木 金
|
|
備考 |
|
|
FAX番号 |
FAX番号 |
045-620-7563
|
連絡先区分 |
事務所・勤務先
|
|
連絡可能時間 |
10時00分~17時00分
|
|
連絡可能曜日 |
月 火 水 木 金
|
|
備考 |
|
|
従たる事業所の所在地 |
郵便番号 |
|
都道府県 |
|
|
市区町村 |
|
|
市区町村ふりがな |
|
|
詳細住所 |
|
|
詳細住所ふりがな |
|
|
URL |
団体ホームページ |
|
団体ブログ |
|
|
|
|
|
|
X(旧Twitter) |
|
|
代表者ホームページ(ブログ) |
|
|
寄付 |
|
|
ボランティア |
|
|
関連ページ |
|
|
閲覧書類 |
|
|
設立年月日 |
2012年11月3日
|
|
法人格取得年月日(法人設立登記年月日) |
2013年4月16日
|
|
活動地域 |
全国
|
|
中心となる活動地域(県) |
神奈川県
|
|
最新決算総額 |
500万円~1,000万円未満
|
|
役員数・職員数合計 |
31名
|
|
所轄官庁 |
川崎市
|
|
所轄官庁局課名 |
川崎市市民文化局コミュニティ推進部市民活動推進課
|
|
活動分野 |
主たる活動分野 |
|
|
|
学術研究(医学、歯学、薬学)
|
|
設立以来の主な活動実績 |
第1回 日本がん・生殖医療研究会 特定非営利活動法人 日本がん・生殖医療研究会 (JSFP) 設立総会
日時:2012年11月3日(土・祝)10:00-17:00場所:聖マリアンナ医科大学 教育棟5F 会議室1,2 第2回 日本がん・生殖医療研究会 日時:2013年1月26日(土)10:00-18:00 場所:TKP 東京駅前会議室 カンファレスルーム1 がんと生殖に関するシンポジウム2013ー妊孕性温存の診療を考えるー 日時:2013年4月21日(日)10:00-17:30 場所:⼤⼿町ファーストスクエアカンファレンス がんと生殖に関するシンポジウム2014ー血液疾患患者さんの妊孕性温存対策のこれからを考えるー 日時:2014年2月2日(日)10:00-16:25 場所:ベルサール飯田橋駅前ホールA・B がんと生殖に関するシンポジウム2015〜小児・若年がん患者さんの妊孕性温存について考える〜 日 時:2015年2月8日(日)9:00-16:05 場 所:ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター(グランフロント大阪 北館B2) がんと生殖に関するシンポジウム2016〜男性がんと生殖機能の温存を考える〜 日 時:2016年2月7日(日)8:55-17:00 場 所:都市センターホテル(3F コスモスホール) がんと生殖に関するシンポジウム2017 乳がん患者の妊娠・出産 ーエビデンスから実践へー 日 時:2017年3月5日(日)8:55〜17:00 場 所:サンケイプラザ4Fホール がん・生殖医療導入に向けた精神的サポート体制構築を検討する 2014年11月30日(日)10:00~16:00 東京慈恵会医科大学 大学1号館(U-1棟) 第2回がん患者妊孕性支援スキルアップセミナー2016年10月8日(土)13:00—17:00 上智大学 四谷キャンパス 2号館4階414 |
|
団体の目的
|
この法人は、市民、医療利用者、医療関係者、及び医療関係機関に対して、がん・生殖医療に関する調査と研究、医療情報の普及と啓発、及び医療関係者を対象とした教育に係る事業を行うことで、医療機能の向上に寄与し、市民により質の高い医療が提供され、市民の健康増進を図ることを目的とする。
|
|
団体の活動・業務
|
次に掲げる種類の特定非営利活動を行う。
(1)保健、医療又は福祉の増進を図る活動 (2)社会教育の推進を図る活動 (3)科学技術の振興を図る活動 (4)学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動 次の事業を行う。 (1)特定非営利活動に係る事業 ①がん・生殖医療に関する調査・研究に係る事業 ②がん・生殖医療に関する医療情報の普及・啓発に係る事業 ③医療関係者を対象としたがん・生殖医療に関する教育に係る事業 |
|
現在特に力を入れていること |
当学会はがん治療による妊孕性の低下・喪失が予想されるがんサバイバーに対する妊孕性温存療法の治療のみならず、啓発活動お呼び地域医療連携の確立に尽力してきた。これらの領域に引き続き尽力していく方針であるが、一方で妊孕性温存ができなかった、あるいはそれを選択しなかったために妊孕性を失ってしまった患者に対しての心理社会学的支援の一つとして、里親・養子縁組制度の啓発活動も始めている。これまでに3度にわたるアンケート調査を施行している。里親・養子縁組は社会的養護を必要とする子供のための制度であることは確かであるが、里親・養親の候補として登録される方の多くは不妊治療経験者である。そのような方の中にはがんサバイバーの方も含まれており、アンケート結果ではがんサバイバーの方はがん経験者であるあがゆえに、特別養子縁組に対して積極的になれないということが明らかになった。養子縁組の民間団体はがんサバイバーであるが故の差別は行わない、という結果が出ているにも関わらずである。これまでに医療者と里親・養子縁組制度に関わる児童相談所をはじめとする行政と民間のあっせん団体に間には連携らしい連携はほとんどなかった。なぜ、連携がないのか、どうのようにお互いの間にある障壁を取り除いて、社会的養護の必要な子供と妊孕性を喪失したがんサバイバーがお互いにとって幸福な家庭を築いていけるのかについて検索している。
|
|
今後の活動の方向性・ビジョン |
|
|
定期刊行物 |
|
|
団体の備考 |
|
|
助成金・補助金・物品等、他の組織から受けた支援の実績 |
平成27年度厚生労働科学研究費補助金(がん政策研究事業)若年乳がん患者のサバイバーシップ向上を志向した妊孕性温存に関する心理支援体制の構築(H26‐がん政策‐一般‐017)
平成27年度厚生労働科学研究費補助金(がん政策研究事業)若年乳がん患者のサバイバーシップ向上を志向した妊孕性温存に関する心理支援体制の構築(H26‐がん政策‐一般‐017) |
他のNPO・市民活動団体との協働、他の学協会との共同研究・協働の実績 |
がん・生殖医療導入に向けた精神的サポート体制構築を検討する 2014年11月30日(日)10:00~16:00 東京慈恵会医科大学 大学1号館(U-1棟)日本生殖心理カウンセリング学会(現・日本生殖心理学会)と共同開催
|
企業・団体との協働・共同研究の実績 |
|
行政との協働(委託事業など)の実績 |
|
最新決算総額 |
500万円~1,000万円未満
|
会計年度開始月 |
|
その他事業の有無 |
無
|
CANPAN標準書式で表示しています。
収支報告
| <収入の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | 2025年度(当年度)予算 | |
| 内訳 | 会費 |
|
|
|
| 寄付金 |
|
|
|
|
| 民間助成金 |
|
|
|
|
| 公的補助金 |
|
|
|
|
| 自主事業収入 |
|
|
|
|
| 委託事業収入 |
|
|
|
|
| その他収入 |
|
|
|
|
| 当期収入合計 |
|
|
|
|
| 前期繰越金 |
|
|
|
|
| <支出の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | 2025年度(当年度)予算 |
| 当期支出合計 |
|
|
|
| 内人件費 |
|
|
|
| 次期繰越金 |
|
|
|
| 備考 |
|
|
|
|
貸借対照表
| <資産の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | |
| 内訳 | 流動資産 |
|
|
| 固定資産 |
|
|
|
| 資産の部合計 |
|
|
|
| <負債の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | |
| 内訳 | 流動負債 |
|
|
| 固定負債 |
|
|
|
| 負債の部合計 |
|
|
|
| <正味財産の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | |
| 内訳 | 前期正味財産 |
|
|
| 当期正味財産増減額 |
|
|
|
| 当期正味財産合計 |
|
|
|
NPO法人会計基準書式で表示しています。
収支報告
| <収入の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | 2025年度(当年度)予算 | |
| 内訳 | 受取会費 |
|
|
|
| 受取寄附金 |
|
|
|
|
| 受取民間助成金 |
|
|
|
|
| 受取公的補助金 |
|
|
|
|
| 自主事業収入 |
|
|
|
|
| (うち介護事業収益) |
|
|
|
|
| 委託事業収入 |
|
|
|
|
| (うち公益受託収益) |
|
|
|
|
| その他収益 |
|
|
|
|
| 経常収益計 |
|
|
|
|
| <支出の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | 2025年度(当年度)予算 | |
| 内訳 | 事業費 |
|
|
|
| (うち人件費) |
|
|
|
|
| 管理費 |
|
|
|
|
| (うち人件費) |
|
|
|
|
| 経常費用計 |
|
|
|
|
| 当期経常増減額 |
|
|
|
|
| 経常外収益計 |
|
|
|
|
| 経常外費用計 |
|
|
|
|
| 経理区分振替額 |
|
|
|
|
| 当期正味財産増減額 |
|
|
|
|
| 前期繰越正味財産額 |
|
|
|
|
| 次期繰越正味財産額 |
|
|
|
|
| 備考 |
|
|
|
|
貸借対照表
| <資産の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | |
| 内訳 | 流動資産合計 |
|
|
| 固定資産合計 |
|
|
|
| 資産合計 |
|
|
|
| <負債及び正味財産の部> | 2023年度(前々年度)決算 | 2024年度(前年度)決算 | |
| 内訳 | 流動負債合計 |
|
|
| 固定負債合計 |
|
|
|
| 負債合計 |
|
|
|
| 正味財産合計 |
|
|
|
| 負債及び正味財産合計 |
|
|
|
意志決定機構 |
|
会員種別/会費/数 |
|
加盟団体 |
|
役員・職員内訳 |
役員数 | 事務局スタッフ数 | |
| 有給 | 常勤 |
|
|
| 非常勤 |
|
|
|
| 無給 | 常勤 |
|
|
| 非常勤 |
|
|
|
| 常勤職員数 |
|
||
| 役員数・職員数合計 |
31名
|
||
| イベント時などの臨時ボランティア数 |
|
||
報告者氏名 |
|
報告者役職 |
|
法人番号(法人マイナンバー) |
|
認定有無 |
認定なし
|
認定年月日 |
|
認定満了日 |
|
認定要件 |
|
準拠している会計基準 |
|
準拠している会計基準がその他の場合の会計基準名 |
|
監査の実施 |
未実施
|
監視・監督情報 |
|
定款・会則 |
|
最新役員名簿 |
|
パンフレット |
|
入会申込書 |
|
退会申込書 |
|
会員情報変更届 |
|
研究費・助成金申請書 |
|
その他事業に関する資料 |
|
決算・事業報告
| 決算報告書 (活動計算書/収支計算書) |
決算報告書(貸借対照表) | 決算報告書(財産目録) | 事業報告書 |
|
2024年度(前年度)
|
|||
|
|
|
|
|
|
2023年度(前々年度)
|
|||
|
|
|
|
|
|
2022年度(前々々年度)
|
|||
|
|
|
|
|
|
2021年度
|
|||
|
|
|
|
|
|
2020年度
|
|||
|
|
|
|
|
予算・事業計画
| 予算書類 | 事業計画書 |
|
2025年度(当年度)
|
|
|
|
|
|
2024年度(前年度)
|
|
|
|
|
|
2023年度(前々年度)
|
|
|
|
|
|
2022年度(前々々年度)
|
|
|
|
|
|
2021年度
|
|
|
|
|
PDFをご覧になるには、Adobe社の Adobe Reader が必要です。Adobe社のサイトより無償でダウンロードできます。
Adobe Reader のダウンロードはこちら















過去5年分を表示する
過去5年分の内訳を表示する