〇設立経緯
　2016年に児童福祉法が改正され、子どもが権利の主体であることが明記された。その法改正の理念を具現化する形で「新しい養育ビジョン」が取りまとめられ、今後の児童福祉のあり方、特に社会的養護のあり方を大きく変えるものとなっている。特に社会的養護の下で生活をする子どもへキンシップ・ケアや里親といったパーマンネントな家庭環境を提供することは非常に重要である。同時に、その変革は決して容易なものではなく、様々な理解や支援の下でようやくなされるものである。同時に、現在権利を護られるべき子どもが現に在籍する施設への支援も必須であり、また専門高度化して子どもにあった支援を行われる必要がある。それゆえ子どもの権利を護るためには、より家庭に近い環境へ委託・措置を移行するプロセスと、専門的なケアが必要な子どもへのサービスの高度化という、両輪のプロセスが必要である。それをなすには一法人や機関・施設だけでは非常に難しく、そのプロセスを共にするガイドが必要だと考え、当法人はその導となるべく設立された。

〇これまでの主な活動
2018年12月に設立。
これまで、以下のことに関わっている。
里親支援機関（フォスタリング・エージェンシー）の研修事業や普及・啓発セミナー
フォスタリング・チェンジ・プログラム（思春期版）の翻訳　－里親の養育テキスト
全国の社会的養護施設4か所の多機能化・機能転換の支援　など

〇代表者略歴
児童養護施設にて心理療法担当職員・家庭支援専門相談員・児童指導員・副施設長として勤務
トロント・カナダ Children's Aid Society /Pape Adolescent resourse centre　インターン
こども教育宝仙大学　常勤講師　社会的養護・実習担当等
現在　一般社団法人無憂樹　代表理事
白百合女子大学非常勤講師　福祉心理学

里親支援機関（フォスタリング・エージェンシー）の研修事業や普及・啓発セミナー開催
フォスタリング・チェンジ・プログラム（思春期版）の翻訳　－里親の養育テキスト作成
全国の社会的養護施設の多機能化高度専門化・機能転換の支援　など
虐待防止・予防に関するセミナー開催

我々は、児童福祉法の精神に基づき、子どもが権利の主体であり、最善の利益が優先して考慮される社会の実現を目指します。
そして、全ての子どもが温かい家庭で養育される社会、子どもが子どもらしく生きられる社会の実現に取り組みます。

そのために、パーマネンシーの考え方から家庭養育優先の理念にのっとり、そのためのプロセスを促進させるよう努めます。
同時に、代替養育の多機能化、高度専門化、家庭的養育への機能転換を支援し、充実した代替養育が提供されるようサポートしていきます。

具体的には、里親や里親支援機関への研修や相談支援活動や、代替養育施設への研修やコンサルティング・サービスを行い、そのサービスの質の向上を支援します。また、広報啓発活動を行い、広く社会に呼びかけ、連携して取り組みます。

特にありません。

実績なし

無