自分でダンベルサークルを主催している介護予防普及リーダー32名が「ダンベル体操を通して自分の健康を取り戻した喜びを地域の人たちに伝えたい」と町全体の介護予防推進というテーマでネットワークを組み普及啓発活動を行っています。私たちの団体は、会員それぞれが自分のサークルを運営しているだけでなく、“住民組織で自主的な運動サークルを作っていけるように支援する”という総合的な普及活動を行っているという独自性をもって活動しています。
　つまり、日常はメンバーそれぞれが週1回、地域でダンベル体操を軸にした運動教室を運営し体操指導しており、この経験を活かして“地域の住民組織で運営する介護予防サークル”の普及啓発を行う目的で「わくわく元気応援クラブ」を設立しました。
　ダンベル体操の普及啓発のための「ダンベル体操体験出前講座」を行い、講師役として体操の手軽さと効果について指導を行っています。また、新たに地域で自主サークルを作りたいという人たちが10人程度集まれば「ダンベルサークル立上げ支援事業」として週1回4週間連続で2名のリーダーが指導にあたります。
　新たなサークルが楽しく地域の自主サークルとして立上げできるように、ダンベル体操だけでなく、レクリエーション、バランス運動、骨盤体操、リズム体操、ボール運動など飽きずに運動教室を展開できるように指導します。4回の講座終了後も、フォローアップでサークルを訪問しダンベル体操のポーズを確認したり、サークル運営者の心理的なサポートを行ったりして、地域に新たなサークルが根付くまで支援します。新たにサークル代表者となった仲間については、先輩として指導支援を継続的に行い、サークルどうしの交流も図っていきます。
　正式に団体として発足したのは平成20年4月1日ですが、平成18年4月からこのような活動を開始しており、町内には30箇所のサークルが結成し、サークルに所属している町民は650名を超えています。（Ｈ20.7.20現在)
　さらに、介護予防普及リーダーとしての資質向上と情報交換も重視し、自分たちのスキルアップ研修も定期的に行なっています。運動教室の組み立て方や、各運動の指導方法を学んだり、コミュニケーションや、レクリエーション、リズム体操など楽しくサークルを運営していくためのエッセンスも学んでいます。
　講師役をした人は必ず報告書を提出し、全体会議では、出前講座を担当した反省を報告し、経験の共有化を図るなどの団体としてのルールに基づいた活動をしています。

会長

おおぬま ひろこ