昭和36年11月28日付第1種福祉事業として精神薄弱施設として設立されたが、昭和44年に諸般の事情により施設を閉鎖をする。その後社会福祉情勢の変化及び地域の要望により特別養護老人ホームとして事業再開することとなり、昭和6３年９月１９日付で第1種社会福祉事業　特別養護老人ホーム「マザー・ベル」の設置認可を受けた。さらに、平成5年12月3日付第2種社会福祉事業の認可を受け現在に至る。また、代表者である鈴木丈史理事長は日本カトリック老人施設協会の会長職を務めている。

社会福祉法人美山聖母の苑　特別養護老人ホーム「マザー・ベル」は、福祉サービスを必要とする方々が、心身ともに健やかに育成され、社会、経済、文化その他のあらゆる分野の活動に参加する機会を与えられるとともに、その環境、年齢及び心身の状況に応じ地域において必要な福祉サービスを総合的に提供されるように援助することを目的に社会福祉事業を行っています。

社会福祉法人美山聖母の苑　特別養護老人ホーム「マザー・ベル」は、カトリックの精神にもとづき、社会福祉事業を進めてまいりました。この間、なによりも大切にしてきたのが、「心」でした。人生80年代、かって私たちが経験したことのない高齢化社会と少子化社会にある中で、諸々の問題が声高に語られています。しかし、私どもは、「心」も問題ととらえるのなら、決して新しいことではないと考えます。近代の技術革新は、たしかに豊かで便利な暮らしをもたらしてくれました。しかし、そこには「心」がそこにはなければ、ほんとうに、満ち足りた生活はありえません。私どもはいつの世も変わらない人の「心」を何よりも大切にし、皆様への福祉サービスを実り多いものとするべき努力をして参ります。

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