社会福祉法人愛育会は、平成4年3月7日に法人設立認可され、平成5年4月1日から、特別養護老人ホームセピアの園（長期）、特別養護老人ホームセピアの園（短期）、セピアの園京田辺市在宅介護支援センター、同年10月1日からセピアの園京田辺市デイサービスセンターが事業を開始し、現在に至っています。
（各事業所活動の主な実績）
1　特別養護老人ホーム（長期入所定員50名）1.平成22年4月～胃ろう造設者を最大4名で受入れる（京田辺市内の施設では最多）2.平成23年4月～看取りを本格的に実施、例年3～4人あり、ご家族によっては当施設で葬儀を実施されることもある。3.平成23年8月身体拘束を廃止。半年にわたって職員間で話し合い、身体拘束は入所者の人格、尊厳を侵すことになり大原則として今後、これを行わないことを決定。
2　特別養護老人ホーム（短期入所定員20名）事業開始当初は、職員体制上、入所者を10人未満と制限していたが平成23年度から定員20名で運営。
3　デイサービスセンター（定員20人→30人）1.事業開始当初は定員20名でしたが、地域の要望、経営面から考えて、平成23年度からは定員を30名に拡大。2.ボランディアを招く。日課として、季節に応じた行事、お誕生日会、買物外出、喫茶外出、レクリエーション、工作等行っているが、平成24年度から地域で活躍中のボランティアさんを月7～8回招いてご利用者に満足していただいている。
（設立の経緯）
〇医療法人芳松会田辺病院の本方安雄院長が、戦中・戦後長い間苦労され、日本の戦後復興の為に尽力されてきた高齢者の方が介護療養病棟に入院を希望されるが、いつも満室でいつ入院できるか分からない、沢山の方に待ってもらっている、と現状を見かねて、何とかしたいと思われ、社会福祉法人の設立を決断された。
　経過は下記のとおり
　　Ｈ2.6.18　　地元田辺町と特別養護老人ホームの設置について協議
　　Ｈ4.3.7　　 法人設立認可
　　Ｈ4.3.19　　工事着工
　　Ｈ5.1.25　　工事完成
　　建　物　　鉄筋コンクリート造、4階建、敷地1.593㎡
　　定　員　　特別養護老人ホーム（長期）50人　（短期）20人
　　　　　　　デイサービスセンター　20人
　　工事費　　8億8,500万円
〇セピアと言いますと、いわゆるセピア色を連想される方が多いと思われますが、当施設名称のセピアの園のセピアというのは、そのような意味合いよりも、長い間社会の為に尽くされてきた高齢者の方が、その尊厳を保持して安心して楽しく健康で明るく生活していただける施設であり続けたい、という熱い思いをこめて法人設立発起人の本方安雄氏が、ギリシャ語のセニア（老人）とピュア（村）を合わせて命名された合成語です。
〇代表者の略歴
　　社会福祉法人愛育会　理事長　小川純達（昭和31年4月29日生60歳）
　　　昭和61年3月　　国立台湾大学（医学部）卒業
　　　昭和62年4月　　京都大学医学部内科　研修生
　　　昭和63年4月　　医療法人芳松会　田辺病院内科　勤務
　　　平成4年3月　　　社会福祉法人愛育会　法人設立認可
　　　　　　　　　　　理事長に就任、現在に至る
　　　平成24年4月　　 田辺病院院長に就任
　　　平成26年12月　 医療法人芳松会理事長に就任

当法人には、4事業所があり、次のとおり活動しています。
〇特別養護老人ホーム（長期入所）
1.入所者処遇
（1）生活援助
　　　コミュニケーションを大切にし、入所者個々の状態に即した処遇計画を立て適切な介護に努めています。
（2）日課
　　　入所者の生活リズムを維持するため、日課を定め、共同生活としての一定の秩序と相互の親睦、強調が図れるよう努める。また、外出の機会を多様化するとともに、四季それぞれに応じた行事などを実施し、豊かで変化のある生活を目指しています。
（3）給食
　　　平成26年度から給食業者に委託。入所者の心身の状況に応じて栄養管理を行うとともに受託業者のノウハウを生かして出前寿司、ソフト食や選択メニューの実施等、変化に富んだ献立・調理を行い、入所者の意向に沿って、楽しい豊かな食生活の実現に努めています。
（4）健康管理
　　　入所者の健康状態の把握に努め、施設内医務室での観察・処置を行うとともに、隣接する田辺病院と提携し、適切な処置がとられるよう万全を期しています。感染対策委員会の機能を強化し、ノロウイルスやインフルエンザの感染予防に努めています。
（5）相談・援助
　　　入所者又はその家族に対し、相談・助言を行うとともに、市町村、関係機関、事業所との連携を密にして適切な援助を行っています。
〇特別養護老人ホーム（短期入所）
1　利用者が可能な限り居宅において、その能力に応じ自立した日常生活が送れるよう、日常生活上の援助をし、利用者の心身機能の維持及び家族の心身的・精神的負担の軽減を図っています。
2　特養の併設事業として、特養入所者の処遇と一体化し、利用者個々の状態に即した日常生活上の介護・援助の万全を期するとともに、定員20人の受入に努めています。
〇デイサービスセンター
1.事業目的
　　在宅の要介護者に対し、通所による各種のサービスを提供することにより、生活の助長、社会的孤立感の解消、心身機能の維持向上等を図るとともに、その家族の身体的、精神的は負担の軽減を図っています。
2.利用者処遇
　　利用者が可能な限り居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活ができるよう援助を行っています。
（1）利用者個々の処遇計画を立て、機能訓練と必要な日常生活上の介護に努め、介護者とデイサービスセンターの連携を密にし、在宅ケアを援助しながら定員30人の受入に努めています。
（2）利用者がデイサービスセンター内で安心して、充実して過ごせるよう、日課、行事等の工夫に努めています。
3.その他
　　各種実習の受入とボランティアの参加を促進しています。
〇在宅介護支援センター
1.事業目的
　　在宅の要介護老人・介護者に対し、在宅生活に関する相談に応じ、各種サービスの受給に対する援助を行うとともに、行政機関、地域、サービス提供機関との連携に努めています。
2.事業内容
（1）居宅介護支援事業
　　ア　市町村との委託契約に基づき、介護認定にかかる訪問調査を行うとともに、要介護者の依頼に基づき居宅サービス計画を作成しています。
　　イ　利用者の心身の状況、環境等に応じて、利用者の選択に基づく適切な保健・医療・福祉サービスが、総合的かつ効率的に提供されるよう配慮しています。

モットーの真心サービスと親切な対応を推進するため
〇「サービス向上3ヵ年計画」をたてサービスの向上を図る。
〇事業開始後23年経ち、施設・設備が老朽化してきているので「施設・設備総合３ヵ年計画」の作成を仕上げ、ハード面の整備を推進する。

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